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中国・北京最新レポート!【夏休み海外旅行特集】

2018年06月17日 category:アジア | 北京、観光、中国IT化、中国キャッシュレス | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE | 特集一覧

発展目覚ましい中国。ちょっとの間にインフラがどんどん変わっている!ということで、TRAVEL-MODE 編集長が北京をレポートします。思った以上のIT化、何がどう変わったの?何か準備して行くものはある? 情報規制も気になる!などなど、中国へご旅行する前にチェックしていただきたい旅行情報を写真満載でお届けいたします。


画像:©︎TRAVEL-MODE 「天安門」

※天安門は2018.6.15〜改修工事が始まり、2019年4月まで城桜内の一般開放が中止されます。
完成は2019年5月を予定(2018.6.17 産経新聞より)

 

★★★

 

先日、休暇を利用して北京へ行って来ました。約10年ぶりの中国本土。
以前行ったのは上海でしたが、衛生面(シャワーの水が臭う・紙が流せないトイレが多いなど)・マナー面(並ばずに早い物勝ちの事がほとんど)などであまり良い思い出が無く><

今回もドキドキしながら向かったのですが、中国の発展は凄まじかったです!

 

トイレ事情 ホテル・百貨店○、公衆トイレ△

ホテルや百貨店のトイレは日本とほぼ変わらず、紙も設置していて綺麗でしたが、街にある公衆トイレも綺麗で無料でした。紙は置いていない所が殆どですが、水圧もしっかりしていて水洗にそのまま紙を流す仕様になっていました。(場所によっては水圧が足りず、まだゴミ箱へ入れるところもあるそうです)また、どんなシチュエーションでもきちんと並ぶことが多く、トイレはフォーク並びをしていました。

 

進むキャッシュレス化 現金使えないかも

しかし、今回の旅で1番驚いたのは、モバイル大国に変化していたことです。

百貨店などの大きな店はもちろんのこと、胡同(昔ながらの家が並ぶ路地・横丁)にある地元の人が買い物をする小さな商店や露店までも、中国人の支払いはみんなモバイル決済でキャッシュレスです。店頭に置いている支付宝(アリペイ)微信支付(ウィーチャットペイ)のQRコードをスキャンして、支払い完了の画面を店員さんへ見せればOK。

現金を使用しているのは、旅行者だけなのでは?と感じるほどの普及率に驚きました。

路地裏の食堂では、現金で支払う客が殆ど来ないのか支払い時に出した紙幣をとても念入りに調べられ、元々、偽札が多かったためにキャッシュレス化が進んだ背景があることを改めて感じました。

 

タクシーもアプリ 便利とはいえ・・・

また、タクシー手配もモバイルアプリです。
個人の利用者をはじめ、ホテルマンもアプリを使っており、タクシーをお願いするとスマホ操作で毎回手配してくれました。私も試しにアプリを入れてみると、目的地までの所要時間や目安の料金
・近くのタクシーの状況などが一目で分かるので、とても便利なのですが中国語が話せない為、見ることは出来ても利用は出来ませんでした。(日本の電話番号でも利用できるそうですが、ドライバーから電話がかかって来ても中国語が話せないので^^;英語は全く通じない事が殆どなので、片言でも中国語が話せると便利なのです)

と言うことで、アプリを使いこなす人にとってはかなり便利になったタクシー事情ですが、使えない私は逆に非常に不便でした。今も、手を水平に挙げて停めるスタイルは有効ですが、都心部で乗車できる確率は限りなく低いです。ですので、近くのホテルやショッピングモールのタクシー乗り場を利用するのが、お勧めです。もしくは、利用した店の方に手配をお願いするかです。私は今回の旅で、どれも近くに見当たらず、大通りでひたすら手を出していたら、親切な現地の家族がアプリで手配してくれたことがありました。感謝感謝!

画像:©︎TRAVEL-MODE 「タクシーがつかまらなかった大通り


ネット規制回避の方法

そんなモバイル大国の中国ですが、政府によるネット規制のため、中国国内のWifiなどに繋げても、GoogleYahooFacebookLineTwitterYoutubeなど日本で普段使っているサイトの利用が全くできません。

しかし、中国本土で政府の規制を回避できるレンタルWifiを利用すれば、日本にいる時と同じ用にインターネットを利用することが出来ます

レンタル会社によってシステムの種類がいくつかあるようですが、それぞれ中国用のプランの設定があると思います。私もこれまでの海外旅行では、レンタルWifiの利用はしなかったのですが、今回はさすがに申込みをしました。

余談:レンタルWifiを持って行くと、Google mapは使用出来ますが、ストリートビューは情報が入っておらず見ることが出来ないので、私は中国版Googleマップの存在アプリ「百度地图(百度地図)」をダウンロードして行きました。中国語仕様ですが、ネットで使い方の情報などが沢山出ていて、漢字文化なので使いやすいです。タクシーなどの料金の目安もわかるので便利でした。

 

やっぱり空気汚染が心配

画像:©︎TRAVEL-MODE 「重度汚染の北京」


行く前のネガティブな想像が一気になくなり、行く前よりも好きになった中国!
しかし、残念なことも1つ^^;北京は地形柄もあり、空気の良くない日は日本では経験の無い程の大気汚染が発生します。そこは注意が必要です。特に春は重度汚染日があり、少し先のビルが蜃気楼状態T-Tそんな中でもタクシーは窓全開で走るので、車内マスクとメガネが必需品です。どちらかといえば、秋のシーズンの方が良いかもしれません。

画像:©︎TRAVEL-MODE 「重度汚染のアプリ画面」

 


観光・レストランおすすめ情報

 

万里の長城

北京市内から一番行きやすい万里の長城は、八達嶺長城です。
公共交通機関でも行きやすく有名なので、平日も大混雑なのが難点、そこでお勧めなのが、慕田峪長城です。路線バスでも2時間弱でアクセスできるそうですが、ドライバー付きのチャーターカーで1時間半程度。郊外の他の観光地にも寄ることができるので、お勧め。朝7時半に市内を出発したところ、人が少なくゆっくり見ることが出来ました。

画像:©︎TRAVEL-MODE 「慕田峪長城」

 

 

頤和園(いわえん)

風光明媚な中国屈指の名勝・頤和園は、かの西太后が贅を尽くし、愛してやまなかったと言われる庭園です。人工湖の周りにいくつもの離宮が配置され、そのスケール、敷地の広さは1〜2時間では廻りきれません。趣のある建造物やディテールに嗜好こらしたレリーフなど見応えもあり、時間に余裕があれば、見所も多い美しい庭園です。1998年に世界遺産に登録。北京からは地下鉄で行くことができますが、慕田峪長城へ車をチャーターするとセットになっていることが多いようです。

画像:©︎TRAVEL-MODE 「頤和園」

 

宮廷料理 厲家菜(レイカサイ)

中国清代の宮廷料理を伝えるレストランです。胡同にあり、入口は看板も無いただの家の様
羊房11号が目印です。中へ進むと四合院造りの落ち着いた雰囲気のお店になっていました。

 
画像:©︎TRAVEL-MODE 「羊房11号    画像:©︎TRAVEL-MODE 「レイカサイ外観

お料理は前菜から沢山の小さなお皿がどんどん並ぶスタイル。化学調味料を一切使わず、季節ごとにメニューが変わり、その季節の一番おいしいものを昔ながらの調理用方法・調理器具で手間暇かけて作られる料理は、すべて優しい上品な味の家庭料理です。

 
画像:©︎TRAVEL-MODE 「レイカサイ店内   画像:©︎TRAVEL-MODE 「レイカサイコース料理の一部

 


料理はコースだけ(
298元~2980元)、要予約のお店です。価格と共にメインの食材がグレードアップします。現地の方から、「味わっていただきたいのは298元のコースの北京家庭料理。世界中の著名人が訪れるこの店の本当の味は、この一番安いコースだと思います。」と進められたので、その言葉通りのコースにしました。コスパと感動が一番味わえるのでは?と思いました。銀座に支店もあるようです。

画像:©︎TRAVEL-MODE 「レイカサイコース料理の一部



北京ダック 
大董(ダードン)

北京ダックの名店でしられる「全聚徳」のシェフが1985年に創業。従来の伝統的な調理法に比べて、15%以上脂分を抑えたあっさりした北京ダックは、北京でも人気急上昇中のお店です。最初はなんと「ザラメをつけてお楽しみください。」とのことこれがビックリ!美味しい!口の中で甘く溶けていく感覚は初体験です。

画像:©︎TRAVEL-MODE 「ダードンの北京ダック

画像:©︎TRAVEL-MODE 「ザラメをつけて食べるダードンの北京ダック」

 

前門大街(ぜんもんだいがい)

路面電車が走る前門大街は、リノベーションが進み、北京の今昔を体験できるショッピングストリート。どこか懐かしいレトロな雰囲気で歩くだけでも楽しい。地下鉄「前門駅」は、北京ダックの有名店「大董(ダードン)」の最寄駅です。

画像:©︎TRAVEL-MODE 「前門大街


王府井 (ワンフーチン)

巨大デパートやレストランが立ち並ぶ北京随一の繁華街。故宮博物院、北京駅、外国人居留地区などからも近く、歩行者天国になっています。飲食店の露店が並ぶ東華門夜市や王府井小吃街、王府井民族文化街では、チープで面白い体験ができます。また、ルネッサンス・ローマ様式の王府井天主堂は、新婚カップルの記念撮影スポットとしても有名です。
皇帝の親族たちの邸宅を意味する王府、そこに井戸があったことから「王府井」と呼ばれるようになったと言います。地名由来の名残、マンホールが今でも残っているので、ショッピングの合間に探してみてくださいね。

画像:©︎TRAVEL-MODE 「王府井通り

胡同(フートン)

胡同は北京特有の路地・横丁のことで、故宮を中心に縦横碁盤の目のように張り巡らせた路地は、なんとその数7000通りとも言われています。庶民の日常生活の場所であると共に、数々の歴史の舞台でもあります。ここから多様な北京の文化が生まれたと言っても過言ではなく、北京の人たちは、この胡同に並々ならぬ愛情を感じているのだとか。
北京ともっと距離を縮めたい方には、庶民の暮らしぶりを肌で感じるディープな古民家巡りも楽しいですよ。

 
画像:©︎TRAVEL-MODE 「前門大街近くの胡同    画像:©︎TRAVEL-MODE 「前門大街近くの胡同

 

いかがでしたか?
注意することも多々ありますが、ショッピングにグルメに、そして新旧様々な表情を楽しめる北京のご旅行の際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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