いつかオーロラを見る日のために。

2012年08月03日 category:ノルウェー特集


Aurora Borealis / zhengxu

生きているうちに一度は見てみたい景色のひとつに、「オーロラ」があります。

それは自然の成せる業とは到底思えない、ファンタジックな発光現象です。北欧では、死者と生者の架け橋という伝説もありますが、オーロラが光るしくみは至って科学的。太陽から放たれた荷電粒子が、大気中にある酸素や窒素の粒子と衝突して起こる現象です。

磁場の影響を受けるオーロラは、地球の両極を中心として「観測しやすい場所」というものがあります。ドーナツ状になったこの地帯は「オーロラオーバル」と呼ばれていて、北極側ではカナダやアラスカ、北欧などが含まれます。ノルウェーでは「トロムソ」や「ノールカップ」「アルタ」「ロフォーテン諸島」「キルケネス」などの地域です。

中でも「トロムソ」は、おすすめの観測場所。ここはノルウェー北部最大の都市で、通称「北のパリ」と呼ばれるほど洗練された街です。シーフードが美味しいのはもちろんのこと、大学や各研究機関が集まる学術都市で、美術館やギャラリー、ノルウェー最古の映画館(現役!)などの見所も満載です。

しかしながら、オーロラは自然現象なので旅行中に絶対観測できるとは限りません。海が近い北欧は天候が安定しないこともあり、アラスカやカナダ(イエローナイフ)に比べると観測成功率が低いという難点もあります。とはいえ、観光面での充実度は群を抜いているので、大らかな気持ちでオーロラを待てる場所ともいえます。

メキシコ湾暖流の影響で、冬でも比較的過ごしやすいといわれるノルウェー。長年の夢を叶えるなら、観測に適した9月~3月に長期で滞在してみませんか?

オーロラの街「トロムソ」をもっと知りたい!

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