今回は、ローマ在住のローマナビネットさんに
バロックの町ラグーザについて紹介していただきました!
シチリアはタオルミーナ、アグリジエント、パレルモなど観光地が
有名ですが、少し視点を変えてバロックの町を探訪するのも楽しいです。
ラグーザはラグーザ・お玉が住んでいた町だと思い込みしてました。
ラグーザはお玉の結婚相手の苗字でパレルモで暮らしてたんですね。
今回調べて分かりました。
ラグーザお玉は1882年からパレルモに暮らしていた日本で初めての
女性西洋画家です。(余談ですが)
ラグーザは1200年から中世都市の王国として繁栄しました。
1693年の巨大地震で壊滅的に破壊され5000人を超える犠牲者がでました。
大半の町の崩壊後に後期バロック建築の教会などが建造され
美しい街を残しています。
その後300年ほど町は眠ったかの様に変わっていません。
この地域一帯の教会は写真の様にドアを開け放しています
空気の入れ替えかしら?。
平日の午前中、ほとんど人が居ません。
観光地なのにお土産屋は見かけないし、レストランも無い。
もちろん観光客は誰もいない。
交通は不便だし、派手な名所もないから訪れないのかしら
….世界遺産なのに….
中世(1700年頃)の城下町
迷路の様な道は初心者には分かりにくいので、道を尋ねました。
「分かりにくいなぁ~」とつぶやいたら、「じゃ車で送ってあげる」と案内してくれました。
帰りもまごついてたら、元の道まで送ってくれました。市役所の方でした。
シチリアの田舎は親切な方が多いです。
1779年完成のコセンティーニ宮殿。バロック様式の貴族の宮殿
建物は宮殿らしくないけど、バルコニーの飾りがバロックを表現してます
日本の鬼瓦の様な魔除けかしら?
ズームアップしてみると可憐な子供たちの表情。
1693年の大地震で犠牲になった子供たちかしら?
約1時間の滞在では、駆け足すぎて….数泊してじっくり歩いてみたいなと思った町です。
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