ヨーロッパ旅行の際、日程に土日が含まれている時、日本と違ってお店が閉まっていることに困ったことはありませんか?そんな時は、どこかで蚤の市が開かれていないか調べてみましょう。ネットで何でも買えてしまう今日ですが、蚤の市では、手に入りにくいヴィンテージものや、一目惚れしてしまうようなグッズとの出会いがあります。今回は、蚤の市が盛んなヨーロッパから、厳選6ヶ所を紹介いたします。

画像:iStock
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<フランス>
蚤の市といえばパリ!旅の目的のひとつとして、パリへの旅行を考える方もいるでしょう。パリには3大蚤の市があり、世界中からまだ見ぬお宝探しの観光客が訪れることでも有名です。毎週末どこかで開催されていますので、パリに渡航される方は土日も旅程に含めてみるといいでしょう。
サントゥアン蚤の市
(クリニャンクール)
日本では「クリニャンクール」という名前で知られていることが多いですが、フランスではサントゥアン蚤の市と呼ばれています。サントゥアン蚤の市は、世界最大級の蚤の市と言われ、その広さは7ヘクタール。区画整備された12ヶ所の屋内マルシェと5つのストリートマーケットで構成されていて、世界中から、観光客、プロのバイヤーやコレクターも訪れる所です。
観光客でも楽しめる可愛い日用雑貨、古着、レコードなどサブカルチャー的お宝の発見から、家具・シャンデリアなどの調度品、銀食器、クリスタルグラス、宝飾品、古美術など、本格的な骨董の品々も豊富で、プロフェッショナル専用エリアもあります。懐かしいもの、珍しいもの、希少価値のあるものなど、見て歩くだけでワクワクする世界が広がります。特に、アンティークカトラリーやオールドバカラなどをお探しの場合は、数、種類よく揃ったサン トゥアン蚤の市がおすすめです。すべて見てまわるには、1日かかりますので、興味のあるエリアを予め決めておいて、効率よく回りましょう。
クリニャンクールは、混雑に紛れてスリが多い場所としても有名ですので、バッグの持ち方に気をつけたり、貴重品の管理には十分気をつけ、警戒心は緩めないようにしましょう。また、付近には物売りも多く、偽ブランド品を売りつける店もあります。高級ブランド品を身につけたり、きれい目ファッションなどは、狙われやすいので、十分に注意してください。

画像イメージ:iStock
サン・トゥアンの蚤の市(Marché aux Puces de Paris Saint-Ouen)
所在地 :124 Rue des Rosiers, 93400 Saint Ouen, France
営業時間 : 土 : 9:00 – 18:00、日 : 10:00 – 18:00、月 : 11:00 – 17:00(変更の可能性あり)
最寄メトロ:Porte de Clignancourt(ポルト・ドゥ・クリニャンクール)
ヴァンヴ蚤の市
パリ3大蚤の市の中では小規模なものとなりますが、パリ中心地からもアクセスがよく、300〜450軒ほどが出店しています。食器やカトラリーなどのテーブル周りから、古着やレコード、ガラクタに見えるものまで、ガレージセールのように敷居も低く、老若男女が楽しめる蚤の市となっています。治安も比較的よく、観光地化されているので、初心者におすすめの蚤の市です。開催時間の7時に行っても、準備中であったり、出店者が到着していないことも多く、逆にお昼を回ると早仕舞いする店も出てくるので、9〜12時くらいが一番楽しめる時間と心得ておいてください。
ヴァンブ蚤の市 (Marchéaux puces Vanves)
所在地 : Angle avenue Georges-Lafenestre et avnue Marc-Sangnier 75014 Paris
開催日 : 毎週土曜日と日曜日 午前7時 – 午後2時00分頃
最寄メトロ:メトロ13号線Porte de Vanves駅
モントルイユ蚤の市
パリとモントルイユを結ぶ環状道路の端にあるポルト・ド・モントルイユの蚤の市は、1885年から続く歴史ある蚤の市です。週末には約20万人も訪れるという人気ぶり。本物のアンティークやヴィンテージものを本気で求める人々にも人気のマーケットです。
モントルイユ蚤の市は、古着にしても、ハイブランドのアイテムが見つかることも多く、ファッション系の掘り出し物にも期待ができます。もちろん、アンティークのガラス製品、キッチン用品など、ガラクタのようなものまで多種多様な商品が並んでいます。おもしろいジャンク品や奇妙な品など、一期一会の出会いで一目惚れのモノと出会うかもしれません。連れて帰るかどうか迷うのも楽しいし、値切って交渉する体験も良い思い出になるでしょう。夢中になりすぎて、周囲への警戒を怠らず、スリには十分注意しましょう。
出展:Marché aux Puces de Montreuil
マルシェ・オ・ピュース・ド・モントルイユ / Marché aux Puces de Montreuil
所在地 : Avenue du Professeur André Lemierre, 75020 Paris, France
開催日 : 土曜日〜月曜日 7:00 〜19:30
最寄メトロ:地下鉄9号線Porte de Montreuil駅
ウェブサイト:https://www.lespuces-portedemontreuil.com/
<イギリス>
ポートベロー・マーケット
映画「ノッティングヒルの恋人」で有名になったポートベローマーケットは、ロンドン西部、高級住宅街の近くにあり、道沿いに並ぶ出店(ストール)の距離は2kmにも及び、こちらも世界最大級の蚤の市と言われています。ロード沿いの通常ショップは、日曜日や平日も営業していますが、「蚤の市!」で賑わいのは、金・土曜日です。アンティーク、骨董が出展する土曜日は大人気。多くの人出に合わせ、ストリートパフォーマンスや屋台でも賑わい、まるでお祭りのよう!蚤の市の楽しさを一層味わえるでしょう。古着好きの方は、金曜日に合わせて訪ねてみましょう。パリと違って、日曜日は開催していないので、注意してください。お気に入りを掘り出すのも楽しいですが、映画のロケ地での記念撮影もお忘れなく。
ポートベロー・ロード・マーケット(portobello market)
所在地:Portobello Road, London W11
開催日:蚤の市は金・土 10:00〜17:00
最寄駅:ノッティングヒルゲート駅(Notting Hill Gate Staion)
ウェブサイト:https://visitportobello.com/
<オーストリア>
ナッシュマルクトの蚤の市
世界各国料理のレストランとフレッシュな食材を扱う市場で知られる「ナッシュマルクト」。ここに隣接し、毎週土曜日に開催される蚤の市は、ウイーン名物と言ってもいいほど大人気!週末定番のアクティビティとして、地元民にも愛され大勢の人で賑わいます。多い時には、なんと1万5000人の人出になるのだとか。ナッシュマルクトの歴史は長く、なんと1820年から!かつて帝国として君臨したハプスブルク家時代の希少なアンティークも見つかるかもしれません。
衣食住全て揃った大規模な蚤の市で、歴史と品格の御用達ブランドのヴィンテージを探したり、素朴ながら味わいある東欧のかわいいモノ探しもワクワクするでしょう。疲れたらカフェテラスでひと息つきながら、賑わうマーケットを眺めてもいいし、買い物が終わったら、収穫物を手にした満足感を乾杯で祝うのも楽しそうです。

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ナッシュマルクトの蚤の市 (Flohmarkt am Naschmarkt)
所在地:Kettenbrückengasse, 1060 Vienna
開催日:毎週土曜日 6:30 〜15:00(変動の可能性があります)
最寄駅:Kettenbrückengasse駅(U4)
<イタリア>
ポルタ・ポルテーゼ
ポルタポルテーゼの蚤の市は、ローマで最も人気があり、スタンドの数1000を超えると言いますから、ヨーロッパでも最大級規模の蚤の市として発展してきました。ですが、どこからそんな物盗んできたの?と言いたくなるよな怪しげなもの、不思議なものも並び、さらにはスリも横行することから、別名「泥棒市」とも呼ばれています。それでも、あらゆる時代の本格的な骨董から、家具家電、日用品、衣類、サッカーチームの希少グッズまで、なかなかの掘り出し物や一点物なども見つかるので、必ずお気に入りのモノと出会えるでしょう。ポルタ・ポルテーゼとは、大きな門の名前で、ガイドブックなどはありませんが、大まかなセクションに分かれているようです。毎週日曜日、早朝からお昼過ぎまで開催していますので、ローマ旅行の際は、よくリサーチしてお出かけください。

画像:iStock
ポルタ・ポルテーゼの蚤の市(Porta Portese)
所在地:Piazza di Porta Portese, 00153 Roma RM, Italy
開催日:毎週日曜日 7:00〜14:00(変動する可能性があります)
最寄駅:地下鉄 Circo Massimo駅またはPiramide駅(地下鉄B)トラム8番
バス:3NAV, 170, 75, 23, H, 44
<蚤の市で気をつけること>
◆スリ、置き引きに注意
人で混み合う蚤の市は、スリや物売りなど警戒すべきことも多くあります。探し物に夢中になったり、両手が塞がった時や、支払い時に持っていた荷物を床に置いたり。しっかり警戒しているつもりでも、スリの手口は多様であっという間です。グルになっていることや、子供を使ってくることもあります。貴重品の持ち運びの際は、服の下に身につけるセキュリティーバッグを利用するなど工夫しましょう。
◆現金を用意する必要がある
蚤の市では、個人のベンダーも多いため、クレジットカードや電子マネーは使えない場合も多く、どうしても現金が必要です。チープなものを買って、大きいお札では嫌がられることもあります。あらかじめ小さいお金に両替しておきましょう。現金を持ち歩くときには、上記のようにスリ対策を怠らないようにしましょう。
◆値段交渉をしてみましょう
値切り交渉も蚤の市の醍醐味のひとつ。言葉が通じなくても、ゼスチャーや電卓で数字を見せたりすると、なんとかコミュニケーションは取れるものです。気持ちの良い取引ができるよう、目があったら現地の言葉で「こんにちは」「ありがとう」くらいの言葉が言えたらいいですね。商品は、「見てもいいですか?」「触っていいですか?」など声をかけるのもマナーのひとつ。口角を上げて笑顔を見せるなど、フレンドリーな姿勢で交渉に臨んでみましょう。
◆エコバッグを持参しよう
蚤の市では基本的にはサービスの袋はありません。袋だけでなく、ガラス物や陶器を包む緩衝材も十分に用意されていない場合があります。ガラスや陶器など、数揃えて目的買いの場合は、緩衝材も用意しましょう。日本に持ち帰る時も、ハンドキャリーにするのか、預け荷物にするのか?または郵便などで送るか?など、梱包方法も考えておきましょう。
いかがでしたか?今回紹介しただけでなく、ヨーロッパ各地に蚤の市はあります。特に夜が明るく日が長い夏は、開催が増えたり、規模も大きくなります。どの蚤の市でも、上記の注意事項を参考に、安全に楽しんでください。これ!!と思える素敵な出会いがありますように。
投稿掘り出し物を見つけよう!ヨーロッパの蚤の市 6選は三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。
世界のお祭り・イベントびっくり箱 Vol.1【ドイツのなまはげ!?】
2018年12月20日 category:ドイツ、クリスマス、クランプス | ヨーロッパ | 世界のお祭り | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE||| 新連載スタート |||
みなさまこんにちは。
世界おやつびっくり箱のシリーズに引き続き、2019.1月号から、新たに「世界のお祭り・イベント」を連載してまいります。Vol.1はドイツ・東欧から! 初回からおっかなびっくりですぞ〜。
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Vol.1 ドイツのなまはげ!?
先日、“男鹿のなまはげ”をはじめ8県10行事「来訪神、仮面・仮装の神々」が、ユネスコ無形文化財に登録されたというニュースがありました。仮面・仮装の異様な形相の神様が、日本各地に沢山いらっしゃるのですね。来訪神とは、「年に一度、決まった時期に人間の世界に来訪するとされる神(出典:Wikipedia)」のことで、“男鹿のなまはげ”は、大晦日の日に「家々を巡って厄払いをしたり、怠け者を諭したりする。(出典:Wikipedia)」とあります。
仮面・仮装の来訪神は、実は日本だけじゃないんですよ。今回ご紹介するのは、クリスマスシーズンにドイツのバイエルン地方、オーストリア、ハンガリー、ルーマニア、スロベニアに登場する“なまはげ”です。
その名は、
クランプス(Krampus)
めちゃくちゃ怖い!!

Bad Toelz, Germany – December 8: participant of a traditional pageant called krampuslauf with fantasy costumes and handmade wooden masks on December 8, 2018 in Bad Toelz, Germany
なまはげどころではなく、これは大人も泣きますね。怖いです。
クランプスは、聖ニコラウスのお供的存在で、聖ニコラウスは、サンタクロースのモデルと言われるだけあって、子どもたちに優しく菓子を配るのに対し、クランプスは“悪い子”を連れ去り、「勉強をするように」「親の言うことを聞くように」と鎖や鞭をふるいながら諭すのだそうです。その姿は半分“ヤギ”、半分“悪魔”。しかも悪い子を地獄へ放り投げる為、手には樺の木のフォーク、背中に籠を背負っているというから、、、もっと怖い! 子供だけでなく女性も警告の対象なのだそう。やっぱり怖い!!
これぞ、まさしく「泣く子も黙る」状態ではないでしょうか。
1900年代のクリスマスカードに描かれたクランプス。
本当に籠に入れられてる〜〜〜。
こちらはオーストリアのクランプス。
右側に聖ニクラウスがいます。

Graz, Austria – December 2017: Krampus masked People in Graz at a Krampus Festival parade for advent before Christmas
このお祭りは、12月6日の聖ニコラウスの日前後に、各地で「クランプスデー」「クランプスナイト」と呼ばれ、街にいる人たちを怖がらせながら開催されています。
クランプスもなまはげも、なんだかほぼほぼ趣旨は同じですよね。ヨーロッパと日本、こんなに離れていて、宗教も文化も違うのにどうして同じようなキャラクターが生まれたのでしょうか? 昔々その昔の方が、地球が小さくて世界は狭かったとか!? 笑。お国も時代も超えて、子供の健やかな成長を願うのは、世界共通ということですね。
この時期、東欧へお出かけになる際は、ぜひクランプに叱られて来てくださいね。
参考:
Wikipedia クランプス
National Geo Graphic クリスマスの悪魔、クランプスの起源
投稿世界のお祭り・イベントびっくり箱 Vol.1【ドイツのなまはげ!?】は三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。
青い街でインスタ映えをねらえ【特集*世界のブルーシティ】
2018年10月14日 category:アジア | おとな旅 | モロッコ、シャウエン、インド、ジョードプル、スペイン、フスカル、スマーフ | ヨーロッパ | 世界の青い街、ブルーシティ | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE | 特集一覧今回のTRAVEL-MODEは、青い絶景の街を特集します。空に海に溶け込むように街全体が青い世界とは、どのような所でしょうか? 年末年始の海外旅行で、日本より過ごしやすい所で、そして混雑しない穴場に行ってみたいという方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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エキゾチックで神秘的な青い街「西のシャウエン」

画像:iStock Stairway in the blue medina of Chefchaouen, Morocco
モロッコ・シャウエン
世界中の旅行者を魅了してやまないこの街は、モロッコにあります。モロッコは、白い都=カサブランカ、南の真珠=マラケシュ、迷宮都市=フェズと、どこも魅力的で、どこを拠点にするか迷いますね。シャウエンはフェズからバスに揺られて4時間程のモロッコ北部の街です。
Chefchaouen / martina.abba
シャウエンの街が青いのは諸説あり、その昔スペインから逃げ、ここに定住したユダヤ人たちが、家や道を作る際に、ユダヤ教で神聖な色とされる青で染めていったという説が、有力のようです。ユダヤ人たちはイスラエルへ向かいましたが、青く染める風習だけはこの街に残ったということです。

画像:iStock Color image of a street in the famous blue town Chefchaouen, Morocco.
他の大都市の規模程はありませんが、シャウエンの旧市街(メディナ)もやはり迷路のように入り組んでいて、幻想的な青い路地の中で彷徨うと、まるで夢の中にいるような気分になることでしょう。
のんびりとした田舎町を、一層非現実的な雰囲気へ導いてくれるのが、猫。メディナで迷子になってみたい人も、迷路から抜け出したい人も、猫に誘われてみてください。不思議な体験に出会うかもしれませんね。
モロッコ・シャウエンの旅行ガイドはこちら→トリップアドバイザー
“ブルーシティー”の愛称で知られている「東のジョードプル」

画像:iStock Jodhpur, India – November 20, 2012: Women chatting in Blue city
インド・ジョードプル
モロッコのシャウエンと並んで、青い街として知られているのがインドのジョードプル。インドの北西部にあり、デリーから飛行機で1時間半、夜行列車では約11時間かかります。ジョードプルは、タール砂漠の入り口にあり、長さ10kmの城壁に囲まれた城郭都市でもあります。
Jodhpur, The Blue City / SkilliShots

画像:iStock Jodhpur the “blue city” in Rajasthan state in India. View from the Mehrangarh Fort.
ジョードプルの街が青い由来は、カースト制度(身分制度)の上位階級であるバラモン(僧侶階級)たちが住む家を青く塗ったのが始まりで、他の階級の家と区別するために塗られたと言われています。また、塗料には殺虫効果があり、虫が寄り付かないのと、遮熱効果があり涼しくなる効果があるそうです。

画像:iStock Jodhpur, India – March 7, 2016: Famous victorian Clock Tower in Jodhpur, India
ジョードプルは、マールワール王国の首都として栄えたインド有数の古都。時計塔がシンボルの旧市街サダルマーケットは、人、車に牛も混じって賑わいます。神秘的なイメージのモロッコのシャウエンと比較すると、エネルギッシュな生活感に圧倒されるかもしれませんね。
インドの人たちは、皆人懐っこいと言いますが、ここジョードプルで、よき旅の体験へと誘ってくれるのは子どもたちかもしれませんね。
Fuerte Mehrangarh en Jodhpur / david.dominguezm
『ONE PIECE』のアルバーナ宮殿のモデルになったと言われるメヘラーンガル城砦は、メインの観光スポットです。建物内部の展示や装飾も素晴らしく、ここから絶景の青い街を一望することができます。混沌とした街中と、見渡す青い街の美しさのギャップに、インドの魅力を感じることでしょう。
ちなみに、ジョードプルとよく似た地名に“ジャイプール”がありますが、こちらはピンクの街と呼ばれています。青い街、ピンクの街を比較しながら訪ねるのもいいですね。
インド・ジョードプルの旅行ガイドはこちら→トリップアドバイザー
青い肌に白い帽子、小さな森の妖精たちの村
pueblo pitufo / manuelfloresv
スペイン・フスカル (Juzcar)
みなさんは『スマーフ』をご存知でしょうか?
スマーフ!? なんだったっけ?という感じでしょうか?
Una prueba de que estamos en el pueblo pitufo #Juzcar #MediTB15 / Julen Iturbe-Ormaetxe
はい。こちら↑がスマーフです。
見たことある!って方も少なくないと思います。
スマーフは、このキャラクターの名前ではなくて、青い肌をした架空の種族の総称です。ベルギーの漫画で、その人気がヨーロッパからアメリカにも飛火し、2011年にスマーフの世界を描いた映画が公開されました。そのPRイベントの場所として選ばれたのが、スペイン・アンダルシア地方にある小さな村、フスカルだったのです。
元々は、白い家々が建ち並ぶ村だったそうですが、このPRイベントのために村全体をスマーフ色、つまり青色に塗り替えられたというのです。学校も病院も教会も!まさに村全体で協力!すごいですよね。
イベント開催から、次々にスマーフファンが訪れ、村を訪れる観光客はうなぎ登りに増加! イベントが終了したら、元の色に戻される予定だったそうですが、住民投票の結果、このままの色を残すことになったそうです。今ではスマーフグッズで溢れるおみやげ屋さんもあり、建物にはスマーフ壁画、インフォメーションはスマーフたちの家となるきのこ! バルコニーから顔を出すぬいぐるみなどなど、至る所にスマーフたちが潜んでいます。村全体でスマーフファンを歓迎しているようで、いいですね。人口250人に満たないこの小さな村の経済効果は、絶大だったということです。
スマーフイベントの動画はこちら→http://www.juzcar.es/4709/juzcar-pueblo-cine

画像:iStock Juzcar, blue Andalusian village, Andalusia, Spain. The Smurf village
フスカルへ行くには、交通手段が車しかなく、旅行者はレンタカーするか、バス(本数少ない)タクシー(帰りまで待っててもらう)で行くしかありません。最寄りの町、ロンダから24kmということです。写真を撮ったりしながらも1時間くらいで廻れるようです。
そして、フスカルはスマーフだけでなく、ハイキングしたり、ジップラインなど美しい自然と景観を楽しむこともできるようです。可愛らしいホテルや民宿など(もちろんスマーフ色)もありますので、慌てず急がず1泊するのもいいかもしれません。アンダルシア地方へ行かれる方は、足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
フルカル村インフォメーション(市議会HPトップ)→こちら
宿泊案内、バスのタイムテーブルやイベント情報はこちら→Júzcar市議会HP
村のホテル、口コミ情報はこちら→トリップアドバイザー

画像:iStock Pueblo Pitufo de Juzcar, Malaga
さて、いかがでしたか?
青にも色々ありますね。シャウエンの青は、街そのものがいくつもの青を重ねたアラビア文様・ゼリージュのようです。メヘラーンガル城砦から一望するジョードプルは、まるでレゴブロックで組み合わせたようにも見えますし、フスカルの青は元気の良いスマーフ色一色です。訪れる季節やお天気、そして見る人の心模様でも、その時々で “青”は変化し、印象を残すことでしょう。いずれも一度は訪れてみたい夢のような所であることは間違いありません。
投稿青い街でインスタ映えをねらえ【特集*世界のブルーシティ】は三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。
何が燃えているの〜〜〜!?ちょっと怖いんですけど、読めば納得。スイスならではの大事なお祭りのようですよ。一体どんな願いが込められているのでしょうか?
★★★
(本日の画像は全て、テレビの画像とスクリーンショットです)
今年は4月16日に開催された
チューリッヒの春祭り、
「セクセロイテン(Sechseläuten)」。
午後からパレードが始まる頃には雨も上がり、
曇り空の下、
チューリッヒの春の伝統行事が行われました。
雨は上がりましたが、私は今年は出かけずに、
夕飯の準備をしながら、
テレビでお祭りのもようを観ていました。
今年の Böögg (ベーグ=雪だるまの形をした人形)は、
20分 31秒で燃え尽きました!
この時間は決して短くはありませんが、
2015年に20分39秒で爆発した年と一番時間が近いのだとか。
ちなみに2015年の夏は、とても晴れた日が多く、
暑い夏だったと記録されています。
(燃え尽きる時間が短いほど、美しい夏になるハズなのだそうです。
あくまでも、占いというコトで)
ベーグの燃え尽きる瞬間の映像とニュースです。
8:20 Uhr: Das ist es – er ist explodiert! (NZZ)
臨場感や迫力は、
その場で目の前で見るのとは比べものになりませんが、
着火の瞬間とか、ベーグが燃えゆく細かな詳細は、
テレビの方がアップでよく分かりました。
ベーグの首が爆発して飛んだ瞬間、
「wunderbar!!(素晴らしい)」
と、声を高らかにあげるテレビ局のアナウンサー。
これを見て、
“素晴らしい” と声に出せる感覚は、
自分にとってはなかなか理解に苦しむ〜!
と言うのがホンネ。
何度目にしても、スゴイ瞬間です!!
毎年行われる伝統のお祭りであるとは分かってはいても、
スイス生活での
カルチャーショックの一つでもあります。
何はともわれ、
無事に春のお祭りが終了してよかった ♪
今年もスイスに、美しい夏がやって来ることを期待!
スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報満載!
Apfelさんのブログ
投稿【世界の街から】今年は 20分31秒!@スイスは三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。
世界のおやつびっくり箱【世界のお菓子シリーズ】Vol.13 フランス
2018年02月16日 category:ヨーロッパ | 世界のおやつ | 世界のお菓子、フランス、アルザス地方、イースター、復活祭、アニョー・パスカル | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODEVol.13 頭から?お尻から?どこから食べる?
ボンジュール♪(こんにちは)
久しぶりのおやつシリーズです。クリスマス拡大版以来の登場です。
今回は、可愛らしくて食べるのを躊躇してしまうケーキをご紹介します。
これ。
画像:youtubeより
子羊ちゃんです。可愛いですね。
このお菓子の名前は、
アニョー・パスカル(L’agneau Pascale)
★どんなお菓子でしょう〜♪
アニョー・パスカルは、フランスのアルザス地方で、復活祭の時期によく見られる子羊型の焼き菓子です。「アニョー」が仔羊のことで、「パスカル」が復活祭のことを意味します。
仔羊のカタチは、キリストの復活祭の際にいけにえの羊を食べるユダヤ教の習慣に由来していると言われています。
仔羊の焼型は、同じくアルザス地方のスフレンハイム村名産陶器で出来ていて、羊の片面ずつ2枚の型が合わさって出来ています。(動画参照)この型がまた味わいがあって、かわいいです。フランスの蚤の市で見かけた方もいるのではないでしょうか。
焼きあがって型からはずした仔羊ちゃんは、パウダーシュガーでお化粧をして、首にリボンを結んでおしゃれします。何と言っても、神様へのいけにえですから。
アニョー・パスカルは、復活祭の前、3月中〜4月中くらいの時期にしか、お目にかかることができないけれど、地元の人たちは、パン屋さんやケーキ屋さんにアニョー・パスカルが並ぶと、春の訪れを感じるのですって。季節を感じる食べ物は、世界中にあるのですね。
さて、お味ですが。ビスキュイタイプの生地で、ふんわりあっさりした味わいということですが・・・。どこから食べましょ〜!?
福岡の銘菓に「ひよ子」があります。気分はひよ子を食べる時と同じですね。ちなみに私はお尻から派でしたけど。
久しぶりの「世界おやつびっくり箱」ですので、恒例の巨匠動画!探しましたよ〜。いらっしゃいました!アルザスのお母さん。撮影はお父さんのようです。たくさん焼いて、家族・親戚・お友達などに配るんでしょうね。キッチンに鉄瓶が置いてあります、日本にゆかりのある方なのでしょうか?
それでは、作り方、どうぞ〜。
投稿世界のおやつびっくり箱【世界のお菓子シリーズ】Vol.13 フランスは三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。