チップの習慣のない日本人にとって、チップは海外へ行って戸惑うことのひとつです。
国や地域によっては、サービス業の賃金が安く設定されていて、チップの有り無しが生活を左右するほど、重要なものであったりします。
欧米人であってもチップをストレスに感じる人も少なくなく、最近では緩やかな傾向として、チップを廃止したり、予めサービス料を含んだ金額で提示されるところも出てきました。(ヨーロッパ方面へ行かれる方は、行き先のチップ習慣を調べてから行きましょう。また、日本人観光客の多いハワイでは、チップ・サービス料込み表示が増えています。)
チップ習慣の世界地図を見て確認。
↓
https://matadornetwork.com/abroad/mapped-tipping-around-world/
英語のサイトですが、色別表示の地図なのでわかりやすいです。
■色表示の国は、請求書をチェックしてください。(サービス料込みだったら不要)
■色表示の国は、チップ不要です。
■色表示の国は、チップが必要です。
空港である程度少額に両替しておく
チップ習慣のある国へいく場合、空港で両替する時に、1ドル、1ユーロなどチップ用を両替しておいた方が無難です。特に空港からホテルまでタクシーを使う方、4★以上の高級ホテルに宿泊される方は、到着後すぐにチップが必要となります。「大きいお札しかない~。どうしよう。」ということがないようにしましよう。
チップを渡すエチケットとして
ポケットからさっとお札を出して、さりげなく渡しましょう。目の前でお財布を開いて、取り出すのは失礼です。女性は、バッグのポケットなどからさっと出せるように準備しておきましょう。
あけっぴろげに「はいはい、チップね。」みたいなのは、周囲へも配慮が足りません。相手の目、顔を見て「thank you」と言いながら、手元で折りたたんだお札を渡すといいです。見ていなくてもお札が手に触れれば、相手もさっと受け取ってくれます。
レストランでは、テーブル会計がほとんどです。テーブルを立ち去るときに見えるように置いていくか、支払い伝票に「TIP〇$」などと書いてクレジットカードで支払います。
余った小銭をジャラジャラとテーブルにおいていくのは、嫌がられますし、感じ悪いですよね。
Tipping / theglobalpanorama
チップが必要なのは
①ホテルで
ベルマン、ハウスキーパー(ピローチップ)、ルームサービス、コンシェルジュなど
※荷物は1個につき$1(€)~。4つ★5つ★などホテルのクラスで2~5倍
※アメリカは、4つ★以下でもチップが必要
※ピローチップをサイドテーブルに置くときには、チップであることがわかるようにメモを。
余った小銭をかき集めておいておくのは、スマートではありません。
②レストラン
渡航先で相場が違ってきます。10%~20%で、端数を切り上げます。
サービス料込みで請求されたら、支払う必要はありません。
③タクシーなど
10%~15%が一般的
④トイレ
トイレの入り口に清掃の人が座っていたり、お皿が置いてあったら。20~50セントくらい
⑤エステやマッサージの施術
ラグジュアリーなサロンでは利用金額や技術・サービスの満足度に応じて。
⑥その他、
ガイド、座席案内、通訳など。
なにかしてもらったら、最低限の心づけを渡すのがベターです。
詳しくはこちらをご参照ください。
チップの国別相場 チップのパーセンテージと金額
もう迷わない!チップの新常識
Wikipedia チップ(サービス)
投稿GW直前!気になるチップのことは海外旅行保険 の最初に登場しました。