2025.6月号 編集部だより【私の第二・第三の旅先/ノルウェー・オース】

2025年05月26日 category:ヨーロッパ | 編集部だより

みなさまこんにちは。

爽やかな季節を迎えておりますが、いかがお過ごしですか?

さて、今月の特集「第二の旅行先」は、いかがでしたでしょうか。
メインの目的地にプラスして、日帰り、または1〜3泊程度のエクステンションの予定を組むと、かなり充実した旅行になりそうです。敢えて主要都市は外して、最初から第二、第三の都市、地域を選択するのもありですね。昨今、世界各地の情報が簡単に検索でき、海外旅行でも不自由することが少なくなってきましたが、マイナーな所は、事前にわからない部分も多く、ガイドブックやネット情報にはない自分だけの発見をする楽しみが増えそうです。行く前から全部わかっていても、旅の面白さが半減してしまいますね。

アジア圏では、第二、第三の都市に足を運んだよという方も少なくないでしょう。例えば、ベトナムでしたら「ダナン」や、台湾ですと「高雄」などでしょうか。思えば沢山ありますね。各自にマッチしたもっとマイナーな第4、第5の町を発見するのも、海外旅行の目的やテーマとなりそうです。

筆者個人的に心に残る第二・第三の旅行先は、いくつかありますが、その中でもきっとあまり知られていない所を思い返してみました。

それは、2007年のノルウェー。メインは西海岸のベルゲン。数日滞在後、ベルゲンから船とタクシーで乗り継ぎ1時間強(通常はバスがありますが、ウィットマンデーだったのでタクシー)。到着したのは、Os(オース)にあるSolstrand Hotel(ソールストランホテル)です。

 

画像:Solstrand Hotel & Bed

 

Solstrand Hotelは、ノルウェーの初代首相クリスチャン・ミケルセンによって1896年に建設されたとのことで、かなりの歴史と由緒あるホテルです。目の前にはビョルンフィヨルドが広がり、美しい庭園と、黄色と白を貴重としたコロニアルスタイルの建物がとても優雅です。初夏、ちょうど今時分に伺いましたが、日が長く、夕食後の明るい夜の散策は、遠くに氷河を見ることもでき、うっすらとピンクと水色のグラデーションを織りなす光景は、北欧らしいマジックアワーでした。

 

 

フィヨルドの静かな波打ち際に立ち、ひと時静寂の時間を過ごすと、ふと「どうしてここにいるんだろう?」など日本からとても遠くに立っていることが頭をよぎり、さらにこの場所から地球が見えるところまでズームアウトして、美しい地球、小さな自分をイメージしてみると、その時の悩みも憂も全てが吹き飛ぶような感覚になったことを覚えています。エキサイトな観光地と違って、自然の中に身を委ね、日常では味わうことのない全ての時間が自分のためにあるひと時は、何ものにも変え難い質の高い時間の過ごし方になったのではないかと、今あらためて思います。

美しいHPです↓
Solstrand Hotel & Bed

みなさんも、とっておきの第二、第三の場所を見つけてみてくださいね。

 

それではまた来月〜。

 

(編集部anan)

投稿2025.6月号 編集部だより【私の第二・第三の旅先/ノルウェー・オース】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

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