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2019.7月号の編集部だより【香港のおみやげカタログ】

2019年06月25日 category:アジア | お土産 | 編集部だより

みなさま、こんにちは。

先月の編集部だよりで、ちらっとお伝えしておりましたが、6月14日(金)〜16日(日)行って参りました週末弾丸香港旅行。
そうです、香港で大規模なデモが起きています。そのさなか。
もちろん、@とらべるに申し込み、たびレジに登録して、事前情報収集抜かりなく。調べ尽くして「こうなったらこうする」と出せる手札を沢山用意してから出発しました。

※香港旅行を予定している方は、早めにたびレジを登録しておくことをお勧めします。その都度、現地情報がメールで入ります。その時その時変わる状況を見ながら検討してください。

在香港日本国総領事館より逃亡犯罪人条例等改正案関連の動きを巡る邦人へのお知らせ

 

16日のデモと抗議活動は平和的に統制だって行われましたが,一方,抗議活動の主催団体等は,目的達成を求めて引き続き抗議活動を継続する旨表明しており,本件問題への収束化に向けては,未だ予断を許さない状況がしばらく続くものとみられます。

ついては,香港への渡航・滞在を予定している方及び既に滞在中の方は,報道や当館お知らせ等を通じて当地の最新情報を入手しつつ,不測の事態に巻き込まれないよう心がけるなど,安全の確保に引き続き努めて下さい。
(※2019/06/17 20:35  たびレジ経由で届いたメールより一部割愛して掲載)

 

この時点での情報として申し上げますと、デモが集結しているのは香港島の政府機関の周辺です。
私の場合は、尖沙咀のホテルを予約していたので、九龍中心に動くことにして、パワフルでエネルギーに満ちた香港を楽しむことができました。
「ありがとう香港!」「また行きたい香港!」「がんばって香港!」の思いを込めて、編集部ananが購入したおみやげを全部お見せします。

★香港ドル表記以外の参考価格はうろ覚えですので、ご了承ください。

 

 

■薬局系ローカルグッズ

『RICQLÈS』
今回の香港みやげの中で、No1。ほぼこのノスタルジックなイデタチに一目惚れしたのですが、その使い道がオールマイティー過ぎます。中身は80%アルコールのミント水。
頭痛、肩こり、虫刺されにぬりぬりして、スッキリ。びっくりなのが飲める! ってこと。ペットボトルの水に数滴落として、持ち歩きました。飲むと、気分もスッキリ爽快。お茶やミルクにもって書いてあります。酔い止めにもなるんですって。なんとMADE IN FRANCEです!

 

中に入っている効能書きは、昭和っぽい懐かしさを感じます。  
外側のパッケージは、これ。薬局のレジ周りに置いてあることが多い。(600〜700円くらい)薬局によって値段違う。

 

『白花油』
これもスースー系です。漢字違うけど「ハッカ油」。『RICQLÈS』よりもスースーが強くて、においもシップのようです。ばら撒きにぴったりのミニミニサイズまで、大きさ4、5段階あるようです。写真はマッチ箱くらいののミニサイズ。200円くらいでした。
歩き疲れた脚にちょんちょん、スマホ見過ぎた疲れた首筋にちょんちょん、めっちゃ効きます。持ち歩きにいい!
こちらは外用のみ。

 

『TIGER BALM
NECK & SHOULDER RUB BOOST』
昔、親戚のおじちゃんの定番土産だったタイガーバームも進化しています。使いやすいクリームタイプです。強力なスースーは健在です。2タイプあり、BOOSTの方が強力。疲れて塗りまくったところ、痺れるほどの刺激で寒くなりました。(50香港ドル)空港の免税店でも買えるので、買い忘れた時も安心。(※空港ではバラ売り無しの4個セット、ノーマルタイプは3個セットでした。)

 

以前、上海か北京のおみやげ特集で紹介した時は「おじさんのど飴」でしたが、香港で売っていたのは『おばさんのど飴』でした。
12粒入り。150円くらいだったかな?
香港のティッシュといえば、『Tempo』
ティッシュと言っても、分厚くて小さめの正方形の紙ナプキンみたいな感じ。購入したCitrus Blossomは香港の香り!
36個パックで35香港ドル。バラまきました!!

 

『花露水』
1898年から続く双子の美人姉妹が目印の「花露水」。思っていたよりも瓶が大きかったので買うか迷って、薬局のお姉さんに「これ、どうやって使うの?」と聞いたところ、「部屋にふりかけ、自分にふりかけ、洗濯物にふりかけ、どこにだってふりかければいいのよ!」と言われました。「どんな匂い?あなた、この匂い好き?」と更に聞くと、「え?考えたことない。花の匂いよ!とにかく香港はそこいらじゅうこれのニオイなのっ!!」とイラっとされました。
お姉さんの迫力で、いくらだったか忘れました。

 

■香港の老舗

 1923年創業『利工民のアンダーシャツ』
ブルースリーが愛用していたことでも有名な香港の老舗の下着屋さん。世界に誇るメイドイン香港なのです。さらさらと滑らかな手触りで、ものすごく気持ちいい!4ランクあって、一番高級なラベルは金鹿。次に藍鹿、蝉、電球と続きます。薄いのにとても細い糸で目が詰まっています。これで暑い夏もサラリと涼しく過ごせそう。
写真は藍鹿のノースリーブ。ランニングではない。(240香港ドル)

 

レトロな箱がズラ〜っと並んだ店内。香港に4店舗あります。  2枚買ったら箱に入れてくれました。

 

藍鹿ラベル。
なぜ鹿、蝉、電球なのか知りたい。

カタチで選んで後で見たら電球ラベルでした。電球でも十分なサラサラ感。フレンチスリーブ(150香港ドル)。次は金鹿買うぞ。

 

香港老舗の調味料屋さん『八珍』
XO醤
もう、どれを何を買っていいか散々悩み続けるほどの調味料の種類!醤の類は圧倒的。代表格はやっぱり醤油と黒酢。でも瓶が結構大きかったんですよ。で、XO醤にしたところ、これが大正解!! ホタテフレーク満載で、醤というより佃煮!? 品の良いピリッと感も大満足でした。(95香港ドル)
②桂花酢
せっかくだから、日本にきっとないものを買おう!どれだろ〜と眺めて決めたのがこちら。金木犀のお酢。初めて見ました。
これは、ほんのり華やかで優しい。果物市場で買った「蓮霧(紅天桃ともいう)」とセロリをこのお酢でサラダにしてみました。思いつきの初めての組み合わせでしたが、爽やか軽やかな夏にピッタリの一品になりました。(20香港ドル)

 

■女子はきっとみんな好き

「おしゃれ!」と言われるバラまきみやげを買いたい方は、MARKS &SPENCERへ。
プライベートブランドが充実したイギリス発のスーパーマーケットです。あれもこれも可愛い!美味しそう!で、心躍ります♡
写真は、シャカシャカした生地のエコバッグ。(25香港ドル)
安いし、軽いし、可愛いし、使えるし!!
あの人にも、この人にも、喜んでいただけました。
バッグを広げたらこんな感じです。ロンドンの建物を散りばめたデザイン。
左下の三角コーナーに、くしゅくしゅして、ギュッギュとコンパクトに詰め込むと、ころんとしたハートのような形になります。
香港のお買い物は、エコバッグが必需品。
いろんな所で、エコバッグ売られますが、女子を引き付けるのはここでしょう。

 

こちらは布製のトートバッグ。
しっかりマチがあって、取っ手が長く肩にもかけられる。
ロンドンのシンボルがハート型にあしらわれたデザイン。これは男子も使えるでしょ。
(49香港ドル)
こちらは、小ぶりのクーラーバッグ。
夏場、お弁当入れるのにちょうどいいサイズ。
絵柄の通り、アイスを数日分買い込む時、
これ持ってスーパーに行こう!と思って買いました。(32香港ドル)
M&S プライベートブランドのハンドクリーム。
シンプルなデザイン、気持ちが明るくなる空色、バッグの中で邪魔にならないサイズ。これもオススメのおみやげ。
(15香港ドル)いっぱい買いたかったのに、3個しかなかった〜。

 

■自分用お楽しみ

今回、香港で絶対行きたかったのが上海街。厨房用品屋さんがズラリと並んでいて、料理好きにとってはワクワクランド。
これ、パンや饅頭を取るトング。なんでこんなのいるの?と思われるかもしれませんが、瓶を煮沸消毒する時用に、ここ何年もずっと欲しかったのです。普通のトングでは、鍋から瓶を引き上げるときに、滑ったり、腕に熱湯が伝ってきて「あ熱っ!!」となるのです。これでしっかり瓶が挟めるw
しかも赤い取っ手が可愛かった!興奮しすぎていくらか忘れました。

素焼きの小さな器。材料や調味料を分けて準備する以外、ナッツとか薬味入れたり、活躍の場が増えそう。1個50円くらいだったと思います。街市で買った干し海老と干し貝柱を入れてみました。 足元の埃かぶったぐちゃぐちゃした箱の中から発見したのは…これってひょっとしてエッグタルト用パイ皿じゃない!? この発見は、自分でも「目敏い!」と思った瞬間でした。1個20円くらい。

 

最終日の朝ごはんで食べたパイナップルパン。焼きたてに冷たいバターがサンドされ、侮る無かれの美味しさ。もはや香港の定番ですね。
店先でパンだけ購入することもできるので、翌日の朝ごはん用に買いました。つぶさず持って帰れてよかった〜。
友人が買ったパンをビニール袋に入れていたので、目の前に積んであるビニールはセルフなんだと思い、触ろうとした瞬間、パン売りのおばさんにめっちゃ怒られました。大人になって、あんな怒られ方するなんてトホホ。最終的には入れてくれたけど笑

 

 

おみやげはこんなところでしょうか。
参考になるおみやげはありましたか?

正味1日半くらいの滞在でしたが、おかげさまで何事もなく、行きたい所に行き、食べたいものは全部食べ、買いたい物も全部買う、凄まじいと言っても過言ではない充実ぶり。
気持ちのいい朝、バードガーデンに行って、おじさんたちの鳥自慢談義を眺めたり、油麻地のフルーツマーケットで、南国ならではの果物を買ってホテルで食べたり、物欲だけでなく心も豊かにリフレッシュでき、新たな発見と思うところありの楽しい旅でした。

それでは、みなさままた来月〜

(編集部anan)

投稿2019.7月号の編集部だより【香港のおみやげカタログ】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2019.5月号の編集部だより

2019年04月24日 category:編集部だより

みなさま、こんにちは。

TRAVEL-MODE5月号、平成最後の配信となりました。
新しい元号は『令和』。

cong yuによるPixabayからの画像

 

 『平成』発表の時には、昭和天皇の崩御という日本中が重い空気に包まれた中での発表でした。
「へいせい」という響きに馴染むまで、結構な時間がかかったように記憶しております。
今回は、お祝いムードで発表の時を迎えられ、多くの方が歓迎出来るもので、とても良かったと思います。ご譲位ということで、元号決定までには熟考する時間もあったと思うのですが、「れいわ」という音の響きもまろやかで、品良く美しいですね。平安な万葉の時代に思いを馳せながら、新しい御代を静かに寿ぎたいと思います。

 さらに典拠が万葉集に記された「梅花の歌三十二首の序文」からということで、所縁の地、太宰府がある福岡県人としても、嬉しく感激いたしました。
 『令和』由来の「梅花の宴」は、「太宰府展示館」で博多人形で再現されたものが展示されていて、当時の雅な宴の様子を伺うことができます。海外旅行に飽きたら、ぜひ国内旅行で福岡へお越しくださいね。

 元号もそうですが、日本らしさを感じることっていいなと、しみじみ思うようになりました。やはり海外へ出る経験をしてからだと思うんです。若い頃は日本にないもの探しや外国への憧れが大きかったけれど。外を知って内に還るような感覚、海外旅行ファンのみなさまにも同じような感覚を味っていらっしゃる方は少なくないと思います。あのイチロー選手も引退会見で、そのようなことを言っていました。もちろんおかれた境遇は、もっと過酷だったと思いますが。若い人たちの海外体験離れが進んでいるという話題も耳にしますけれど、どんどん海外へ出て、良いも悪いも沢山体験して欲しいですね。世界を見て日本の良さを再発見した若者たちがこれからの日本を造り、世界と平和を築いていってくれるよう期待したいです。

 3月のNZモスク銃撃の痛みも癒されぬうちに、次々と悲しいニュース、残念なニュース、不穏なニュースが続いております。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、どうか一日も早く穏やかな日常を取り戻されますよう、心からお見舞い申し上げます。

(編集部 anan)

 
  

投稿2019.5月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2019.4月号の編集部だより

2019年03月23日 category:編集部だより

みなさま、こんにちは。

去年の12月号では、頂いたインドのおみやげを紹介しましたが(記事はこちら)、今月はニュージーランドのおみやげを頂きました。

シンプルでナチュラルなパッケージ  試しにコップにフタしてみました

 

これ、何かと言うとビーワックス(蜜蝋)で出来たラップで、コップやお皿の上にかけて保存に使ったり、残ったパンやチーズetc、色々包んでおくこともできるんです。蜜蝋で出来ているので、手の温度で、少し柔らかくなったり、冷蔵庫へ入れると硬くなり、キチッとフタすることができる優れもの。しかも天然由来のものだから、食品を包んでも安心です。
とってもいいおみやげを頂きました。人にも環境にも優しくて、使えるオシャレアイテムを頂いたので、すごく嬉しかったのですが・・・

このおみやげを頂いた数日後、悍ましいあの銃撃事件が起きてしまいました。一個人の偏ったイデオロギー、SNSでの拡散など、筆舌に尽くしがたい卑劣な犯行によって、多くの方が犠牲になってしまいました。亡くなられた方々のご冥福を祈ると共に、大きなショックを受けたニュージーランドの方々の心の傷が癒され、一日も早く平和な日常が戻りますよう願いたいと思います。

ニュージーランドは、世界の治安のいい国ランキングでも、アイスランドに次ぐ二位の国で、日本からも多くの観光客が訪れています。特に、治安の良さから留学先として選ばれることも多く、渡航を予定していた方、ご家族にとっては不安になることもおありかと思います。

TRAVEL-MODE「世界の街から」のブロガーさん、「ニュージーランド半自給自足生活」のとらこさんが、ご自身のブログでこの事件に触れ、現地からの思いを発信されていましたので。こちらにリンクを貼っておきます。みなさま、ぜひご一読ください。

 

今、ニュージーランドから世界にお伝えしたい平和への祈り
ニュージーランド半自給自足生活 2019年03月16日(土)

投稿2019.4月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2019.3月号の編集部だより

2019年02月23日 category:編集部だより

みなさま、こんにちは。

パスポートが来年3月から新しくなるということで、私もワクワクしています。
で、残存期間を確認したところ…あと7年もありました〜遠ーいぃ〜。

ICチップが埋め込まれた時もタイミングが合わなかったんですよね。
いつだったか忘れましたけど、旅の連れのパスポートが硬くて、ちょっと厚みもあるんで、あれ?と思ったんですよね。そして、「知らないの?ICチップが入ったんだよ。」と言われたのです。

知らなかったし、比べると私のはふにゃふにゃしているし、硬い方がなんだか威厳を感じるような気がしたのです。
なんか羨ましかったんですよね、あの時。

そんな事を思い出したので、調べましたところ、ICチップが導入されたのは2006年3月でした。
そして、私のパスポートの更新履歴も見てみたところ、2005年11月に更新しております。
そのひとつ前のパスポートが2006年2月までの期限でした。
そこで切り替えていたら、2006年3月から!誰よりも早く!ICチップ入りパスポートを手にしていたんだと、今更わかったわけです、はい。
なので、ほぼほぼ10年、ICチップ入りパスポートはお預けだったんですよね。

ただ、パスポートの残存期間が何日あるかというのは、海外へ行く時に気をつけなければならないことのひとつで、これとっても重要です。
この時、私はタイへ行っているのですが、タイのパスポート残存期間は6ヶ月以上必要です。

現在、ビザ不要の入国が認められている国が多くなって、パスポートさえ持っていれば、いつでも海外行ける〜♪と思いがちですが、これが落とし穴なんですよね。

実際、私の友人に、旅行出発当日、空港のチェックインカウンターで残存日数不足が発覚し、その飛行機には乗れない、当然その国には行けないという経験をした者がおります。この時は、申込時の旅行会社の落ち度ということで、急きょ行先を変更してもらったらしいですが、同行者にも迷惑をかけたと言っていました。

パスポートの更新は5年、10年だから、いつ発給されたか忘れがち。入国条件に6ヶ月以上必要の国は、タイ以外にも結構ありますので、残り1年を切ったら更新する事をお勧めします。
2020年3月には、葛飾北斎の「富嶽三十六景」になりますから、一度、ご自身のパスポートを確認してみてくださいね。

 

ちなみに、これまでのパスポートの写真。
一番左端のパスポート、、、おっきい。昔はこんなサイズだったのですよ〜。

 

 

それでは、みなさままた来月〜。

(編集部 anan)

 

投稿2019.3月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2019.2月号の編集部だより

2019年01月22日 category:編集部だより

何を隠そうわたくしも子どもの頃に、兼高かおるさんが見せて下さる“世界”に魅せられたひとりでございまして、早く大人になって海外旅行がしたい!と切に願ったものでございます。そうしてハタチの記念にパンナム機で渡米したのが、初めての海外旅行でした。

御代(みよ)がわりを前に、兼高かおるさんの訃報は、またひとつ、さらに昭和が遠くなるなと寂しくなるとともに、日曜日の朝、家族揃ってテレビの前に座った我が家のリビングの光景が、ありありと蘇りました。ある一定年齢以上の方は、大抵の方がご記憶にあり、「私も憧れた」という方も多いのではないでしょうか。

兼高かおる 世界の旅」は、旅立つ飛行機と優雅な音楽で始まります。その時点で、すでに異次元、海外旅行は夢のまた夢。でもあの頃の日本人は皆、希望や元気をもらっていたと思うのです。

「いつか海外旅行ができるように頑張ろう!」と。経済的にも精神的にも、いろんな意味で成長過程にある日本の一種の原動力になったと言っても過言ではないはず。何でも実現しやすい便利な現代に比べると、夢を大きく持てた時代だったと思います。

兼高さんが案内する世界は、民族的で、文化的で、兼高さんの知的好奇心の趣くままに、現地の懐に飛び込むかのようなジャーナリズムが感じられました。世界の方から見ても、兼高さんは、当時とっても珍しいというか、初めて見る“日本人”だったのではないでしょうか。「日本の代表として、日本の女性を代表して、そういう気持ちで旅をしています」と仰っていたそうですが、ご著書の中にも、取材中、日本の礼儀作法が喜ばれたことが書かれています。きっと、「皆さんに見られている、私も、私を通して日本も」という思いで旅をされていただろうと思います。それは今も変わらず、誰にでも言えることで、誰もが日本を代表するということを忘れてはいけないと思います。

思えば、海外旅行という側面だけでなく、日本人として女性として、かなりの影響を受けたのだなぁ・・・良い影響をたくさん。兼高さんのような美しい日本語は、残念ながら身についてはいませんが。

  •  
旅の極意だけでなく、人生の指南書とも言える一冊

  • 出版社:小学館 (2013/3/6)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4094088067
  • ISBN-13: 978-4094088069

 

昨今の旅行案内は、何かとグルメ、ショッピング、ラグジュアリーなホテル、場所が外国というだけで、国内と何ら変わらない行動情報ばかりが目につきます。最近では、インスタ映えする写真さえ撮れればいいのかなど、内心明かせば、ちょっと疑問も感じています。もう少し魂が震えるような体験や出会いがあって、日本人が世界で“日本人らしさ”をアピールして帰ってくるようなパワフルなオピニオンが登場しないかなぁと期待もするのですが、きっとみんながそうあるべきですね。やっぱり兼高かおるさんは、唯一の存在です。素晴らしい方でした。

ご冥福を心からお祈りいたします。

 

(編集部 anan)

投稿2019.2月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2019.1月号の編集部だより

2018年12月21日 category:編集部だより

みなさま、こんにちは。

先月号の『街角動画』でご紹介したフィンランド・ロバニエミのサンタクロース村。ご覧いただけましたか? クリスマスにサンタクロースからお手紙が届くというインフォメーションを書き添えたのですが、何を隠そう私のワクワクが止まらず、実際お願いしてみました!友人の子供たちに、2通オーダーしました。

そして昨日(12/19)「サンタさんからお手紙きたよ〜♡」と、大喜びで連絡をもらいました。
フィンランドから遥々、無事に届いたことに安堵しつつ・・・「どんな消印か、私も見たい!」とせがみまして、
写真を送ってもらいました。(すみません、大人気なくて)

そしてこれ↓


サンタさんが忙しそうにプレゼントやらお手紙やら配っておられます!
子供たちにも「かわいい!」と好評。

気になっていた消印は↓

見えますか?
なんと!トナカイの消印!!
想像以上にステキでした♪
ね、針葉樹の雪原に、オーロラ舞う空からトナカイたちが降りてくるような。
切手のデザインと消印、計算されてますよね〜。さすがフィンランド。
粋だなあ。

切手には「SUOMI FINLAND」と書いてあります。
フィンランド語で「フィンランド」は「SUOMI」と言いますよ〜。
教えてあげたら、お母さんも「?」

「日本」でいうなら「NIPPON JAPAN」とみたいな、ね。という説明でようやく
「なるほど〜!」とわかってくれました。

もう一通のお宅は、お父さんが受け取ったので、24日のクリスマスまで取っておくと言っていました。きっと枕元に置くんでしょうね。

子供たちは私とサンタさんが知り合いだと思い込んでくれているようです。(親が説明)
いいじゃないですか!そういうことにしておきましょう。
私までワクワクさせてもらって。
心にぽっと灯りがともるような小さなシアワセを感じることができました。

さて。
TRAVEL-MODEは2019年1月号でございますが・・・
2018年締めくくりの編集となりました。今年も1年ご愛読いただき、誠にありがとうございました。少しでも、みなさまの安心・安全・楽しい海外旅行にお役に立てていましたら、幸いでございます。

今月から『世界の街から』には、新しいお仲間も増え、TRAVEL-MODEが賑やかになることも楽しみです。。特集した『2019年海外旅行計画に便利&楽しいサイト』は、きっと皆さまのお役に立てると思います。かく言う私も、これを利用して海外へ出かけたいと目論んでおります。旅好きの皆さまへ充実した情報をお届けしたいと思っておりますので、2019年もTRAVEL-MODEをどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまにおかれましては、2019年も健やかで安全に楽しい海外旅行ができますよう、お祈りいたします。

それでは、また来月〜。

(編集部 anan)

投稿2019.1月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2018.12月号の編集部だより

2018年11月21日 category:海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE | 編集部だより

みなさま、こんにちは。

秋も深まり…と言いますか、随分と寒くなり、季節は冬に入ったようです。今年も残す所1ヶ月余となりました。早い!本当に1年経つのが早いです。あっという間にクリスマスがやって来ますね。
クリスマス〜年末年始に海外へお出かけの方、旅行準備や現地での行動計画などワクワクしながら、出発の日を心待ちにされていることでしょう。楽しんで来てくださいね。

さて、ここからは個人的なお話になりますが、先日インドのお土産に「Ghee(ギー)」をいただきましたよ。すごく嬉しくて感激しました。みなさま、「Ghee(ギー)」をご存知ですか?

 

いただいたGhee(ギー)

「Ghee(ギー)」とは、食用のバターオイルの一種で、5000年の歴史があるインドの伝統医学“アーユルヴェーダ”でも重んじられているものです。発酵バターを煮詰め、水分と不純物を完全に取り除いた純粋な油です。びっくりなのは、バターは腐るけどギーは腐らないということで、永久保存が可能なのだとか。100年以上経ったギーもあるそうで、香りもお味もその効果も素晴らしく、高価なものなのだそうです。昨今、体に良いオイルが流行っておりますが、その中でも何と言ってもギーの効能・効果はすごい。

アーユルヴェーダの古典医学書「チャラカ・サンヒター」において、「ギーは記憶力、知力、消化力、勢力、オージャス(活力)を高める効果がある」「解毒、解熱、疲労回復、滋養強壮などの作用もあり、ギーはその用い方により無数の効果をあげることが出来る」という記述があるそうです。
出典:女性の美学

 

つまりは、デトックスにもダイエットにもアンチエイジングにもいいということなんですね! まさに最高の油。使い方は、バターと同じように使っていいということなんです。がしかし今、どうやって味わおうか思案中です。とても楽しみです。

以前、TRAVEL-MODEで、“いやげもの”の特集をしましたが、いやいやこれは嬉しかったです。
(“いやげもの”が気になる方は、こちら)
作るのも食べるのも文化を探求するのも好き、インドマイブームも来ている私には、最高の油“ギー”は、最高のおみやげでございました。

この年末年始を海外で過ごす方、ぜひぜひ贈る相手を思って、喜ばれるおみやげを見つけてくださいね。
それでは、また来月〜

(編集部 anan)

 

投稿2018.12月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2018.11月号の編集部だより

2018年10月16日 category:海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE | 編集部だより

みなさま、こんにちは。

あの酷暑の頃には、本当に秋はくるのだろうか? いつ気温は下がるのだろうか?と秋の訪れが待ち遠しくてたまりませんでしたが、この頃は朝晩、ちょっとひんやりしますね。酷暑の記憶も薄れる頃、風邪などお召しではありませんか?

さて、今月号の特集「世界のブルーシティ」はいかがでしたか?
「モロッコ・シャウエン」「インド・ジョードブル」「スペイン・フスカル」、どこも魅力的で行ってみたいけれど、ちょっと遠い? 旅程も日数も多めにかかりますね。
この年末年始は、6連休というところが多いようで、有給休暇をくっつけないと、ブルーシティに行くにはちょっと難しいかもしれませんね。

来年のGWは、新天皇即位に伴い、なんと10連休になるとか!!これには旅行業界が期待を寄せているようですね。大手JTBは300日先の出発分まで予約可能という事です。

2019年GWは10連休?!旅行を予定されている方はお見逃しなく…
PR TIMES

 

この10連休を利用して、今まで行きたかった所へ行ける!という方もいらっしゃるかもしれませんね。

そして、もう一つ嬉しいニュースが。
日本のパスポートが世界最強になったと言うニュース。ビザなしで渡航できる国は190ヶ国になり、パスポートランキング世界第一位!これまで189ヶ国で、同列一位だったシンガポールを抜いて、単独一位になったという事です。その新たに加わった国とはミャンマー。(2018年10月から1年間はビザ(査証)なしで入国可能)日本の信用度の高さは本当に誇らしいです。

ミャンマーのランドマークはまだあまり知られていませんが、カンボジアのアンコール遺跡、インドネシアのボロブドゥール遺跡と並んで、世界三大仏教遺跡と言われるバガン遺跡があります。ミャンマーには金ピカに輝く建物がすごく沢山あるようですので、金運も上がりそうです(笑)。
TRAVEL-MODEでもぜひ、ミャンマーの特集を組んでみたいと思います。お楽しみに。

ゴールデンロック、またはチャイティーヨーと呼ばれるミャンマーのパワースポット。
仏陀の頭髪が納められた仏教徒の巡礼地。

画像:iStock Kyaikto, Myanmar – November 4, 2016: Kyaiktiyo, Golden rock pagoda in the evening.

旅は、計画から始まっています。誇らしいパスポートを手に、大型連休もうまく利用して、ワクワクしながらダイナミックな海外旅行計画をお立てください。

それでは、また来月〜

(編集部 anan)

投稿2018.11月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2018.10月号の編集部だより

2018年09月11日 category:海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE | 編集部だより

みなさま、こんにちは。

今月の特集、エクスペディアエクスペディア・ジャパンのアンケート結果、いかがでしたか?
各国お国柄がよく出ているなぁと、面白く見たのですが、日本人の部分を見ると、「あるある!」と思われた方も多いのではないでしょうか?

 

画像:iStock

 

びっくりしたのは、日本人は、「貴重品を隠す人が9%」ということです。やっぱり、あれですかね? 「まさかホテルで盗難に遭うわけがない」、「私が被害に遭うわけがない」という、日本における安心安全信頼モードを海外にも持って行ってしまうのでしょうか?無意識に? 

日本は、海外の観光客から「落とした財布が帰ってくる国」として賛美され、びっくりされています。実に72%の確率で戻ってくるという数字が出ています。拾ったら交番に届けるというのが、当たり前の感覚の意識でいる人がいかに多いかということですね。小さい頃から、「神様は見ている」とか、「悪いことをしたら、バチが当たる」という道徳的な観念が根強くあると思います。日本は、性善説の秩序で成り立っているとも言われています。

この観念は、日本人の誇れるところでもあるのですが、海外旅行ではこれが裏目に出て、トラブルに遭う要因にもなってしまいます。日本人の傾向として、親切にされるとつい信用してしまうということがあるようです。
大手だったら信頼できるのか、アンケート結果では「大手チェーンのホテルを選ぶ」という人は、69%と23カ国の中で1番でした。言語に自信がないことも理由の一つかもしれませんね。

ホテル選びは、それぞれの価値観があると思います。しかし、旅行とはいえ、ホテルは「食事」や「眠る」という生きる活動の元となる場所。気持ちよく利用し、このホテルにしてよかったと思いたいものです。海外旅行全般に言えることですが、その旅を良い思い出として残せるよう、日本の安全神話を持って行かず、できる限り自身でトラブルを予防したいと思います。次の海外旅行では、セキュリティーボックス使いましょうね。

それでは、また来月〜

(編集部・anan)

投稿2018.10月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2018.9月号の編集部だより

2018年08月20日 category:海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE | 編集部だより

みなさまこんにちは。

海外旅行へ出かけた方々の帰国ラッシュも終わり、夏休みも残すところ、数日となりました。海外旅行いかがでしたか?たくさんの思い出とおみやげを携えて帰国されたかと思います。

いや〜しかし今年の夏は、本当に暑いですね。30℃で涼しいと感じてしまう有様です。
このまま、日本の酷暑は定番化してしまうのでしょうか? 世界からも心配されるほどの気温の高さですが、心配されるのが2年後の東京オリンピックですね。酷暑対策として、サマータイム導入の検討が行われるようですが、インフラの整備が追いつくのか? 日本人に馴染むのか?など、問題山積です。仮に導入が決まっても、最初は日常生活や体調に影響が出るでしょうね。メリット、デメリット十分に検討する、活発な議論に期待したいと思います。

 

画像:iStock

 

EU諸国始め、欧米中心にサマータイムは実施されていますが、サマータイム切り替え時期の旅行で、「私の1時間が消えた!」と頭の中が混乱したことがあります。
日本出国時、現地は冬時間でした。数日を冬時間で過ごし、EU内時差1時間の2カ国目へ移動。そして戻って来る日にサマータイム開始。出発地の出発時間、飛行時間、元々は1時間の時差、サマータイム開始の到着地の時間、何度も確認して、このまま帰国すると私の1時間は、どこへ消えてしまったの〜???と混乱したわけです。よくよく考えたら、日本時間で出発し、日本の時間に戻って来るのですから、私が過ごした時間はプラスもマイナスもないですよね(笑)

日本でサマータイム導入となると、開始日と終了日は、国内で時差ぼけが起こり、混乱するでしょうね。サマータイムは別名「デイライト・セービング・タイム」とも呼ばれ、太陽が出ている時間を有効活用する目的で作られました。夜の余暇を長く持つことができるということですが、それって睡眠時間が短くなるってことですよね? なんだかごまかされているような・・・あれあれ?なんかごまかされてないかな?考えるほど、頭の中が混乱します。EUでは、健康面での悪影響を理由に廃止の議論が始まったということですよ。

そもそも夏季オリンピックとはいえ、気温最高の時期に開催って、そこがおかしいんじゃないかな?なんて思います。昭和39年の東京オリンピックの開会式は10月10日だったのですよね。
なにはともあれ、無事に開催でき、そしてこの暑さから何とか早く解放されることを祈るのみです。
みなさまも、お身体大切に。厳しい残暑を乗り切りましょう!
それではまた来月〜。

(編集部・anan)

投稿2018.9月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

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