Category: 編集部だより

2020.8月号の編集部だより

2020年07月25日 category:編集部だより

Arrival lobby Bulletin Board​

 

7月に入り、ヨーロッパを中心に日本からの入国緩和の動きが見られています。外務省・海外安全ホームページでご確認いただけます。状況は流動的なため、突然変更になることがあります。

各国の対応を確認したい方はこちら
↓↓↓

新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限

 

PCR検査不要、入国時14日間の隔離措置も不要という国も出てきました。とはいえ、全面的に海外旅行が再開されたわけではなく、外務省の定める感染症危険度レベルが3(渡航中止勧告)および、2(不急不要の渡航はしないでください)の警告が発出されていますし、たとえ相手国に14日間の隔離措置がなくとも、日本に帰国時は14日間の自宅もしくはホテルでの待機があります。ですから、まだまだ、まだまだ通常の海外旅行は先になるでしょう。

旅行会社大手の阪急交通社HPでは、「海外旅行再開に向けての当社の取組」をわかりやすく提示していました。こうした取組を明示されていると、安心感が得られるなと思いました。旅行に参加する側も協力をして、一緒に「楽しい」を作っていく。それも新しいスタイルの一つになっていくでしょう。もうお客様は神様の時代ではない! ということです。旅行業界全体的に大きな痛手を負っていますから、旅行ファンならずとも応援したい気持ちは山々。海外へ旅行できるのは今か今かと待ちわびているともいます。業界とユーザーが一体となって、再開された時、どんな新しいスタイルが登場するのか楽しみでもあります。

 

(阪急交通社 )「海外旅行再開に向けての当社の取組」より

 

投稿2020.8月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2020.7月号の編集部だより #ニューノーマル

2020年06月24日 category:編集部だより

みなさま、こんにちは。

夏至も過ぎ、梅雨が明けたら本格的な夏を迎える今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
1月に中国・武漢での新型コロナウイルス感染症の報道があってから、あっという間に半年が経ち、季節が二つも変わってしまいました。

 

iStock colorful hydrangea.

 

 

世界に目を向けて動向をチェックしていると、少しずつ変化が起きて、前に進んでいるように思います。欧州各国では、3ヶ月に及ぶロックダウンを経て、入国の緩和が広がりつつあります。ドイツとフランスなどヨーロッパの多くの国が2020年6月15日、EU27カ国、イギリス、そのほかスイスなどを含むシェンゲン協定国からの旅行者の受け入れを始めました。シェンゲン圏以外の国や地域からの受け入れは、まだまだ先になりそうです。国境の開放は徐々に進んではきていますが、感染の第2波、3波への懸念もあり、従来のように観光で訪れるというところに至るまでは、やはり時間がかかりそうです。

日本も出入国制限の緩和に向けてベトナム、タイ、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国と調整を進めているという報道がありました。まずは、ベトナムとの間で6月25日から一部緩和を始め、25~27日に日本人のビジネス関係者約440人が出国するということです。

“アフターコロナ”と言われるパンデミックの終息はまだ見えてこないまま、徐々にではありますが、世界は“ウイズコロナ”を選んだように思います。いずれにしてもシステムから価値観、習慣、常識までありとあらゆることが変化し、加速度的に進化することは間違いないと思われます。そしてその新しい状況・常識は、“ニューノーマル” という呼ばれ方をしています。(なんだか、最近カタカナニューワードが増えましたね笑)

 

画像:iStock

 

観光産業ニュース「トラベルボイス」によると、航空会社の利用者向けサービスでは、乗務員や乗客同士の距離を保ち、ヒトやモノと接触する機会を減らす方向へシフトしているということです。具体例としては、チェックインひとつとっても対面はおろか、自動チェックイン機のタッチパネルさえ使われず、オンラインチェックインが主流となります。機内頭上の荷物入れの出し入れもなくなり、座席下に。座席ポケットの雑誌なども消え、航空会社のアプリを通して、乗客自身のデバイスでエンターテインメントを楽しむことになるということです。非接触型にシフトするのは、航空会社だけではありません。ホテルなど宿泊施設においても同様に、新たな衛生・清掃基準での運営が始まっています。いかに空間と清潔を保ち、タッチレス、3蜜回避を実現できるかが、新しいホスピタリティの評価基準に加わりそうです。

一般の人が観光で移動するようになるのは、ワクチンや治療薬が出来てからになると思いますが、次に海外旅行に行く機会が訪れた時には、未来を旅しているような気分になるかもしれません。もう完全な終息はなく、インフルエンザのように新型コロナウイルスとも共存していかなければならず、少しずつ免疫を獲得していくことになるのでしょう。

旅行に行ける日がくるのが待ち遠しく、楽しみでもありますが、今日も最前線で闘い、命と向き合っている医療従事者の方々の奮闘、日常を支えてくださる仕事に従事されている方々への感謝を忘れてはなりません。感染を広げないことを第一に過ごしたいものです。

それではまた来月〜。

 

(編集部anan)

投稿2020.7月号の編集部だより #ニューノーマル三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2020.6月号の編集部だより #きっと行く

2020年05月25日 category:編集部だより

みなさまこんにちは。

夏至も近づき、日が長くなってきました。日差しに新緑が揺れ、花々が咲き誇っています。暑くも寒くもなく、気持ちのいい季節ですね。いかがお過ごしでしょうか。

目にも眩しい旺盛な植物たちの成長と広い青空を見ると、デンマークの友人たちと過ごした美しい初夏の日々を思い出して、恋しい気持ちが湧いてきます。今度はいつ会えるのだろう、またお互いに訪ねあう日が来るのだろうかなどと考えています。
みなさまの恋しくなったり、もう一度いって見たい所、絶対にいっておきたい所はどこでしょうか? 

 

 
友人宅の裏庭/コペンハーゲン   アンデルセン生誕地/オーデンセ

『パンケーキの国』と言われるほど山のないデンマーク

 

少しずつ非常事態モードから、日常へとシフトしてはいますが、海外旅行へ行けるようになるのは、ずっと先になりそうですね。航空会社も徐々に再開の動きは見られますが、国際線に於いては、再開されたとしても各国で入国の規制が緩和されなければ行くことはできません。第二波、三波が来ることも想定されていますから、慎重に行動しなければなりませんね。

世界最大の旅行プラットフォーム・トリップアドバイザーが行った旅行に関するアンケート調査では、海外旅行は1年以上先と答えた人が87%と大部分を占めたということです。残念ですが、永遠に自由な往来が出来なくなるわけではないので、もう少し、あと少し我慢ですね。

さて、そのトリップアドバイザーは、日本国内の今は行けなくても、いつかきっと行きたい場所を「旅リスト」に保存して公開する「きっと行く」旅リストキャンペーンを5月1日よりスタートさせたそうです。

いつか絶対また行きたい旅先の思い出の宿や観光スポットなど、誰しもこの状況が終息したら行きたい場所はあるはず! このキャンペーンは、お気に入りの場所を保存できる「旅リスト」機能を活用し、厳しい状況の中、休業を余儀なくされたり、業態を変えたりしながら必死に営業を続け頑張っている施設の方へ「きっと行くから!」とエールを送るものです。そして、公開することで、他の旅行者にも素敵な場所を教えることもになります。

観光施設・スポットやレストラン、宿泊施設など、終息したら行きたい場所をトリップアドバイザーの「旅リスト」にまとめて保存し、タイトルの冒頭に「きっと行く」を付けて公開すればOK。毎月抽選で将来使えるチケットやグッズのプレゼントもあるとのことです。(第1弾(5月)のプレゼントは東京メトロ24時間券。)

応援したいお店やレストラン、紹介したいスポットのリストを作りませんか?
トリップアドバイザー「きっと行く」は→こちら

非常事態宣言も首都圏含め解除となりましたが、引き続き気を緩ませず、1日も早く平時を取り戻せるよう努めたいものです。みなさまもお気をつけて。

それではまた来月〜

(編集部anan)

 

投稿2020.6月号の編集部だより #きっと行く三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2019.12月の編集部だより

2019年11月25日 category:編集部だより

みなさま、こんにちは。
今月のキューバ特集はいかがでしたか?

(左:ルーベン・ゴンザレス/イントロデューシング、右:Omara/PORTUONDO)

 

私もキューバへの憧れとともに、キューバ・リブレを飲みながら、この2枚のCDを聴いてみました。
キューバの音楽は、リズムの心地よさ、畳み掛けてくるメロディー、そして人が持つ感情の全てを綾なし、寄り添ってくれるように感じます。昼間聴いて陽気に、夜はしっとりとムーディーに。キューバとは全く環境の違う我が家でも、そんな気分に浸れるのだから、音楽の力って凄いとあらためて思いますね。現地だと、もっとテンションが上がることは容易に想像ができます。昼は太陽の眩しさに気圧されることなく弾け、夜は太陽が残した熱を感じながら、音楽が心の襞に入り込んでくるように。ぜひぜひLiveで味わってみたいものです。

 

そして、キューバ・リブレ。何年ぶりに飲むのかな。お酒に慣れていないあの頃、夜な夜な踊りに行っていたあの頃(笑)、喉の乾きを一気に潤すように飲んでたなぁなんて思い出しながら。自家製ラムレーズンを作った後、残っていたラムをコーラで割ってみました。ライムはなかったし、ラムもマイヤーズだったので、厳密に言えば「キューバ・リブレ」とは呼べないものですが。
キューバ・リブレは、サントリーの説明によると・・・

1902年、スペインからのキューバ独立戦争の際に生まれたカクテル。独立支援のアメリカ軍人がたまたまラムにコーラを落としてみたら、うまかった!という偶然の産物。そのときの民衆の合言葉が“Viva Cuba Libre!(自由なるキューバ万歳!)”。独立闘争の際にキューバを後押ししたのがアメリカ。キューバ産のラムとアメリカのコーラ、2つの国の連帯感をあらわしたのがこのカクテル。政治的メッセージの濃い生い立ちである。「クバ・リブレ」はスペイン語名、英語名は「キューバ・リバー」。

SUNTORY キューバ・リブレ レシピより

 

この後、キューバには革命が起こり、以降アメリカとキューバは長きに渡り国交断絶の時代となります。割愛しますが、その後もアメリカとキューバの関係は揺れており…いつか本当の意味で、キューバ産のラムとコーラで乾杯ができる日がくることを願いたいものです。

そういう歴史的背景や、由来も知ったところで、次回ラムレーズンを作る時には、ハバナクラブにしようと思います。

それではまた来月〜。

(編集部anan)

投稿2019.12月の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2019.11月号の編集部だより

2019年10月25日 category:編集部だより

みなさま、こんにちは。
暑かった夏を忘れるほど、すっかり涼しく季節はめぐり、秋めいてきました。そろそろ年末年始のご旅行をお考えの頃でしょうか?

さて、天皇陛下「即位礼正殿の儀」では、世界中からVIPがお祝いに来日されました。実にその数191。その内、通常でしたらおひとりおひとりが国賓クラスとなる国王、国家元首の数は70名を超えております。G20の3倍以上ですから驚きです。

 

出典:Spur

 

歴史と伝統に包まれた荘厳な儀式で、世界に日本の文化が伝わることは誠に誇らしいことです。そして参列の賓客の方々の装束もプロトコルに則った礼装で、儀式に華やかさを添えました。女性も男性も、服装もさることながら立ち振る舞いもエレガントでした。191の国や地域の方々のお衣装を全部は追えませんが、ハレの服装を通して一度にそれぞれのお国柄を垣間見る機会はそうそうあるものではありません。儀式に参列する礼装は、自国の威厳を示し、相手へのリスペクトを示すものです。そこにも儀式の重みを感じます。

今回私が興味を惹かれたのは、民族衣装での第一礼装です。これまで目にしたことのない衣装が目に止まる度に、どちらの国だろう? その衣装の文化や歴史的背景は? と気になり始めるのです。そうすると知りたい調べたいの蟲が騒ぎ出します。世界の人たちもおそらく皇族の方々の束帯、十二単姿に注目し、興味を惹かれたことでしょう。

伝統的な服装は、その土地の風習、環境、宗教などが絡み合い、長い年月を経て受け継がれています。動作や身を守ることなど機能から形が造られ、そこに願いや祈り、または誓いという意味合いを含む装飾が加わったことでしょう。所、カタチ変われど、その本質的な部分には根底に共通点があり、精神的共感ができるように思います。

この良い意味でのカルチャーショックと興味への探求が叶えられることこそ、海外旅行の醍醐味なのではないでしょうか。何気ない日常の中にも、その国らしさを見つけ、その背景を探るなど、まさにディスカバリーの連続です。世界の国々へ訪れる際、テーマがあると旅はもっと有意義なものとなるのではないでしょうか。

引き続き、2020年の東京オリンピック、2025年の大阪・関西での万博で、色々な民族衣装が見られることが楽しみです。

それではまた来月〜

 

(編集部anan)

投稿2019.11月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2019.10月号の編集部だより

2019年09月25日 category:編集部だより

今月号のイスラエル特集、いかがでしたか?

イスラエルは今まであまり馴染みのない国でしたが、直行便が就航することで、興味が湧いたり、理解が深まるかもしれませんね。就航する都市、テルアビブは都市の発展性も観光資源も豊かで、知れば訪れてみたくなる魅力的な所だということがわかりました。いろんな先入観を払拭し、そしてまた歴史・宗教・民族・政治的な背景など、世界を知るきっかけになるのではないでしょうか。

特集の中では触れませんでしたが、もう一つ忘れてはならない聖地、ベツレヘムがあります。

ベツレヘムは、イエス・キリストの生誕地として、その土地の名を知っている人は多いと思います。クリスマスツリーのてっぺんに大きな星を飾りますよね。あのてっぺんの星がなくてはクリスマスツリー完成とならないものですが、あの星こそ「ベツレヘムの星」と言われ、東方の三博士にイエス・キリストの誕生を知らせ、ベツレヘムに導いたとされるシンボルでもあります。敬虔なキリスト教徒であれば、一度は訪れたい巡礼地であることは間違いありません。

聖母マリアがイエス・キリストを産んだといわれる洞窟跡に建てられた教会「聖誕教会」、そして「聖誕教会」に向かうまでの巡礼路、庭園、修道院や教会を含めて、2011年にパレスチナ自治区では初めて世界遺産に認定されました。ですが、ベツレヘムはパレスチナ自治区の中にあり、最も危険な戦闘地域ガザ地区からは少し離れてはいるものの、紛争に翻弄され、誰もが足を運ぶには、躊躇する場所でもあります。
エルサレムからバスで1時間くらいとのことですが、イスラエルからパレスチナ自治区へ入るには検問もあります。治安も不透明ですので、もし行く場合には、しっかりと計画を立て、現地情報の収集が必要です。専門のガイドがついたベツレヘムツアーもありますので、こうしたツアーでの参加を選ぶ方が無難だと思います。

画像:wikipedia

 

毎年クリスマスには、聖カテリナ教会で盛大なミサが行われます。世界各地から信者が訪れ、キリスト聖誕を祝い、1日も早く平和が訪れるよう祈りを捧げています。

世界的な聖人所縁の地に誰もが躊躇なく訪れることができる日が来ることを願うばかりです。

それではみなさま、また来月〜。

(編集部 anan)

 

投稿2019.10月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2019.9月号の編集部だより

2019年08月17日 category:編集部だより

みなさま、こんにちは。

夏休みのご旅行はいかがでしたか?
まだこれからという方や、時期をずらして休暇をとる方は、旅先の安全情報をしっかり確認してからお出かけくださいね。

特に、今現在、渡航に注意が必要なのは、香港、韓国ですね。

韓国については、反日、侮日的なデモや集会が行われています。人と人や、文化的側面での交流を斷つべきではないと考える方もいると思いますが、全般的に日韓関係があまり良くない中、旅行をして気分の悪い思いをすることがあると、当然いい思い出にはなりませんし、初めての旅行であれば、尚更、その国自体が良くない印象として残ってしまうことは大いにあると考えます。必要のない単なる観光は、やはり今は控えるべきではないかと思います。

香港のデモについては、新たな局面に入ったと言えます。危険度も増していますので、渡航は避けるべきです。外務省は、8月14日香港を危険レベル1に指定しました。

私は、6月、大規模デモのはじまりの頃に香港に行きました。その頃、デモはまだ香港島の政府機関やビクトリアパーク周辺だけでしたので、九龍の方には影響はありませんでした。今では、地下鉄の構内でも香港警察によるデモ参加者への取締りが暴力的に行われています。香港に行ったことがある方でしたら、あの場所が? え?あそこで?と見覚えのある場所もあるかもしれません。衝突は現在、香港全土に広がっています。

私が、ホテルをチェックアウトしたのは、200万人が集まったとされる日でした。ホテルを後にする時、スタッフの方に「香港の自由と平和を祈っています。」と声をかけると、緊張した面持ちの男性スタッフは堰を切ったように、こう言いました。「本当は、仕事が手につかなくて落ち着かないんです。今すぐにでも私もみんなと共にデモに参加したい。でも今日も香港には外国からのお客様が来ます。お迎えするのが私の仕事です。どうかぜひまた香港にいらして下さい。」と言いました。「もちろん、必ず来ます。そしてここに泊まります!」と答えましたが、彼らは今どうしているでしょうか?

街歩きの途中、ボーダーのTシャツを囚人服に見立て、手を縛った学生たちは、レ・ミゼラブルの「民衆の歌」を歌いながら行進していました。その若い歌声と驚くほど美しいコーラスが印象的でした。きっと合唱のサークルか何かの仲間だろうと想像したのですが、彼らは今も歌えているでしょうか?

 

 

SNSに飛び込んでくる香港の映像、ニュースを見ると、毎日何事もない私たちの平和を考えます。目をそらさず香港で起きていることを見守りたいと思っています。

 

 

(編集部 anan)

投稿2019.9月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2019.8月号の編集部だより

2019年07月20日 category:編集部だより

みなさま、こんにちは。

昨年の酷暑が信じたれないほど、今年はちょっと涼しい? これから本格的に暑くなるのでしょうか? みなさま、夏休みのご旅行はこれからですか? 

 

 

さて、2018年6月号の編集部だよりでご紹介したGoogleアプリ『Google Trips』。これ、本当に便利で、行きたい所、気になる所をピックアップしておけば、現地でそのままGoogle mapが開けるし、お店やレストランの営業時間もわかり、かなりありがたかったのですが、2019年8月5日でサービスが終了という表示が…。「えー!?」っとなったのですが、いえいえご安心ください。サービスは進化する模様。

新たに『Google Travel』というサービスが開始されました。行き先ややりたいこと、宿泊、航空券など、多岐に渡るプロダクトで構成される旅行に特化したナビゲーションサービスとのこと。『Google Trips』はスマホアプリでのサービスでしたが、『Google Travel』はPCでも検索可能になります。

『Google Trips』でも、Gmailのアカウントで予約した航空券やホテルは、自動的に保存され予約管理ができていましたが、『Google Travel』になると、それ以外の予約も自分で追加したり編集できるようになるそうです。スマホアプリだけでなく他のデバイスでも共有できるようになるということのようで、なくなるんじゃないんだ〜、Googleさんありがとう!

グーグルが目指すのは「旅行プランニングをもっとシンプルにすること、一番欲しい情報にすぐにアクセスできること」

(トラベルボイスより)


うんうん。Google Travelで検索すると、↑の画像。『Google Trips』を使ったことがある人だったら、なじみある画面で、継続感を感じると思います。
ということで、機能はこれからどんどん進化する兆しで、もっと便利になりそうです。

と言っても、まだ見ぬその土地に思いを馳せながら、色々いろいろ調べるところからワクワクが始まり、それが旅の半分を占めているのではないかとも思うのです。便利になりすぎて、そこら辺がさーっとショットカットされてしまったら、、、。私はちょっと物足りないかな。とはいえ、現地でスマホひとつで解決するのは非常にありがたい。う〜ん悩ましい。
みなさまも次のご旅行で、試してみてくださいね。

それではみなさま、また来月〜。
楽しい夏休みのご旅行を!

(編集部anan)

投稿2019.8月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2019.7月号の編集部だより【香港のおみやげカタログ】

2019年06月25日 category:アジア | お土産 | 編集部だより

みなさま、こんにちは。

先月の編集部だよりで、ちらっとお伝えしておりましたが、6月14日(金)〜16日(日)行って参りました週末弾丸香港旅行。
そうです、香港で大規模なデモが起きています。そのさなか。
もちろん、@とらべるに申し込み、たびレジに登録して、事前情報収集抜かりなく。調べ尽くして「こうなったらこうする」と出せる手札を沢山用意してから出発しました。

※香港旅行を予定している方は、早めにたびレジを登録しておくことをお勧めします。その都度、現地情報がメールで入ります。その時その時変わる状況を見ながら検討してください。

在香港日本国総領事館より逃亡犯罪人条例等改正案関連の動きを巡る邦人へのお知らせ

 

16日のデモと抗議活動は平和的に統制だって行われましたが,一方,抗議活動の主催団体等は,目的達成を求めて引き続き抗議活動を継続する旨表明しており,本件問題への収束化に向けては,未だ予断を許さない状況がしばらく続くものとみられます。

ついては,香港への渡航・滞在を予定している方及び既に滞在中の方は,報道や当館お知らせ等を通じて当地の最新情報を入手しつつ,不測の事態に巻き込まれないよう心がけるなど,安全の確保に引き続き努めて下さい。
(※2019/06/17 20:35  たびレジ経由で届いたメールより一部割愛して掲載)

 

この時点での情報として申し上げますと、デモが集結しているのは香港島の政府機関の周辺です。
私の場合は、尖沙咀のホテルを予約していたので、九龍中心に動くことにして、パワフルでエネルギーに満ちた香港を楽しむことができました。
「ありがとう香港!」「また行きたい香港!」「がんばって香港!」の思いを込めて、編集部ananが購入したおみやげを全部お見せします。

★香港ドル表記以外の参考価格はうろ覚えですので、ご了承ください。

 

 

■薬局系ローカルグッズ

『RICQLÈS』
今回の香港みやげの中で、No1。ほぼこのノスタルジックなイデタチに一目惚れしたのですが、その使い道がオールマイティー過ぎます。中身は80%アルコールのミント水。
頭痛、肩こり、虫刺されにぬりぬりして、スッキリ。びっくりなのが飲める! ってこと。ペットボトルの水に数滴落として、持ち歩きました。飲むと、気分もスッキリ爽快。お茶やミルクにもって書いてあります。酔い止めにもなるんですって。なんとMADE IN FRANCEです!

 

中に入っている効能書きは、昭和っぽい懐かしさを感じます。  
外側のパッケージは、これ。薬局のレジ周りに置いてあることが多い。(600〜700円くらい)薬局によって値段違う。

 

『白花油』
これもスースー系です。漢字違うけど「ハッカ油」。『RICQLÈS』よりもスースーが強くて、においもシップのようです。ばら撒きにぴったりのミニミニサイズまで、大きさ4、5段階あるようです。写真はマッチ箱くらいののミニサイズ。200円くらいでした。
歩き疲れた脚にちょんちょん、スマホ見過ぎた疲れた首筋にちょんちょん、めっちゃ効きます。持ち歩きにいい!
こちらは外用のみ。

 

『TIGER BALM
NECK & SHOULDER RUB BOOST』
昔、親戚のおじちゃんの定番土産だったタイガーバームも進化しています。使いやすいクリームタイプです。強力なスースーは健在です。2タイプあり、BOOSTの方が強力。疲れて塗りまくったところ、痺れるほどの刺激で寒くなりました。(50香港ドル)空港の免税店でも買えるので、買い忘れた時も安心。(※空港ではバラ売り無しの4個セット、ノーマルタイプは3個セットでした。)

 

以前、上海か北京のおみやげ特集で紹介した時は「おじさんのど飴」でしたが、香港で売っていたのは『おばさんのど飴』でした。
12粒入り。150円くらいだったかな?
香港のティッシュといえば、『Tempo』
ティッシュと言っても、分厚くて小さめの正方形の紙ナプキンみたいな感じ。購入したCitrus Blossomは香港の香り!
36個パックで35香港ドル。バラまきました!!

 

『花露水』
1898年から続く双子の美人姉妹が目印の「花露水」。思っていたよりも瓶が大きかったので買うか迷って、薬局のお姉さんに「これ、どうやって使うの?」と聞いたところ、「部屋にふりかけ、自分にふりかけ、洗濯物にふりかけ、どこにだってふりかければいいのよ!」と言われました。「どんな匂い?あなた、この匂い好き?」と更に聞くと、「え?考えたことない。花の匂いよ!とにかく香港はそこいらじゅうこれのニオイなのっ!!」とイラっとされました。
お姉さんの迫力で、いくらだったか忘れました。

 

■香港の老舗

 1923年創業『利工民のアンダーシャツ』
ブルースリーが愛用していたことでも有名な香港の老舗の下着屋さん。世界に誇るメイドイン香港なのです。さらさらと滑らかな手触りで、ものすごく気持ちいい!4ランクあって、一番高級なラベルは金鹿。次に藍鹿、蝉、電球と続きます。薄いのにとても細い糸で目が詰まっています。これで暑い夏もサラリと涼しく過ごせそう。
写真は藍鹿のノースリーブ。ランニングではない。(240香港ドル)

 

レトロな箱がズラ〜っと並んだ店内。香港に4店舗あります。  2枚買ったら箱に入れてくれました。

 

藍鹿ラベル。
なぜ鹿、蝉、電球なのか知りたい。

カタチで選んで後で見たら電球ラベルでした。電球でも十分なサラサラ感。フレンチスリーブ(150香港ドル)。次は金鹿買うぞ。

 

香港老舗の調味料屋さん『八珍』
XO醤
もう、どれを何を買っていいか散々悩み続けるほどの調味料の種類!醤の類は圧倒的。代表格はやっぱり醤油と黒酢。でも瓶が結構大きかったんですよ。で、XO醤にしたところ、これが大正解!! ホタテフレーク満載で、醤というより佃煮!? 品の良いピリッと感も大満足でした。(95香港ドル)
②桂花酢
せっかくだから、日本にきっとないものを買おう!どれだろ〜と眺めて決めたのがこちら。金木犀のお酢。初めて見ました。
これは、ほんのり華やかで優しい。果物市場で買った「蓮霧(紅天桃ともいう)」とセロリをこのお酢でサラダにしてみました。思いつきの初めての組み合わせでしたが、爽やか軽やかな夏にピッタリの一品になりました。(20香港ドル)

 

■女子はきっとみんな好き

「おしゃれ!」と言われるバラまきみやげを買いたい方は、MARKS &SPENCERへ。
プライベートブランドが充実したイギリス発のスーパーマーケットです。あれもこれも可愛い!美味しそう!で、心躍ります♡
写真は、シャカシャカした生地のエコバッグ。(25香港ドル)
安いし、軽いし、可愛いし、使えるし!!
あの人にも、この人にも、喜んでいただけました。
バッグを広げたらこんな感じです。ロンドンの建物を散りばめたデザイン。
左下の三角コーナーに、くしゅくしゅして、ギュッギュとコンパクトに詰め込むと、ころんとしたハートのような形になります。
香港のお買い物は、エコバッグが必需品。
いろんな所で、エコバッグ売られますが、女子を引き付けるのはここでしょう。

 

こちらは布製のトートバッグ。
しっかりマチがあって、取っ手が長く肩にもかけられる。
ロンドンのシンボルがハート型にあしらわれたデザイン。これは男子も使えるでしょ。
(49香港ドル)
こちらは、小ぶりのクーラーバッグ。
夏場、お弁当入れるのにちょうどいいサイズ。
絵柄の通り、アイスを数日分買い込む時、
これ持ってスーパーに行こう!と思って買いました。(32香港ドル)
M&S プライベートブランドのハンドクリーム。
シンプルなデザイン、気持ちが明るくなる空色、バッグの中で邪魔にならないサイズ。これもオススメのおみやげ。
(15香港ドル)いっぱい買いたかったのに、3個しかなかった〜。

 

■自分用お楽しみ

今回、香港で絶対行きたかったのが上海街。厨房用品屋さんがズラリと並んでいて、料理好きにとってはワクワクランド。
これ、パンや饅頭を取るトング。なんでこんなのいるの?と思われるかもしれませんが、瓶を煮沸消毒する時用に、ここ何年もずっと欲しかったのです。普通のトングでは、鍋から瓶を引き上げるときに、滑ったり、腕に熱湯が伝ってきて「あ熱っ!!」となるのです。これでしっかり瓶が挟めるw
しかも赤い取っ手が可愛かった!興奮しすぎていくらか忘れました。

素焼きの小さな器。材料や調味料を分けて準備する以外、ナッツとか薬味入れたり、活躍の場が増えそう。1個50円くらいだったと思います。街市で買った干し海老と干し貝柱を入れてみました。 足元の埃かぶったぐちゃぐちゃした箱の中から発見したのは…これってひょっとしてエッグタルト用パイ皿じゃない!? この発見は、自分でも「目敏い!」と思った瞬間でした。1個20円くらい。

 

最終日の朝ごはんで食べたパイナップルパン。焼きたてに冷たいバターがサンドされ、侮る無かれの美味しさ。もはや香港の定番ですね。
店先でパンだけ購入することもできるので、翌日の朝ごはん用に買いました。つぶさず持って帰れてよかった〜。
友人が買ったパンをビニール袋に入れていたので、目の前に積んであるビニールはセルフなんだと思い、触ろうとした瞬間、パン売りのおばさんにめっちゃ怒られました。大人になって、あんな怒られ方するなんてトホホ。最終的には入れてくれたけど笑

 

 

おみやげはこんなところでしょうか。
参考になるおみやげはありましたか?

正味1日半くらいの滞在でしたが、おかげさまで何事もなく、行きたい所に行き、食べたいものは全部食べ、買いたい物も全部買う、凄まじいと言っても過言ではない充実ぶり。
気持ちのいい朝、バードガーデンに行って、おじさんたちの鳥自慢談義を眺めたり、油麻地のフルーツマーケットで、南国ならではの果物を買ってホテルで食べたり、物欲だけでなく心も豊かにリフレッシュでき、新たな発見と思うところありの楽しい旅でした。

それでは、みなさままた来月〜

(編集部anan)

投稿2019.7月号の編集部だより【香港のおみやげカタログ】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

2019.5月号の編集部だより

2019年04月24日 category:編集部だより

みなさま、こんにちは。

TRAVEL-MODE5月号、平成最後の配信となりました。
新しい元号は『令和』。

cong yuによるPixabayからの画像

 

 『平成』発表の時には、昭和天皇の崩御という日本中が重い空気に包まれた中での発表でした。
「へいせい」という響きに馴染むまで、結構な時間がかかったように記憶しております。
今回は、お祝いムードで発表の時を迎えられ、多くの方が歓迎出来るもので、とても良かったと思います。ご譲位ということで、元号決定までには熟考する時間もあったと思うのですが、「れいわ」という音の響きもまろやかで、品良く美しいですね。平安な万葉の時代に思いを馳せながら、新しい御代を静かに寿ぎたいと思います。

 さらに典拠が万葉集に記された「梅花の歌三十二首の序文」からということで、所縁の地、太宰府がある福岡県人としても、嬉しく感激いたしました。
 『令和』由来の「梅花の宴」は、「太宰府展示館」で博多人形で再現されたものが展示されていて、当時の雅な宴の様子を伺うことができます。海外旅行に飽きたら、ぜひ国内旅行で福岡へお越しくださいね。

 元号もそうですが、日本らしさを感じることっていいなと、しみじみ思うようになりました。やはり海外へ出る経験をしてからだと思うんです。若い頃は日本にないもの探しや外国への憧れが大きかったけれど。外を知って内に還るような感覚、海外旅行ファンのみなさまにも同じような感覚を味っていらっしゃる方は少なくないと思います。あのイチロー選手も引退会見で、そのようなことを言っていました。もちろんおかれた境遇は、もっと過酷だったと思いますが。若い人たちの海外体験離れが進んでいるという話題も耳にしますけれど、どんどん海外へ出て、良いも悪いも沢山体験して欲しいですね。世界を見て日本の良さを再発見した若者たちがこれからの日本を造り、世界と平和を築いていってくれるよう期待したいです。

 3月のNZモスク銃撃の痛みも癒されぬうちに、次々と悲しいニュース、残念なニュース、不穏なニュースが続いております。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、どうか一日も早く穏やかな日常を取り戻されますよう、心からお見舞い申し上げます。

(編集部 anan)

 
  

投稿2019.5月号の編集部だより三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

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