外務省情報(2013.6.12付)

2013年06月12日 category:オーストラリア特集

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【スポット情報】
2013/06/11
シリア:ダマスカスにおける自爆テロの発生に伴う注意喚起
2013/06/11
アフガニスタン:カブール国際空港付近におけるテロの発生に関する注意喚起

【危険情報】
2013/06/10
イランに対する渡航情報(危険情報)の発出
2013/06/10
ベネズエラに対する渡航情報(危険情報)の発出

【海外邦人事件簿】
親切な外国人。振舞われたご馳走の中には…

特集:アンドラ公国

2013年05月15日 category:アンドラ特集

アンドラ公国 Principality of Andorra
www.viajar24h.com-26
www.viajar24h.com-26 / Viajar24h.com

パズルを愛する僕にとって
アンドラの石畳は強敵だ。
大小が適当に散りばめられ
不規則に並んでいるふりをして
実は僅かな隙間も計算ずくだ。
だから石の配列に気を取られて
僕がうっかりつまづいたのも
持っていたオレンジが
誰かの足元に転がったのも
全ては意志を持つ石たちの仕業なのだ。
君が果実を拾い上げる。
どこかで、教会の鐘が鳴った。

 
 
St Joan de Caselles / Andy Hay LaBoqueria Jamon Serrano/Iberico / snowpea&bokchoi
www.viajar24h.com-60 / Viajar24h.com TFWS / macle

スペインとフランスの国境には、ある国家が存在している。それはスペイン司教とフランス大統領を共同元首とする、アンドラ公国だ。

ピレネー山脈に囲まれたアンドラ公国は、日本でいうと金沢市ぐらいの小さな国だが、スキーやトレッキングのメッカとして名高い。映画『アンダルシア女神の報復』で登場するスキー場も、このアンドラという設定だ。また、モナコやリヒテンシュタインと同じくタックス・ヘイブンの国で、週末ともなれば周辺国からの買い物客で賑わう。免税天国で、しかもヨーロッパで最大規模の温泉を満喫できるとあれば、別荘地として人気を集めているのも大いに頷ける。

山を眺めることは、この国の日常である。そしてその風景の一角には、必ずといっていいほど古い石造りの建物がある。アンドラが国家として正式に独立したのは1993年のことだが、国としてのはじまりは8世紀に遡る。統治権をめぐる争いを繰り返しながらも、アンドラが丹念に積み上げてきた年月は、そんな石垣同様に重厚だ。

人知れぬ小さな箱に、あふれんばかりの魅力を隠し持つアンドラ。
ふと立ち寄りたくなるその日まで、この重量感に満ちた小箱の存在は、あなたの記憶に残っているだろうか。

今は夫婦ふたりだけ。突然の入院が心配です(60代女性)


郵便マニア◆ 
郵便好きなら一度は訪れたい国がアンドラだ。スペインとフランス両国によって郵便事業が行われているため、街ではスペインのポスト(黄色)とフランスのポスト(クリーム色)が並んでいる。スペインのポストに投函すればスペイン経由で配達され、フランスのポストはフランス経由で届けられる。ちなみに、どちらが速く届くか自分宛に投函してみた方の貴重な情報によると、双方とも同じ6日後に届いたとのこと。

   
Going Postal / Secret Tenerife  andorra / Strooks-traveller1  Post box at Quelven / Rhian vK

Close up!アンドラのピクニック

2013年05月15日 category:アンドラ特集

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今回は、スペイン在住miyukifoodさんのレポートをご紹介します。
スペインからアンドラ公国に訪れたmiyukifoodさんファミリー。この日は湖を目指して、ピクニックを楽しまれたご様子です。高所恐怖症でありながらも、息子さんをおんぶして、この石垣をのぼられたのだとか!

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アンドラ公国の公用語はカタルーニャ語です。カタルーニャ語はスペインのカタルーニャ地方(バルセロナなど)で多く用いられている言語ですが、スペイン語に似ているようでいて、全く違う部分も多く難しいのだとか。ここでは標識なども全てカタルーニャ語なので、「わからん・・・」とmiyukifoodさん。

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国民の大半がカトリック教徒のアンドラ公国。街にはロマネスク式の教会が点在しています。写真はピクニックの帰り際に見つけた小さな教会。その前に広がっているのが、この絶景です!日本人に出会うことの極めて少ない、ちょっと変わった旅先アンドラ。スペインやフランス行きの計画に、ぜひ加えてみませんか?

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アンドラ公国へ行くには・・・
アンドラ公国には空港がないので、スペインやフランスから陸路で移動することになります。その際は直行バス(所要時間:約3時間)が本数も多くて便利なんだそう。国境での出入国手続きは不要ですが、パスポートの提示を求められる場合もあります。

子どもが大きくなったのでライフプランを見直しました。(50代女性)

アンドラで再会する「兄弟豚」

2013年05月15日 category:アンドラ特集

Cerdos ibéricos
Cerdos ibéricos / comakut

中世の時代に、生きる場所を異にした「兄弟豚」がいます。

彼らの名は「イベリコ豚」と「ビゴール豚」。どちらも美食界に欠かせないブランド豚ですが、歴史をたどると、スペインとフランスの国境であるピレネー山脈に古くから生息していた同起源の豚なのだとか。彼らはここからスペイン側とフランス側に分かれていき、「スペインのイベリコ豚」「フランスのビゴール豚」として、それぞれの土地に根付いていったといわれています。つまり、ピレネー山脈にあるアンドラ公国は、これらブランド豚たちの母なる地とも呼べるわけです。

そんな誇らしさもあるのでしょうか。アンドラの首都、アンドラ・ラ・ベリャのメインストリートを歩けば、カラフルに彩られた豚のオブジェが何体も並び、豚の国アピールに余念がありません。スーパーマーケットでは、イベリコやビゴールの生ハムなどスペインとフランス両国の食材が揃いますし、安くて美味しいカタルーニャ料理が食べられることで有名なレストランマリスケリア・ドン・デニスでも、豚のメニューが特に評判です。美食に欠かせないワインも、アンドラで買うと3ユーロ(約390円)から。これならフランスワインも気軽に嗜むことができますよね。

Jamon Iberico
Jamon Iberico / PresidentMerkinMuffley

ところで、スペインとフランスに分かれた兄弟豚は、長い年月の中で各々に特徴的な味わいを刻んでいきました。どちらも脂肪分を多く蓄えた豚肉ですが、スペインのイベリコ豚は濃厚で力強く、フランスのビゴール豚は繊細で香り高いと評されます。豚の肉質を通して、両国の雰囲気や国民性までもが映し出されているようです。イベリコ豚に比べると日本では耳慣れないビゴール豚ですが、彼らは一般的な交配種の豚に比べると倍近くの時間(約1年以上)をかけて、放牧でじっくりと飼育されます。この贅沢な時間が、ビゴール豚の肉質を高め、希少な高級豚としてフレンチ界を唸らせているのです。

異なる国で、その土地ならではの調理技術と、人々の舌によって育まれてきた兄弟豚たち。別の道を歩んできた彼らが再び出会う国がアンドラです。ありふれたグルメ旅に飽きたなら、それは食のストーリーに想いを寄せ、味覚以外の何かを揺さぶるチャンスなのかもしれません。

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外務省情報(2013.5.13付)

2013年05月15日 category:アンドラ特集

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【スポット情報】
2013/05/10
タンザニア:北部アリューシャ市での教会爆破事件発生に伴う注意喚起
2013/05/09
ベネズエラ:カラカス首都区における誘拐事件の多発に関する注意喚起

【危険情報】
2013/05/08
ブラジルに対する渡航情報(危険情報)の発出
2013/05/07
ボリビアに対する渡航情報(危険情報)の発出

【海外邦人事件簿】
ご家族への思いやり

特集:カンボジア王国

2013年03月27日 category:カンボジア特集

  Kingdom of CambodiaDawn at the temple: Ankor Wat at sunrise, Siem Reap, Cambodia
Dawn at the temple: Ankor Wat at sunrise, Siem Reap, Cambodia / victoriapeckham

相手は電話を切ろうとしなかった。
押し黙る僕の背後に耳を澄まして
辺りの音を探るように息を潜めている。

電話の主に見当はついていた。
それでも僕は万全を期して
黙っていることにした。
幸い、張りつめた朝には
鳥も遠慮がちに囀る。
長い静寂に痺れを切らしたのか
終始無言のまま、通話のランプは消えた。

手中で湿った電話をポケットに
僕は目当ての場所へと向かう。
「だれにもひみつのやくそく」
仲間たちは覚えているのだろうか。

水面を滑る風が愉しげに
アンコール・ワットの輪郭を揺らしている。

 
 

Phnom Pehn – Cambodia / Amber de Bruin  Siem Raep – Cambodia / Amber de Bruin
Cambodia Bay / Quiltsalad  Fantastic food / robertpaulyoung

ヒンドゥの神が宿り、王の偉大さを語るカンボジアの世界遺産「アンコール・ワット」。
そこには息をのむほどに精巧な壁面装飾が施され、知れば知るほどに嵌まり込みそうな、神々の物語が刻まれている。登山並みにハードな行程といわれる遺跡群ながらも、そこでは絹衣をまとったデヴァター(女神)や微笑むクメール人像など、石造りとは思えない程に柔らかなモチーフ達が迎えてくれる。

そんなカンボジアの歴史も、1970年代から続いた内戦で暗い影を落とす。
ポルポト政権下での大虐殺、内戦終結後も続く地雷被害や貧困、農村部で絶えない人身売買・・・。ゴミ山で働く幼い子どもの映像を目にした方も多いだろう。神の棲む聖なる国が落ちた凄惨な谷底。そして、日系企業の進出など国際的な支援によって見出されつつある、再生への道。どれもが現実で、これらに目を背けてカンボジアを語ることなどできない。

「日本人好み」とも称される、優しい味わいのクメール料理。口にしたときのほのかな酸味に、郷愁にも似た思いがこみ上げるかもしれない。
2013年、日本とカンボジアは友好60周年を迎える。

今は夫婦ふたりだけ。突然の入院が心配です(60代女性)

Close up!シェムリアップの街

2013年03月27日 category:カンボジア特集

 
Siem Reap, Cambodia / Vasenka

今回は、ワーキングホリデーで世界を旅するSHIHOさんからのカンボジアレポートをご紹介します。SHIHOさんが訪れたのはカンボジアの西部、アンコール遺跡群の観光拠点としても知られるシェムリアップという街。ここはフランス植民地時代の名残を感じさせる建造物や、地元民御用達のマーケット、そして幅広い価格帯のホテル(格安~5ツ星)などが混在した街です。

宮廷舞踊 「アプサラ・ダンス」

SHIHOさんが食事をしたのは、カンボジアの伝統芸能「アプサラ・ダンス」を鑑賞できるレストラン。あまりに美味しいので3回連続で行ったら、さすがに顔を覚えられてしまったのだとか!SHIHOさんは食べられなかったそうですが、ここではフィリピンやベトナム料理としても有名なバロット(孵化直前のアヒルのゆで卵)なども提供されるようです。

オールドマーケット

マーケット天国でもあるシェムリアップ。朝から夕方までのオールドマーケットや夕方から23時頃まで開かれているナイトマーケットでは、あふれんばかりの商品が並べられて、掘り出し物がたくさん!衣類やバッグが交渉次第で安く手に入ります。写真はオールドマーケットで服に埋もれて寝ている店主・・・。売る気はあるのでしょうか?

ところで、オールドマーケットでは食品がビニールで覆われることなく剥きだしで売られているので、肉にはハエがたかっていて、むちゃくちゃ臭い!レストランの肉も、ここを経由して届くのかしら??と不安がよぎるSHIHOさんでした・・・。

数あるガン保険、どれに入ったらいいのか分かりません(50代女性)

遺跡を呑み込む!アンコールのガジュマル

2013年03月27日 category:カンボジア特集

Extraordinary Tree-Growth
Extraordinary Tree-Growth / mklapper

それは「コラボレーション」と呼ぶには、あまりにも歪(いびつ)な光景です。

シェムリアップから車で30分ほど走ると、アンコール遺跡群のひとつ「タ・プロム」に到着します。そこに広がる衝撃シーンがこれ!遺跡にガジュマルの樹木が覆いかぶさり、まさに呑み込んでいる最中といったところです。別名「絞め殺しの木」とも呼ばれるガジュマルは、がっしりと遺跡を抱え込み、根を張って離しません。

この「絞め殺し」という現象は、ガジュマルのように熱帯林に生息する樹木が生存競争で勝ち残るために持っている特徴のひとつで、他の樹木を借りて発芽し、そこから根を地面まで垂れ下がらせて成長するものです。そして最終的には宿にした樹木を枯らしてしまいます。物騒な呼び名の通り、サバイバル感に満ちた樹木の姿なのです。

 
Cambodia0047.jpg / lekphoto26
Ta Prohm / Damien @ Flickr

ガジュマルが発芽した遺跡は、その成長につれて重みに耐えかねて倒壊したり、朽ちてしまうなどの深刻な影響を受けます。引き剥がそうとすれば遺跡もろとも崩壊する危険性があるので、もはや共存の道しかなく、いたるところで補修工事が重ねられています。遺跡と植物が織り成す「静と動」。意図して造られたものではないだけに、訪れる者は圧倒され、畏れをなすのです。

ガイドブックではこの光景を「自然による破壊」と記していることもありますが、地球上の生命すべてに想いを馳せるとき、遺跡があるから邪魔をしないでくれというのは人間の思い上がりかもしれません。都会のビル群がガジュマルに侵食される日が来たとしても、それは何ら不思議なことではないと諭される、そんな場所です。

長旅の末に、このアンコール遺跡群を最終地点として選ぶ人も多いのだとか。煮えたぎるような生命力を見せ付けられるタ・プロム。訪れるあなたに巡るのは、果たしてどんな思いでしょうか。

 三井住友海上あいおい生命 資料請求はこちら

外務省情報(2013. 4.18付)

2013年03月27日 category:カンボジア特集

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【スポット情報】
2013/04/17
中国における鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例 (その13)
2013/04/16
米国:ボストンにおける爆発事件の発生に伴う注意喚起

【危険情報】
2013/04/17
パキスタンに対する渡航情報(危険情報)の発出
2013/04/16
ペルーに対する渡航情報(危険情報)の発出

【海外邦人事件簿】
【NEW】税関手続きの落とし穴!

特集:チェコ共和国

2013年01月21日 category:チェコ特集

 Czech Republic

Prague Central station / Twang_Dunga

これが映画のシーンなら
列車が出る寸前になって
待ち焦がれた人がやってくる。
そして積年の誤解は解け
ラストの字幕が流れる頃には
決まってハッピー・エンドだ。

そんな空想に賭けてみようと
いくつもの列車を見送る。
駆け寄る誰かの足音に胸を高鳴らせ
振り返るたびに落胆する。
グレーに染まるプラハの駅で
僕は只々、発車のベルを聞く。

 
 
View of Prague / Peter Curbishley Franz Kafka Museum / Dale Harvey
Krušovice / nyuhuhuu 374.Praga. Arquitectura cubista y rondocubista.jpg / Mataparda

「百塔の街」とも名高いチェコの都、プラハ。この街に染みわたる中世の景観は、たとえどこからの眺めを額に収めたとしても、必ずや名画となるだろう。そして街を貫流するヴルタヴァ(モルダウ)にその姿を映すとき、感嘆の溜息を漏らさずにはいられない。

芸術の門を叩けば、「変身」を著したカフカや画家のミュシャ、作曲家のドヴォルザークやスメタナが迎えてくれる。ホスポタ(ビアホール)に繰り出せば、黄金色に輝くピルスナービールが誰かの喉を鳴らす時を心待ちにしている。もしも旧市街の老舗で、可憐なボヘミアンガラスに心を奪われたとしても、うっとりと見つめ合うほかない。

ハプスブルク家の支配、そして旧ソビエト影響下での社会主義時代を経て、現在の民主化に至ったチェコ共和国。文化の弾圧という屈辱を経験しながらも、ピカソらが編み出したキュビズム(絵画技法)をどの国よりも早く建築デザインに取り入れ、独自に進化させていったという底力の国でもある。そんな誇り高き街並みを、あなたならどんな角度から味わうのだろうか。

豊かな人生のためにできること。必要な人に必要な保険を。

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