TRAVEL-MODE8月号
2014年08月20日 category:ポルトガル特集
今月のTRAVEL-MODEはポルトガル特集!天井まで積み上げられた色とりどりの〇〇!これを取り扱う専門店とは一体?!食べ方が365通り?!美しい海の前に干されている、ポルトガルの国民食はなーんだ? |
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今月は、自転車愛好家が語る「悪質な自転車乗り」をご紹介!こんな自転車には絶対に轢かれたくない!!大きな家具や電化製品を買うときにリスボンで注意することとは?Conseveira de Lisboa selling sardines / heatheronhertravels Fish natural drying / Jsome1 |
バカリャウって何?缶詰マニア必見!リスボンの老舗
2014年08月20日 category:ポルトガル特集リスボンの缶詰屋
Conseveira de Lisboa selling sardines / heatheronhertravels
食を愛し、食を愉しむ旅人にとって、ポルトガルは最も訪れたい土地のひとつです。
ポルトガルといえば、ご存知の通り、カステラや金平糖の語源となっている国です。日本からは、乗り換えながら約20時間のフライトを経てようやくたどり着く国ですが、どこか郷里のような雰囲気を持った国でもあります。その理由のひとつとして、たとえレストランであっても家庭的な雰囲気で食事を愉しめること、また他のヨーロッパ諸国と比較すると味付けがシンプルで、日本人の大好きな魚介類の種類が豊富なことも挙げられます。
帰国後もそんな余韻を味わいたいと考える人も少なくないでしょう。そんな人を満足させる店…それが写真の缶詰屋「コンセルヴェイラ・デ・リスボア」です。1930年創業のこの店は、ご覧のとおり缶詰がズラリと並ぶ、れっきとした缶詰専門店です。逆にいえば缶詰しかない店ということです。
日本でも家呑み用の缶詰がブームになっていますが、このリスボンの缶詰屋も負けてはいません。ツナ、イワシ、サバ、タコ、貝類、イワシの卵…など様々な種類の缶詰が取り扱われています。ポルトガルといえばバカリャウ(真ダラの塩漬けの干物)が最もポピュラーな食材ですが、このバカリャウの缶詰もあります。
バカリャウはこんな感じ
Fish natural drying / Jsome1
写真は、ポルトガルの美しい海を眺めながら、バカリャウが干されている様子です。干しダラは日本でも手に入りますが、京料理で使われる棒鱈(こちらは塩漬けではありません)が同じように真鱈を使用しているため、最も近いものだということです。
バカリャウ料理の中でも特に絶賛されるのが、「バカリャウ・コン・ナタシュ(干しダラ入りグラタン)」や「バカリャウ・ア・ブラス(干しダラとポテトの卵とじ)」です。訪問時にはぜひ堪能したい一品です。今回はたっぷりソースのかかった、揚げバカリャウ料理の写真をご紹介していますが、バカリャウを国民食とするポルトガルでは、毎日食べても飽きないほどのバリエーションがあり、その種類は365種類…とも!
バカリャウ料理
Bacalhau / Carlos Ed. Lopes
缶詰屋に話が戻りますが、様々な種類の缶詰があるこの店。人気の秘密は、コレクターが悲鳴を上げるような色とりどりの缶パッケージにもあるといわれています。眺めているだけで、ポルトガルの風が吹くようなデザインのため、ポルトガル名物のアズレージョ(ポルトガルタイル)と同様に、視覚的に美しいお土産としても喜ばれます。もちろん、甘いものは苦手(特に海外の甘さは嫌だ)という人にとっても、最適なお土産になるのではないでしょうか。
商品が多すぎて、いつまでも迷ってしまう人のために、セット商品のようなものも紹介して頂けるそうです。訪れた際にはぜひ一度、立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
発見!ポルトガル名物☆リスボンの街歩き
2014年08月20日 category:ポルトガル特集今回は、スペイン在住のmiyukifoodさんのポルトガルレポートをご紹介します!
気温40度のリスボンの町を歩き回ったというmiyukifoodさん。リスボンでは狭い通りが多いらしく、大きな家具や電化製品を買ったときには運んでくれる男性を何人か調達しなければならない事情があるんだとか。
こちらは博物館です。1775年にポルトガルで発生した大地震の記憶を後世に伝えるために、博物館の一部は壊れたまま保存されています。
洗濯物と猫の風景。ポルトガルでは、今でも手動で洗濯する習慣があるんだとか。そういえば古いですが、『ポルトガルの洗濯女』という軽妙なリズムの曲がありましたね。
こちらはポルトガル名物『バルセロスの雄鶏』。幸運のシンボルとして親しまれているモチーフです。これには古くからの伝説があり、『真実の証』ともいわれています。濡れ衣を着せられて処刑されそうになった男が、食卓で食べられる寸前だった鶏の丸焼きの一声によって救われるというお話です。以来、大人気のポルトガル土産として、置物やワインオープナー、鍋敷きなど様々なグッズのデザインとして取り入れられています。
最後に、こちらもポルトガルらしい名所、「発見のモニュメント」です。1960年にエンリケ航海王子の没後500年を記念して建てられた像で、「想像してたよりも大きい」という人が多いそうです。大航海時代の帆船をモチーフにしたもので、リスボン西部のテージョ川岸にあります。
ここには、エンリケ航海王子の像を筆頭に32人の地理学者や宣教師などの像が並んでいます。日本人にもよく知られた「バスコ・ダ・ガマ」や「フランシスコ・ザビエル」もいます。
ポルトガルの地形をみると、探検したくなる気持ちがわかるというmiyukifoodさん。次は魚介類をたらふく食べにきたいなあということです(笑)
ポルトガル目線では日本が発見されたのは1541年。今度は逆にポルトガルのいろんなものを発見しに出かけたいですね。
TRAVEL-MODE8月号
2014年08月20日 category:ポルトガル特集
今月のTRAVEL-MODEはポルトガル特集!天井まで積み上げられた色とりどりの〇〇!これを取り扱う専門店とは一体?!食べ方が365通り?!美しい海の前に干されている、ポルトガルの国民食はなーんだ? |
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今月は、自転車愛好家が語る「悪質な自転車乗り」をご紹介!こんな自転車には絶対に轢かれたくない!!大きな家具や電化製品を買うときにリスボンで注意することとは?Conseveira de Lisboa selling sardines / heatheronhertravels Fish natural drying / Jsome1 |
バカリャウって何?缶詰マニア必見!リスボンの老舗
2014年08月20日 category:ポルトガル特集リスボンの缶詰屋
Conseveira de Lisboa selling sardines / heatheronhertravels
食を愛し、食を愉しむ旅人にとって、ポルトガルは最も訪れたい土地のひとつです。
ポルトガルといえば、ご存知の通り、カステラや金平糖の語源となっている国です。日本からは、乗り換えながら約20時間のフライトを経てようやくたどり着く国ですが、どこか郷里のような雰囲気を持った国でもあります。その理由のひとつとして、たとえレストランであっても家庭的な雰囲気で食事を愉しめること、また他のヨーロッパ諸国と比較すると味付けがシンプルで、日本人の大好きな魚介類の種類が豊富なことも挙げられます。
帰国後もそんな余韻を味わいたいと考える人も少なくないでしょう。そんな人を満足させる店…それが写真の缶詰屋「コンセルヴェイラ・デ・リスボア」です。1930年創業のこの店は、ご覧のとおり缶詰がズラリと並ぶ、れっきとした缶詰専門店です。逆にいえば缶詰しかない店ということです。
日本でも家呑み用の缶詰がブームになっていますが、このリスボンの缶詰屋も負けてはいません。ツナ、イワシ、サバ、タコ、貝類、イワシの卵…など様々な種類の缶詰が取り扱われています。ポルトガルといえばバカリャウ(真ダラの塩漬けの干物)が最もポピュラーな食材ですが、このバカリャウの缶詰もあります。
バカリャウはこんな感じ
Fish natural drying / Jsome1
写真は、ポルトガルの美しい海を眺めながら、バカリャウが干されている様子です。干しダラは日本でも手に入りますが、京料理で使われる棒鱈(こちらは塩漬けではありません)が同じように真鱈を使用しているため、最も近いものだということです。
バカリャウ料理の中でも特に絶賛されるのが、「バカリャウ・コン・ナタシュ(干しダラ入りグラタン)」や「バカリャウ・ア・ブラス(干しダラとポテトの卵とじ)」です。訪問時にはぜひ堪能したい一品です。今回はたっぷりソースのかかった、揚げバカリャウ料理の写真をご紹介していますが、バカリャウを国民食とするポルトガルでは、毎日食べても飽きないほどのバリエーションがあり、その種類は365種類…とも!
バカリャウ料理
Bacalhau / Carlos Ed. Lopes
缶詰屋に話が戻りますが、様々な種類の缶詰があるこの店。人気の秘密は、色とりどりの缶パッケージにもあるといわれています。眺めているだけで、ポルトガルの風が吹くようなデザインのため、ポルトガル名物のアズレージョ(ポルトガルタイル)と同様に、視覚的に美しいお土産としても喜ばれます。もちろん、甘いものは苦手(特に海外の甘さは嫌だ)という人にとっても、最適なお土産になるのではないでしょうか。
商品が多すぎて、いつまでも迷ってしまう人のために、セット商品のようなものも紹介して頂けるそうです。訪れた際にはぜひ一度、立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
発見!ポルトガル名物☆リスボンの街歩き
2014年08月20日 category:ポルトガル特集今回は、スペイン在住のmiyukifoodさんのポルトガルレポートをご紹介します!
気温40度のリスボンの町を歩き回ったというmiyukifoodさん。リスボンでは狭い通りが多いらしく、大きな家具や電化製品を買ったときには運んでくれる男性を何人か調達しなければならない事情があるんだとか。
こちらは博物館です。1775年にポルトガルで発生した大地震の記憶を後世に伝えるために、博物館の一部は壊れたまま保存されています。
洗濯物と猫の風景。ポルトガルでは、今でも手動で洗濯する習慣があるんだとか。そういえば古いですが、『ポルトガルの洗濯女』という軽妙なリズムの曲がありましたね。
こちらはポルトガル名物『バルセロスの雄鶏』。幸運のシンボルとして親しまれているモチーフです。これには古くからの伝説があり、『真実の証』ともいわれています。濡れ衣を着せられて処刑されそうになった男が、食卓で食べられる寸前だった鶏の丸焼きの一声によって救われるというお話です。以来、大人気のポルトガル土産として、置物やワインオープナー、鍋敷きなど様々なグッズのデザインとして取り入れられています。
最後に、こちらもポルトガルらしい名所、「発見のモニュメント」です。1960年にエンリケ航海王子の没後500年を記念して建てられた像で、「想像してたよりも大きい」という人が多いそうです。大航海時代の帆船をモチーフにしたもので、リスボン西部のテージョ川岸にあります。
ここには、エンリケ航海王子の像を筆頭に32人の地理学者や宣教師などの像が並んでいます。日本人にもよく知られた「バスコ・ダ・ガマ」や「フランシスコ・ザビエル」もいます。
ポルトガルの地形をみると、探検したくなる気持ちがわかるというmiyukifoodさん。次は魚介類をたらふく食べにきたいなあということです(笑)
ポルトガル目線では日本が発見されたのは1541年。今度は逆にポルトガルのいろんなものを発見しに出かけたいですね。