日本人は言わずと知れた温泉大国。温泉宿だけでも3000軒を超えているのだとか。私たち日本人は温泉が大好きですよね。温泉の楽しみは、お湯に浸かって日頃の疲れを癒すだけでなく、その土地の歴史や風土に触れ、旅情をかきたてられることもあるでしょう。では世界では?どんな温泉があるの?調べてみたら、絶景あり、歴史あり、はてまた変わり種あり!温泉好きの方、行ってみたい温泉が増えるかもしれませんよ。写真メインでお届けします!
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1. 綿の城と呼ばれる白とブルーの石灰棚が広がる絶景と古代都市遺跡
Pamukkale-Hierapolis ヒエラポリス・パムッカレ 〜トルコ〜
息をのむ美しさ!「綿の城」と呼ばれるパムッカレは、昔この辺り一帯が、良質の綿花の生産地だったことが名前の由来だとか。炭酸カルシウムを含んだ温泉が山肌を流れ落ち、長い年月をかけて沈積し、石灰棚を創り出しています。
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現在は景観保護のため入浴は禁止されていますが、一部、足を浸して温泉を楽しむことができる棚田があるようです。
Wikimedia Commons, the free media repository | Pamukkale 037 / myhsu |
パムッカレのすぐ上にあるヒエラポリス遺跡。紀元前190年のペルガモン王国が、ローマ帝国に征服され、温泉保養地として栄えたということですが、度重なる地震により破壊。1354年の大地震で完全に廃墟となりました。栄華を極めた時代の円形劇場やローマ式の浴場が残っています。
ヒエラポリスとパムカッレは世界遺産(複合遺産)として1988年に登録されました。
CC0 Creative Commons
パムッカレ・テルメルの温泉プール
ローマ時代の遺跡がプールの底に沈んでいます。ローマ皇帝もパムッカレの絶景を見ながら温泉に浸かったのでしょうか。この温泉に浸かると、テルマエロマエの世界にもどっぷり浸れますよ〜。
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2. 世界一広いの露天風呂は、氷と炎の国にある。
Blue Lagoon ブルーラグーン 〜アイスランド〜
Bláa Lónið, Iceland. / Raf Marciano
アイスランドは氷河と火山の国。ユニークな温泉も数々あります。ブルーラグーンは、噴出した温泉ではなく、隣にある地熱発電所の副産物として作られた潟湖です。露天風呂としては世界最大。競技用プール4個分の広さなのだとか。首都レイキャビックから40分、空港からも25分の近さということです。白濁した泥は皮膚病治癒に効果があるということで、訪れた人はみんな顔に体にパック!特に乾癬治療に於いては、専門の施設が併設されています。
The Blue Lagoon Landscape / Numinosity (Gary J Wood) | Bláa Lónið, Reykjanesskagi / Vesna Middelkoop |
◯ブルーラグーン乾癬治療はこちら
→ BLUE LAGOON ICELAND (英語ページ Google翻訳をご利用ください。)
◯アイスランドの温泉情報はこちら
→アイスランドのユニークな温泉トップ5
3. 2000年の歴史ある温泉大国ハンガリーから、豪華で美しい宮殿温泉二つ
① Gellért Gyógyfürdő ゲッレールト温泉
ハンガリーには古来より源泉から湧き出る温水を用いた温泉文化が根付いています
東欧ハンガリーは、世界屈指の温泉大国。なんとその歴史は古く、古代ローマから温泉文化が根付いているそうです。日本同様、ハンガリーの人たちも温泉が大好きで、日常的に、また社交の場としても使われています。首都ブタベストから豪華で美しい温泉を二つご紹介します。
出典:http://www.gellertfurdo.hu/
創業100年を超えるゲッレールトホテルは、アールヌーボー様式で建設されました。モザイクタイルで装飾された美しい浴場の他、サウナ、プール、屋外プールもあります。ゲッレールトの丘から湧き出る熱水が利用され、療養サービスも行われています。
夜になると建物はライトアップされ、ひときわ美しいですね。ホテルに宿泊する際は、ドナウ川の眺望も楽しめるダヌビウスクラス以上でご予約することをお勧めします。
Wikipedia |
◯ゲッレールト温泉→http://www.gellertfurdo.hu/
② Széchenyi gyógyfürdő セーチェニ温泉
こちらも100年を超える老舗の温泉施設。バロック様式で建てられた豪華なイエロー御殿です。広大な敷地内には、露天風呂が3か所、屋内風呂が15か所あり、水着のレンタルもあるそうです。半身浴のおじさま方が、チェスに興じておられる光景は、セーニチェ温泉の名物となっています。ライトアップされた屋外プールも美しいですね。
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Wikipedia |
◯セーチェニ温泉→http://www.szechenyifurdo.hu/
4.徹底的に温泉を追求し続けた古代ローマ人はイギリスにもすごい施設を造っていた!
Roman Baths ローマン・バス 〜イギリス/バース〜
こちらはイギリスを代表する観光地となっている古代ローマ人が造った温泉施設。泉が発見されたのは紀元前836年。最初に神殿を建てたのはケルト人ということですが、ローマ人が侵攻した後、建物を活用。300年をかけて徐々に風呂設備を築き上げたということです。驚くべきは、なんとこの時代から温泉を隈なく施設内に循環させるシステムが整っていて、3つのプールの他、スチームバス、マッサージルーム、床暖房に加え、娯楽室、商談ルームまで設備されていたというのです。水質の安全性の問題で、現在では入浴できず、年間100万人を超える観光客が訪れるローマン・バス博物館となっています。
Roman Baths – Bath-2 / PapaPiper
Bath – The Roman Baths / srboisvert
◯ローマン・バス博物館→www.romanbaths.co.uk
Thermae-Bath-Spa サーメ・バース・スパ
ローマン・バスは1978年に閉鎖されましたが、2006年に待望の新しい温泉施設ができました。
17世紀に王侯貴族に人気だった温泉施設をモダンにリメイクしたクロスバス、50種類を超えるアロマトリートメント、温泉の中で行うマッサージ“ワツ”と呼ばれるプログラムが人気です。
Thermae はラテン語読みだとテルマエ、英語読みがサーメなんですって。屋外プールからは、世界遺産バースの街並みが一望できるそうですよ。
クロスバス | 出典:https://www.thermaebathspa.com/ |
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◯サーメ・バース・スパ→https://www.thermaebathspa.com/
5. 自分で掘ると格別!?
日本同様、ニュージーランドもまた火山地帯に位置する温泉大国なんです。
温泉の多くは火山活動が盛んな北島に多く見られ、特に大地熱地帯のロトルアは有名です。19世紀にヨーロッパ人が入植するとロトルアは温泉観光地として開発が進み、政府公営の浴場や療養所も作られました。現在もポリネシアン・スパ、ヘルズ・ゲート、ワイキテバレーといった施設があり、人気を集めています。
引用:地球の歩き方「ニュージーランドの歩き方」
その中でもちょっと変わった温泉がこちら。
Hot Water Beach ホットウォータービーチ 〜ニュージーランド〜
地熱で暖められた温泉が、地表の砂を通して沸き上がってきます。タイミングは干潮前後2時間。砂浜を掘って、自分専用の温泉を作るのです。楽しそう〜♪ シャベルはビーチのカフェでレンタルできるそう。ニュージーランドは、これから夏!家族や友達と大いに楽しめそうです。
(※引き潮が強いので海水浴には注意が必要とのこと)
flickr:Takver
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◯ニュージーランドの温泉情報はこちら
→地球の歩き方「ニュージーランドの温泉でほっこりタイム」
6. 極めつきの変わり種!自然と一体となる神秘的な温泉
Mystic Hotsprings ミスティック ホットスプリングス
〜アメリカ・ユタ州 モンローの温泉〜
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写真をご覧いただければ、究極の露天風呂とお分りいただけると思います。さすがアメリカですね、
ワイルドです!! どこにあるのか調べましたら、ユタ州のモンローという町の外れ。ソルトレイクシティから150マイル(約240km)、ラスベガスから260マイル(約420km)の距離にあり、位置的にはグランドキャニオンの北側ということです。
ここにあるバスタブに浸かって見るサンライズ&サンセットは格別の絶景、ダイナミックに地球を感じること間違い無いはず。
ただし移動手段は車しかありません。日帰りも可能なキャンプ場ということですが、テントがなくても、サイケデリックな装飾のバスに宿泊することができるようです。ラブ&ピースなヒッピー全盛期を彷彿とさせる滞在となるでしょう。
https://fareharbor.com/mystichotsprings/items/40668/ |
◯ミスティック・ホットスプリングス公式→http://www.mystichotsprings.com/
▪️ミスティック・ホットスプリングスに関して詳しい情報
◯TVチャンピオン日帰り温泉女王春山ゆかりさんのサイト
「極楽温泉を探して heavenly-spring.com」」
◯ぽこけんさんのサイト
http://pocoken.com/?p=12936
いかがでしたか?温泉いろいろテルマエ特集。いくつご存知だったでしょうか?
今回、調べながら古代ローマ人のお風呂好きとその執着に驚かされました。改めてローマ帝国の侵攻勢力と繁栄は、強大だったことを思い知らされました。入浴の習慣が心身ともに疲労や傷を癒すことを知っていたのですね。こんなにお風呂好きだったのに、現代のイタリアにはバスタブに入る習慣がないそうですよ。どこでお風呂文化は、衰退したのでしょうか。
温泉好きの温泉大国は日本だけじゃない。世界中で温泉は愛されている!どこか日本以外の温泉に出かけてみませんか?
投稿絶景・歴史・神秘的【世界のテルマエ(風呂)いろいろ】は海外旅行保険 の最初に登場しました。