ヴェネツィアの夜はオペラ鑑賞@イタリア

2014年11月12日 category:イタリア特集

今回は、ローマ在住のローマナビネットさんから、ヴェネツィアの劇場を紹介して頂きました。

ヴェネツィアの歌劇場フェニーチェ劇場
1792年、1836年,1996年に火災で全焼しました。
2003年に再建,イタリアで一番新しいオペラ劇場です。
ヴェネツィアでのオペラの歴史は古く、1630年よりオペラを開催してます
当時は劇場はなく貴族の邸宅で上演をしてました。
マルコポーロの家でオペラを上演した記録も残っています。
オペラは貴族たちの社交の場で、庶民は鑑賞できませんでした
フェニーチェ劇場は入場料さえ払えば、誰でも鑑賞できる初めての劇場になりました。
3度の大火に遭いながらも復活したのでフェニーチェ(不死鳥)と命名された劇場です。

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1837年のフェニーチェ劇場

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貴族の趣味から庶民にも開放された

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2003年、再建築されたフェニーチェ劇場はイタリア屈指のオペラ劇場に。

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私たちはモーツアルトのドン・ジョバンニのオペラを
半年前からロイヤルボックスの隣の席を予約しました。
次回はチャンスがあったらロイヤルボックスから鑑賞してみたい

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イタリア・オペラは国からの助成金が打ち切られ
舞台演出は簡素で地味になってきてます。
ドンジョバンニは粗暴ながらも多くの女性から
愛された男として、軽やかに、華やかに演出して欲しかったですが
今回は野卑で性依存症の男として演出され残念
舞台は室内シーンを廻すだけで変わり映えなし
衣装も、貴族と従者、貴族の娘と農民の娘、ほとんど同じ、
華麗なダンスシーンやコーラスも無し。
歌と演奏は全体に上手でしたが、ピーンとした緊張感が足らなかった
…イタリアのオペラ界は、今後、衰退していくのだろうか?
カンツォーネショーみたいに海外観光客向けに変貌していくのだろうか?
この岐路をどう解決していくのでしょうか?
神に祝福された声と評されたルチアーノ・パヴァロッティが活躍した時代が懐かしいです。

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きょうから冬時間のイタリア
秋の夜長、せっかくのイタリア、クラシック音楽、バレー、オペラ鑑賞など
楽しい夜をお過ごしください。

 

 

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