Category: 編集部だより

2025.7月号 編集部だより 【最安値月を調べる】

2025年06月25日 category:編集部だより

みなさまこんにちは。

何も考えず、行きたい!と思った時、行きたい所へサクッと行けたらどんなに幸せでしょうか。誰もが望むところですが、数日留守になる海外旅行には、各々、仕事や家庭の都合、お財布事情も様々あり、なかなか理想通りにはいかないものです。

 

画像:iStock

 

かく言う筆者も、海外旅行に出かけたい動機があり、その行き先がアメリカとヨーロッパに分かれているため、非常に悩ましいところです。どちらも大切な人に会いたいという目的があるのですが、アメリカの方は、航空券の底値そのものがとても高いし、ヨーロッパの方は、フライト時間が長く、航空会社にもよりますが、最低2回のトランジットを要します。つまり渡航日数も増えるということ。どちらも複数回訪問しているので、全く行ったことがない第三の国や地域に行きたいな〜と思ったり、また、友人と会えば「一緒に〇〇に行きたいね〜」など、結構な頻度で海外旅行の話題になります。

数日おきに航空券を調べ、様々な事情を鑑み、この金額であればGo!出来る料金なのか?じーっと眺める日々であります。その中で、大まかに最安値月を見つけやすいのが、Googleフライトです。
旅の予定がはっきりしない場合は、メールで最新情報を受け取れるのは、チャンスを見逃さず、便利だなと思いました。

 


料金の見え方は、こんな感じです。

 

料金グラフで、価格変動を見ていき、この辺りが安いなというところで、カレンダーに切り替えます。わかりやすいですね。

出発日は決めやすくなりますので、このままGoogleが提案するチケットでGo!するか、この金額を元に、航空会社やルートを決めていくという流れになりますね。

見たい行きたい、やりたいことを全部書き出して、そこから優先順位を決め、滞在日数を決めたりする計画前段階も、悩ましいですが、悩むこと自体が楽しいのかもしれません。

Googleでは、今夏には、「ディープサーチ(Deep Search)」というものが追加される予定で、AIが個人に変わって、価格変動を監視してくれたり、旅のインスピレーションから予約まで、外部サイトに遷移せず、ワンストップで何もかも予約完了ということが可能になるようです。

AIの発達で、ますます便利にはなりますが、いろいろ調べるところから旅は始まっていて、悩んだり、直感に従うのは、人間らしさです。無数にある情報から、自分にマッチしたものを選ぶ感覚や旅の本質を忘れないようにしたいものです。AIを活用して、オリジナルの素敵な旅にしていけるといいですね。

それではまた来月〜。

(編集部anan)

 

投稿2025.7月号 編集部だより 【最安値月を調べる】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2025.6月号 編集部だより【私の第二・第三の旅先/ノルウェー・オース】

2025年05月26日 category:ヨーロッパ | 編集部だより

みなさまこんにちは。

爽やかな季節を迎えておりますが、いかがお過ごしですか?

さて、今月の特集「第二の旅行先」は、いかがでしたでしょうか。
メインの目的地にプラスして、日帰り、または1〜3泊程度のエクステンションの予定を組むと、かなり充実した旅行になりそうです。敢えて主要都市は外して、最初から第二、第三の都市、地域を選択するのもありですね。昨今、世界各地の情報が簡単に検索でき、海外旅行でも不自由することが少なくなってきましたが、マイナーな所は、事前にわからない部分も多く、ガイドブックやネット情報にはない自分だけの発見をする楽しみが増えそうです。行く前から全部わかっていても、旅の面白さが半減してしまいますね。

アジア圏では、第二、第三の都市に足を運んだよという方も少なくないでしょう。例えば、ベトナムでしたら「ダナン」や、台湾ですと「高雄」などでしょうか。思えば沢山ありますね。各自にマッチしたもっとマイナーな第4、第5の町を発見するのも、海外旅行の目的やテーマとなりそうです。

筆者個人的に心に残る第二・第三の旅行先は、いくつかありますが、その中でもきっとあまり知られていない所を思い返してみました。

それは、2007年のノルウェー。メインは西海岸のベルゲン。数日滞在後、ベルゲンから船とタクシーで乗り継ぎ1時間強(通常はバスがありますが、ウィットマンデーだったのでタクシー)。到着したのは、Os(オース)にあるSolstrand Hotel(ソールストランホテル)です。

 

画像:Solstrand Hotel & Bed

 

Solstrand Hotelは、ノルウェーの初代首相クリスチャン・ミケルセンによって1896年に建設されたとのことで、かなりの歴史と由緒あるホテルです。目の前にはビョルンフィヨルドが広がり、美しい庭園と、黄色と白を貴重としたコロニアルスタイルの建物がとても優雅です。初夏、ちょうど今時分に伺いましたが、日が長く、夕食後の明るい夜の散策は、遠くに氷河を見ることもでき、うっすらとピンクと水色のグラデーションを織りなす光景は、北欧らしいマジックアワーでした。

 

 

フィヨルドの静かな波打ち際に立ち、ひと時静寂の時間を過ごすと、ふと「どうしてここにいるんだろう?」など日本からとても遠くに立っていることが頭をよぎり、さらにこの場所から地球が見えるところまでズームアウトして、美しい地球、小さな自分をイメージしてみると、その時の悩みも憂も全てが吹き飛ぶような感覚になったことを覚えています。エキサイトな観光地と違って、自然の中に身を委ね、日常では味わうことのない全ての時間が自分のためにあるひと時は、何ものにも変え難い質の高い時間の過ごし方になったのではないかと、今あらためて思います。

美しいHPです↓
Solstrand Hotel & Bed

みなさんも、とっておきの第二、第三の場所を見つけてみてくださいね。

 

それではまた来月〜。

 

(編集部anan)

投稿2025.6月号 編集部だより【私の第二・第三の旅先/ノルウェー・オース】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2025.5月号 編集部だより【背に腹はかえられぬ】

2025年04月25日 category:編集部だより

みなさまこんにちは。

今年のGWはいかがお過ごしでしょうか?桜が過ぎて、新緑の季節を迎えると、​国内では旅行しやすいシーズンとなりますね。

桜といえば、福岡では3月25日に開花宣言し、28日に満開となりました。私事になりますが、桜の開花と同時に、デンマークから友人一家が来日し、日本の最も美しい桜の時期を共に過ごすことができました。満開の最中、流鏑馬の神事を観ることもでき、彼らにとっても私にとっても素晴らしい機会となったのですが、ひとつ残念なことがありました。

 

 

友人一家は4人で来日し、東京に降り立ってから、新幹線で南下し、奈良・京都・大阪を巡って、25日に福岡へ入るというスケジュール。彼らが来日する時には、いつもこのケースです。この時期、東京では雪が降ったり、かと思えば日差し強く汗が出るほどの気温になったり、寒暖差が激しかったですよね。その影響なのか、4人のうちパパが、奈良で体調を崩し、頑張って京都を廻って、大阪でリタイア。福岡は断念して、ひとり先に帰国となってしまいました。会えなくなったことは、とても残念でしたが、体調の方が大事なのは当然のこと。パパと会えなかったことが、「また必ず会いたい、次は私が会いに行くね」というモチベーションをもたらしてくれたと思っています。

パパは、元々の帰りの航空券、JRのジャパン・レール・パスを放棄し、羽田→コペンハーゲンの片道航空券を新たに購入することになってしまったわけです。日本のベストシーズンでもあり、ハイシーズンの片道航空券は、30万円前後。本当に身も心もお財布も痛い事態となってしまいましたが、背に腹はかえられぬ状態だったはず。帰国し、すぐに病院へ行き、家にいる安心感から、パパの体調は回復したようで、私も安心しました。思えば、私たちの家族ぐるみのおつきあいは、20年を超えるものとなり、お互いに歳も重ねてきました。パパも70代、ママは「70過ぎたら、ちょいちょい色んな変化が出てくるものね。」と言っていました。

慣れない土地で寒暖差があると、体調不良を起こすことがあります。旅行前のコンディションにもよりますし、タイトなスケジュールも影響します。様々な要因があり、何かがトリガーとなってアクシデントやトラブルは誰にでも起こりうることです。「自分は大丈夫。」とバイアスをかけず、念には念を入れ、計画や準備をしておきたいものです。パパが何かを怠ったとは決して思いませんが、こんなこともあるんだなということで、みなさまに共有いたします。

みなさまにおかれましては、快適で素晴らしい旅行が実現しますよう、お祈りいたします。

 

それではまた来月〜。

(編集部anan)

 

投稿2025.5月号 編集部だより【背に腹はかえられぬ】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2025.4月号 編集部だより【親日国ウズベキスタン。その背景にあること。】

2025年03月22日 category:編集部だより

みなさまこんにちは。

今回のシルクロード特集は、いかがでしたでしょうか?
中でも、ウズベキスタンの「青の街」サマルカンドは、ため息が出るほど美しく、魅力的な印象を与えてくれますね。

 

画像:iStock

 

自由に海外旅行へ行けるようになりましたが、日本人の観光渡航先として中央アジアは、まだまだ未開の地です。「中央アジア」と言われても、そのイメージはピンとこない方の方が多いでしょう。西アジア(中東)とも区別されるこの地域は、なぜだかすっぽり意識から遠ざかってしまっているのが現状ではないでしょうか。 ほぼ国名に “スタン”がつくのでややこしく、危険なイメージが固定的な観念になっていることや、旧ソ連だったことなどが馴染みにくい要因かと思います。これまでは、ビザや滞在許可の登録手続きが面倒であったことからも、日本からは行きにくい地域だったと考えられます。

ですが、調べてみたら、意外にも安全で美しい歴史的な煌めきを持っている国々があることがわかりました。特にウズベキスタンは、2016年から大統領が変わったことによって、観光大国を目指すべく、旅行のしやすさにも力を入れているようです。最近では、トルクメニスタンの「地獄の門」とパックツアーに組まれているプランも出回っているようです。「地獄の門」は砂漠の中のテント泊となりますので、ちょっとハードルが高いですが、サマルカンドは、女性ひとりの個人旅行も可能な所ですので、レアな旅行先をお探しの方には、ピッタリかもしれません。行ってみたいと思っていただけましたら、幸いです。

★★★

 

ウズベキスタンについては、少し補足を記述します。

ウズベキスタンは、大変な親日国でもあります。それは、第2次世界大戦末期に遡ります。ポスダム宣言後に多くの日本人がソ連に抑留され捕虜とされました。旧ソ連であったウズベキスタンにも約2万5千人もの兵士が連行され、夏は最高気温が40度、冬は最低気温がマイナス20度にもなる過酷な気候環境の中で強制労働を強いられました。そのような状況下にありながら、私たちの祖先は、日本人としての誇りを捨てることはなく、ウズベキスタンの地で勤勉さを維持し、水力発電所や学校など多くのインフラ整備を進めました。その中でも特に有名なのは、頑強でデザイン的にも美しい建築物として知られる「ナヴォイ劇場」です。現在でもオペラやバレエの上演に使用され、ウズベキスタンの紙幣にも描かれています。満足な食事も取れない中、日本人の勤勉ぶりと仕事の質の高さに現地の人々は驚きを隠せなかったようです。多くの母親が子供たちに「日本人のように勤勉でよく働く人間になりなさい」と言い聞かせたそうです。

 

画像:iStock(ナヴォイ劇場)

 

1966年、ナヴォイ劇場のあるタシケント市は、マグニチュード8の巨大地震に襲われましたが、ナボイ劇場は何事もなかったように何ひとつ壊れることがなかったのです。被災者の避難場所として多くの人命を救ったことから、今でもウズベキスタンでは「地震が来たら、日本人が造った建物に逃げろ!」と語り継がれているそうです。

過酷な状況での苦難に折れることなく、日本人の精神性を示すことによって名誉を残そうとした日本兵は、ウズベキスタンの人たちの手本となり感銘を与えています。当時、ウズベキスタンで亡くなった兵士は800人以上。戦後、簡素であった日本兵の墓は、ウズベキスタンによって整備され、今でも手厚く守られています。その返礼と、そして祖国に帰れなかった兵士たちを慰めるため、日本からは、1000本以上桜の木が贈られています。私たちの祖先のおかげでウズベキスタンと日本の友好の絆が結ばれているのです。こうした経緯があり、ウズベキスタンは今でも大変な親日国であり、日本語や日本の文化を学ぶ方も大変多いのだとか。

ナヴォイ劇場には、「1945年から1946年にかけて極東から強制移送された数百名の日本国民が、このアリシェル・ナヴォーイ名称劇場の建設に参加し、その完成に貢献した。」とウズベク語、日本語、英語、ロシア語の順に刻まれています。日本人として知っておくべきことであり、忘れてはならないことでもあります。

今回、ウズベキスタンを観光視点で取り上げましたが、補足して、このエピソードをお伝えいたします。ウズベキスタンを訪れることがありましたら、ぜひ胸を張って現地の方と交流してみてくださいね。

 

それでは、また来月〜。

 

(編集部anan)

 

投稿2025.4月号 編集部だより【親日国ウズベキスタン。その背景にあること。】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2025.2月号 編集部だより【初めての海外旅行・幼い私の旅ノート】

2025年02月19日 category:編集部だより

みなさまこんにちは。

3月は卒業旅行のシーズン、そしてGWに向けて海外旅行を計画している方もいらっしゃるでしょう。気候も徐々に暖かくなってくると、体も心も動き出したくなりますね。虫も植物も人も同じです。

さて、今月のトピック「華麗にデビュー!ひとり旅の極意」は、いかがでしたか?
筆者自身の初めての海外旅行は、ひとり旅でした。と言いましても、親戚を訪ねたので完全なひとり旅とは言い切れませんが、福岡↔︎ロサンゼルスの往復、初めて飛行機に乗る機会ともなり、ドキドキワクワクの連続だったことを覚えています。

今回の記事を書き終わった後、そういえば当時の旅のノートが残っていたと思い出し、引っ張り出してみました。

 

 

表紙に1985年と書いております。なんと!40年前!?古いですね〜。経つ年月の流れの早さを感じます。ノートは、アメリカの文具メーカーmead社のもの。書き出しは、行きの国内線の中で書いているので、出発前から気分はアメリカ!という感じで、購入したのでしょうね。

中を開くと、笑いが出るほど稚拙な字と内容。大抵、こういった記録物は自分で恥ずかしくなるので、どこかのタイミングで処分するものですが、なぜかわかりませんが、初めてだったからか?このノートだけは取っておいたんでしょうね。この歳まで来ると、我が事ながら幼さの残る自分が可愛くも感じます。搭乗券や両替の控え、行った先のパンフレットなどがポケットに入っていました。そして、至る所に雑誌の切り抜きをコラージュして貼ったり、何にいくら使ったのかレシートを貼ったりして、今の私よりちゃんとしてる笑。今見ても、記録したり、好きだと思ったものを集めたり、こういったことが好きだったんだなと思います。

 

 

こうして何十年も経つと、大人になるにつれ、色んな観念に囚われ自由を失ったことを思い知ることができます。幼い頃、若い頃は、何にも囚われず、自由なワクワク感や遊び心があったことや、輝くような希望に満ちていたことを思い出すと、幾つになっても、その輝きを蘇らせることができるのではないでしょうか。自分の価値観に沿っていれば、気分よく過ごすことができます。過去のノートのおかげで、逆に若返りするような、タイムトラベル感を味わうことができたのです。

ひとり旅であっても、大切な人との旅であっても、あなたの旅の記録の1冊を作ってみてくださいね。きっといつか、未来のあなたを励ましてくれるでしょう。

それではまた来月〜

 

(編集部anan)

投稿2025.2月号 編集部だより【初めての海外旅行・幼い私の旅ノート】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2025.2月号 編集部だより【北欧の蚤の市。私のミラクルあれこれ】

2025年01月26日 category:編集部だより

みなさまこんにちは。

2月号ではありますが、2025年最初は「ヨーロッパの蚤の市」を特集し、スタートいたしました。今年もTRAVEL-MODEをよろしくお願いします。

さて、みなさんは海外の蚤の市に行ったことありますか?わちゃわちゃと商品盛りだくさんのカオス中、これだ!という素敵なものを見つけた時の喜びは一入です。私は、20年ほど前、バイヤーとして北欧各地の蚤の市を駆け巡っていた頃がありました。開始した当時は、ネットでも雑誌でも北欧の情報はほとんどなくて、勘と運任せで開催中の蚤の市を発見したこともあるし、まるで奇跡を呼び起こしたような体験も何度もあります。導かれている時って、そうでしょう?

例えばヘルシンキでは、アラビア(アラビアファクトリーは、フィンランド観光の定番訪問先:現在はイッタラになっている)へ行くつもりでトラム6番に乗ったはいいが、逆方向に乗ってしまい、そのおかげでヘルシンキでは最も大きな蚤の市「ヒエタラハティ」を発見!質も量も私にとってはお宝満載で、トラムが勝手に宝島に連れていってくれたようで、飛び上がるほど歓喜しました。「ヒエタラハティ」で大満足の買い物を終え、今度こそ、アラビア方面の6番に乗ると、目的地の手前で今度は、「ハカニエミマーケット」で、蚤の市が開催されている所に遭遇しました。ヘルシンキのトラム6番は、ゴールデン路線だと今でも思っています。またある時は、私の知らない所で、小さな教会のバザーに、私がちゃんとたどり着けたか、そっと見守ってくれていた人がいたことを後で知ったという出来事もありました。教会を教えてくださった女性が、ご主人に連絡をし、ご主人が車で様子を見に来てくださっていたのです。今思い出しても、心が温かくなり感謝いたします。

また蚤の市の情報皆無のまま到着したオスロでは、ホテルのフロントの人に手がかりを聞いたりしましたが、私が想像する蚤の市とは少し違っていたりして、最後は私の嗅覚と言いますか勘で、「たぶんこっちだと思う!」「なんとなく、あの高架の下辺りとか、蚤の市くさい!」など、全く根拠もないのに、目に見えない情報を私のセンサーが捉え、本当に開催中の蚤の市を発見したこともあります。


買い付けたものを即座に梱包するかつての私

コペンハーゲンでは、私のもうひとつの家族と言える人たちと知り合い、あちらこちらの蚤の市に連れていってもらいました。ちなみにコペンハーゲンで一番大きな蚤の市は「フレデリクスベア」。気候の良い夏の期間は、屋外で賑やかに開催され、冬は室内で開かれるので、一般の観光客の目に止まることはないけれど、クリスマス前になると出品数も内容も素晴らしく豊富です。プレゼントを買うにしても、クリスマスのオーナメントをコレクションするにしても、打ってつけの場所なのです。

 

買い付けを手伝ってくれていた友人。私の買い物を待つ間、
モグラの毛で出来たシルクハットを見つけたと言ってご満悦。
とっても似合っていますね。

 

私個人的に「蚤の市」で購入したものは、今でも大切にしています。コペンハーゲンで購入した鮮やかなオレンジ色の鋳物の片手鍋。鍋の取手部分が木で出来ていて、全体的なフォルムやデザインは、ミッドセンチュリーのもの。このお鍋でいつもご飯を炊いています。120年くらい前のロイヤルコペンハーゲンの長方形のお皿は、とても気に入って、ヘビーユースしている内に、ヒビが入っているのを見つけてしまい、今は割れないようにしまってあります。他にも、100年以上前の誰かのお嫁入り道具だったであろうイニシャルの入った丈夫なリネンや、バウハウス由来のグラスであったりと、その時一目惚れして連れて帰った宝物たちは、今では私の部屋に馴染んで鎮座しています。

誰かが使っていたものだからこそ出てくる味わいは、新品では得られない深みを感じます。愛着が育てた逸品なんですよね。それを少しずつ自分の暮らしに馴染ませていく。そんなフィーリングバッチリの食器や道具と出会えるから、みんな蚤の市が大好きなんだと思います。

混雑していてスリが多いと聞くと、一般的な観光では、なかなか勇気がいりますが、意識が「スリ」でいっぱいになってしまうとせっかくの蚤の市が楽しめず、掘り出し物を探し当てる集中力がなくなってしまいます。楽しむことも忘れずにお出かけくださいね。

それではまた来月〜

(編集部anan)

投稿2025.2月号 編集部だより【北欧の蚤の市。私のミラクルあれこれ】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2025.1月号の編集部だより【ヨーロッパ入国システム・ETIAS/ETA】

2024年12月25日 category:編集部だより

みなさまこんにちは。

TRAVEL-MODEは1月号ですが、アップは2024年12月。今年一年、ご愛読ありがとうございました。来年はどんな年にするか、どこへ行こうか夢を描いていますか?

さて、ヨーロッパ方面にお出かけの方に、お知らせです。

画像:iStock

 

2025年より、ヨーロッパ、シェンゲン圏29カ国に入国する場合に「ETIAS(エティアス)」という事前渡航認証システムが導入されます。この制度は、シェンゲン圏にビザ免除で入国するためのシステムで、ETIASの導入は、ヨーロッパ連合(EU)が安全保障を強化し、テロや犯罪から国民を守ることを目的としています。ETIASを取得すればシェンゲン圏内であれば越境手続きなく自由に移動可能なので、旅行者にとっても便利なものとなるでしょう。

渡航者(ビザ免除のパスポートを所持している人)は、事前にオンラインで情報を申請することが義務化され、最大90日間の短期滞在が可能となります。申請手続きには7ユーロが必要となり、申請者に対して審査を行います。日本のパスポートを持っている人もその審査の対象となり、氏名や国籍といった基本的な情報に加え、犯罪歴や紛争地域への渡航歴も審査基準に含まれます。ETIASはビザではないため、留学や就労などといった長期滞在の場合は、関連する国のビザを取得する必要があります。
詳しくはETIAS(エティアス)公式HPでご覧ください。
https://www.etias.co.jp/

尚、英国(非EU)とアイルランド(シェンゲン圏非加盟)は、ETIAS対象外です。英国は、2025年1月8日より「UK ETA」という電子渡航認証の取得を義務化し、申請手続きには10ポンドが必要です。在英国日本国大使館のHPで詳しくご覧ください。

ETIASやETAが導入されることは、旅行者の安全も守られていくことになります。手続きには、パスポートの有効期限や残りページが必要となりますので、ヨーロッパ方面へお出かけの方は、必ずご自身で情報を確認するようにしてください。

2025年の海外旅行も素晴らしいものでありますように!2025年も軽やかに変化していく旅のトレンドをお伝えしていきたいと思います。引き続き、海外旅行保険@とらべる、TRAVEL-MODEをよろしくお願いいたします。

 

(編集部anan)

投稿2025.1月号の編集部だより【ヨーロッパ入国システム・ETIAS/ETA】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2024.12月号の編集部だより【2024特集アーカイブ】

2024年11月26日 category:編集部だより

みなさまこんにちは。

毎年この時期になると、1年がとても早く感じますよね。誰もが感じるこの現象、「ジャネーの法則」というそうです。今年も12本の特集記事をアップしました。どんな特集したかなぁと振り返ってみましたので、皆様もどうぞ一緒にご覧ください。TRAVEL-MODE 2024年幕開けの1月号からご紹介します。年末年始に海外旅行へ出かける方は、参考になる記事を探してみてくださいね。

 

2024年1月号

幕開けは、年中通して人気の渡航先ハワイを取り上げました。テーマは「おやつ」です。


2月号

夢の世界一周を実現するワンワールドのお得チケット活用について取り上げました。



3月号

被害に遭う前に防ぎたい。海外旅行に出かける前に今一度確認しておきたい防犯対策について特集しました。



4月号

今、世界で注目されているホットな観光地はどこ?ということで、トリップアドバイザーのランキングから旅のトレンドを紹介しました。

5月号

南太平洋の楽園「ニューカレドニア」を特集しました。この特集を組んだ直後、一部地域で独立派による抗議活動の激化し、現在も外務省より危険情報が出ています。渡航を検討している方は、最新情報を必ずご確認ください。



6月号

7月26日から開催されたパリオリンピック。半年前とは思えない!? もっと前のような気がします。競技場となった風光明媚な景勝地を紹介しています。



7月号

費用がかかったり、訪れ辛い場所もありますが、行く価値ありの圧巻の絶景、厳選8ヶ所を紹介しました。驚異の自然美、不思議な景色を改めてご覧ください。

8月号

混み合うお盆時期をずらして、9月以降に夏休みをとる方に向けて、この価格ならサッと決断できそうなアジアの都市4選をお送りしました。

9月号

長時間に及ぶヨーロッパ方面のフライト。搭乗中も現地に着いた後も快適に過ごすには、体調管理は大事。機内に持ち込める快適グッズを紹介しました。

10月号

海外旅行では、グルメやショッピングだけでなく、アクティブに思い出を作りたい!体験してみたい現地ツアーを提案しました。

11月号

日本の常識とはちょっと違う海外のルールと罰則について特集しました。楽しかったはずが、がっかりにならないよう 年末年始に海外へ行かれる方は、チェックしてみてくださいね。

12月号

「スモールラグジュアリー」何も考えずゆっくりのんびり隠れ家ステイについてお届けしました。小規模でありながらセンス良く洗練された世界各地のホテル。いつか叶えたい夢、旅計画の引き出しに入れておいてくださいね。

投稿2024.12月号の編集部だより【2024特集アーカイブ】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2024.11月号の編集部だより【苦い思い出・不審者になった私】

2024年10月26日 category:編集部だより

みなさまこんにちは。

特集『「知らなかった」「うっかり」では済まない海外でのルール【罰金事例】』はいかがでしたか?
今回は、記述しませんでしたが、世界中、あんなルールこんなルール、不思議だったり、面白いと感じるものは沢山あります。ですが、現地へ行くと、案外誰かが気づいて警告してくれたり、教えてくれたりすることもあり、危ういところを救われたという経験もあるでしょう。それがまたよき思い出になったりするものです。ただ予め知っておくということは大事なことです。

 

画像:iStock

海外へ行って知った認識の甘さは、私にもあります。1997年のことですから、もう27年も前のことになりますが、私が連れを伴って、ラスベガスに住む叔母・従姉妹を訪ねた時のことです。

叔母は国際結婚をしましたので、従姉妹はハーフ。そして従姉妹の長男Gくんはクオーターになるのですが、まだ小さくて、小学校に上がる前だったと記憶しています。滞在して数日後、叔母も従姉妹も仕事がありどうしても外せず、私たちに子守りを依頼。その代わりに、グランドキャニオンバスツアーをプレゼントしてくれたのです。G君を連れて3人でグランドキャニオンに行っておいでと。もちろんOKしたのですが、このバスツアーの間、「あなた何人?どうしてあなたたちが、その子を連れているの?」と何度聞かれたでしょうか。同じバスに乗るツアー参加から聞かれ、ビューイングスポットやトイレ休憩、土産物店に立ち寄った際も、近くにいる人たちに度々!もう数え切れないくらい同じ質問です。

そうなんです。私と連れは明らかにアジア人。そして小さいG君は、マコーレ・カルキン似の金髪だったので、私たちは、誘拐を疑われていたのです。アメリカでは、子供に関する犯罪にはかなりナーバスで、周囲は放っておきません。その事を身をもって体験したということになります。(叔母も従姉妹もうっかりでしたね。)拙い英語で、従甥であることを説明すると、誰もが「なるほど〜。疑って悪かったわ。アメリカでは厳しいのよ。」と教えてくれました。

現在では、もっと厳しい目が注がれていることと思います。日本では大したことない、いつものことといった感覚でも、海外では大きな騒ぎになる可能性があり、お子様連れでの海外旅行の際は、注意が必要です。わずか5分でもです。寝ているからとホテルの部屋に留守番をさせたり、ひとりにして泣き声が聞こえたりすると通報されることもあります。海外では、子供をひとりにすることが禁止になっている国は多く、虐待とみなされれば最悪の場合、逮捕もありうる話です。犯罪から子供を守る上でも、海外旅行の際は特に気をつけましょう。

トラブルを未然に防ぐ上でも、ぜひ渡航先のマナーやルールは調べて、楽しい旅行にしてくださいね。

それではまた来月〜

(編集部・anan)

投稿2024.11月号の編集部だより【苦い思い出・不審者になった私】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2024.10月号の編集部だより【トレジャーハンティング】

2024年09月25日 category:編集部だより

みなさまこんにちは。

今回の特集では、kkdayとklookからスペシャルな体験ができそうなオプショナルツアーをお届けしました。いかがでしたか?
今回、特集で取り上げたオプショナルツアーそのものでなくても、そこからヒントを得て、「そうだ!これだ。」というあなた本来の望みを叶える体験をひらめくかもしれません。

 

画像:iStock

 

旅行へ出たいと思う時、何から行き先を決めますか?
時期やお休みの日数、予算からでしょうか?
それとも、思い立ったが吉日、閃いた時に旅立つ行動派ですか?

何かを見たり聴いたりして、インスピレーションが降りてきて、そこへ行ってみようという気持ちになることもあれば、何気なく行った旅先でインスピレーションを受けて、そこから創造力が芽生え、人生の転機となることもあります。
インスピレーションとは、潜在的に何かを求めていて、無意識にアンテナを立てているから受け取れるものです。予想できることでないことが多いので、そこに驚きとワクワクするような発見があるのです。

初めから、目的をハッキリさせ、それを探しに行く旅もよし。また、意図せず連れられて行った先で、思わぬ出会いや発見があったりもします。
そう考えると、旅はトレジャーハンティング。宝物との出会いの場となる可能性が非常に高いのです。

今月から、「世界の街から」のブロガーさんが新しく4名加わりました。ブロガーさんの記事もまた、あなたのインスピレーションをかき立てるものとなるでしょう。その国、その地域に興味があってもなくても、ぜひブロガーさんの本編の方にもお訪ねくださいね。どこに宝物が落ちているかわかりませんよ!どうぞワクワクを広げていってくださいね。

みなさまが、海外旅行で沢山の宝物と出会えますよう、いつも願っております。

それではまた来月〜

(編集部anan)

 

投稿2024.10月号の編集部だより【トレジャーハンティング】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

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