パリ18区のアフリカ街

2013年11月13日 category:パリ特集 | 世界の街から

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今回は、フランス在住の近藤陽子さんのレポートより、パリのアフリカ街をご紹介します。

パリは、各国からの移民が多い街です。パリを上空から見ると、ちょうど東側一帯に移民街が広がっています。移民街は、3区にはユダヤ人街、10区はインド人・パキスタン人街、13区はアジア人街・・・といった具合に、区ごとに特徴があるものの、明確に区切られているわけではなく、パリの街に溶け込んでいます。

今回、近藤さんにご紹介頂いたアフリカ人街は、アラブ人街と共に18区に位置しています。そこは、パリということを一瞬忘れてしまうほどに、アフリカの香りが漂う街。写真の鮮やかな黄色は何だかご存知ですか?これは「アロコ」というアフリカの食べ物です。バナーヌ・プランタンと呼ばれる、甘さの少ない調理用のバナナを使って、バームオイルで揚げた(炒めた)名物なんだそうです。

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近藤さんは、フランスでアフリカ・カカオのフェアトレード活動に従事されていることもあり、アフリカ文化の中でも、やはり「食文化」に一番惹かれるとのこと。コートジボワール在住時によく食べていたという「アチェケ」という食材(キャッツサバの粉を蒸したもの)も、このアフリカ人街で見つけたそうです。これは現地と同じような雰囲気で、ビニール袋に入れて店頭に並んでいるそうです。

アフリカ街の場所は、18区のMétro4番線Château Rouge Poulet通り、Doudeauville通りの周辺です。ありきたりの観光地に飽きたら、パリに居ながら各国文化が味わえる移民街めぐりをご検討されるのも、面白いかもしれません。

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