遺跡のような色の服を着て
2015年12月10日 category:編集部だより
前回、もしも引ったくりなどに切り裂かれても
諦められるようにと用意したはずのサブバックが不良品だったため、
自らの重みで破れて使えなかったお話をしましたがww …詳しくはこちら
今回はファッションのお話です。
そもそも、そんなに警戒することになったのは、
スーツケース購入時の店員さんの何気ないアドバイスがきっかけでした。
タイへ行くと伝えたところ、
「では、ファスナータイプは一応、やめておいた方がいいですね」と言われたので
「どうしてですか?」と尋ねると
「治安の良くない地域では、ファスナー部分をナイフで引き裂いて
中身を盗まれることがあるので、狙われないようにです」と言われたのです。
えぇ~!!!
田舎でのんびり暮らしていて、
基本的に人を疑わない性格で平和ボケした私にとっては、
初の海外旅行だったこともあり、衝撃的でした。
Mock Shock / lovingyourwork.com
ガイドブックにも
「旅行ガイドを手に持っていたり、派手な格好でいたりと、
いかにも旅行者と目立ってしまうと狙われる」
と書いてありました。
それはたぶん詐欺のことだったんでしょうけど
私は命が狙われるくらいの心持になってしまいました。
そこからの旅行の準備基準は
「盗まれても諦めがつく」
「切り裂かれても悲しくならない」
「現地になじんだ格好」になりました。
そのうち、どんどん暴走ぎみになった私の妄想は、
とうとう舗装されていない砂埃の舞う道へ…
トイレのないところもあるもしれないと思い
携帯トイレまで準備する始末。
※ちなみに下着も、地味で使い捨ててもいいような物を準備しました。
【私の妄想】
道路が舗装されていなくて砂埃の舞う街
Barrow, Alaska / MarmotChaser
原住民?のような人が住むジャングル??
Tambopata River, Amazonian Jungle, Peru / Emmanuel Dyan
人だらけでスリや強盗などがたくさんいる危険地帯
Thanon Khao San カオサン / taylorandayumi
今、冷静になって考えれば、ガイドブックも散々見て
オシャレなお店もチェックしていたハズなのに。
私は一体どんな危険地帯に行こうとしていたのでしょうか!?
海外旅行というだけで、テレビの旅番組・バックパッカー・危険地帯など、
全ての情報が頭の中で一緒くたになっていたのでしょうね。
実際行ってみると当然、一国の首都。
私が住んでいた地元など比ではない、大都会!!
もちろん場所にもよりますが、ホテルやデパートなど、
日本ほど清潔ではなくても、とても素敵で綺麗な場所がたくさんありました。
そんな素敵なところで、
捨ててもいいと思ったようなダサイ服を着ている私。
日本人の方と知り合って、仲良くなったのですが、
なんせダサい私。
(「違うんです、これはいつもの私ではありません」という心の叫びは届かないww)
幸い、笑い話になるようなトラブルはあったものの、
汚れたり、切り裂かれたり、奪われたりするような危険な目になど遭うことなどなく、
とても楽しい旅になりました。
しかし、帰国してから思い出の写真を見ても、
やっぱり、ダサい服が気になって思い出に浸れない…。
世界遺産の遺跡の前で遺跡と同じような色の服を着ている左が私です。
もう、自分が写っている写真は見たくもありません。
後悔、、、。
そして、もちろん、お守り代わりの海外旅行保険もお忘れなく♪
投稿遺跡のような色の服を着ては三井住友海上海外旅行保険 の最初に登場しました。