1月号の編集部だより

2016年12月21日 category:編集部だより

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 2016年も残すところ数日となりました。TRAVEL-MODE読者の皆さまは、今年はどこへ出かけ、どんな旅をされたのでしょうか? そして、2017年はどんな旅をしましょうか?

 私は、来年こそ、母と海外へ出かけたいと考えております。母娘の旅は私が10歳の時以来です。それから云十年・・・母も老いまして、脚が痛い腰が痛いとぼやいておりますが、「一緒に旅行に行こうかと思ってるんだけど行ける?歩ける?」と聞くと「行く!歩ける!」と即答です。
 母にとっては初めての海外旅行。フライトの負担が少なく、食べ物もおいしく、情緒も味わえる台湾はどうかな?と只今計画中でございます。
 旅行に行く?と聞いただけで元気になるのですから、旅はよい処方箋ですね。思えば、私も疲れに疲れきった時、あえて旅に出てはリセットしてきました。アクテビティや刺激が少ない旅ても、日常と距離を置く。この解放感がたまらなく好きです。みなさんは何を求めて海外旅行に行きますか?

 さて、2016年のTRAVEL-MODE、お役に立てたでしょうか?
大阪府のショーベー様、愛知県のアップル様、 茨城県のりりこ様はじめ、読者の皆々さま、今年も一年ご愛読ありがとうございました。皆さま、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

(編集部anan)

 

 

投稿1月号の編集部だより海外旅行保険 の最初に登場しました。

あなたの“がん”へのイメージ、時代がとまっていませんか?

2016年12月21日 category:お知らせ | がん、備え、がん保険、アフラック、がん検診

あなたの“がん”へのイメージ、時代がとまっていませんか?

たとえそれが他人の話だったとしても、“がん”と聞いてドキッとしない方は少ないでしょう。昔は「“がん”=“不治の病”」というイメージが強かったですね。現在では、早期に発見すれば治せると言われていますが、検診に行くのも躊躇する方もまだまだいます。どこまでも“がん”の悪いイメージだけが影のようについてまわります。
“がん”を取り巻く環境は、日夜どんどん変化しているのです。私たちがイメージを変えることができれば、治る確率ももっと上がるかもしれません。

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Obese Woman Patient Doctor Caricature Stock Photo
Photo by vectorolie. Published on 01 March 2016
Stock photo – Image ID: 100397675

 

治療を受ける→治療に参加するつもりで

筆者の知人Tさんに“がん”が見つかり、彼女が言った言葉ではっとしました。「私は“病気”ではありません。体は病に冒されましたが、心は元気です。心も体も病んだら病気になってしまいます。病気になったら治るのも難しいかもしれませんが、幸い病は体だけなので、治します。」そう言って、手術を受け治療に前向きです。がんも吹き飛ぶような力強い言葉です。
「病は気から」と昔からよく言われますが、そうですね、彼女の言葉で気付かされたのは、治療を受けるというより、まるでチームの一員のように、治療に参加するということです。

自分の体のことですから、受け身ではなく治療に参加する意識・イメージを持つことは有効に作用するのではないでしょうか。
医師に対するイメージもまた、昔から「先生=偉い方」のように崇めてしまいがち。どうしても医師の方が優位に立ってしまいますが、先生に対しても昔の上下関係イメージのままだと受身になってしまいます。医師と患者が協力して初めて治療が始まると思います。治療チームの一員として参加する為には、”がん”の最新情報の収集は欠かせません。

 

“がん”へのイメージを変えましょう。

1・自覚症状のない早期に発見されると、がん治療の成果が高まります。

がんが検診で見つかった場合と、自覚症状が出てから見つかった場合とでは、がんが見つかってから5年後の生存率が大きく異なります。がん検診ががん治療の成果のカギとなっているのです。
引用元:神奈川県「がん検診を受けましょう」

755423引用元:神奈川県「がん検診を受けましょう」

 

2・定期的にがん検診を受けましょう。

がん検診は、がんに対象を絞って調べる検査です。
お住まいの市区町村が実施しているがん検診に申込みをしたり、職場で行われる健康診断にがん検診が併せて行われることがあります。職場によってはがん検診の実施がない場合もありますので、ご加入の健康保険組合等でお尋ねください。

◆主ながん検診の内容

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「健診・人間ドックの各検査でわかること。がん検診の実際とは?脳ドックや主婦健診についても知ろう!」

◆詳しくがん検診について知りたい方はこちらのサイトへ
がん検診に関して、検診を受けるには、流れ、窓口など詳しくわかります。
日本医師会ホームページ「知っておきたいがん検診」

 

3・患者が治療を選ぶ時代になりました。

医療技術の進歩により、治療の選択肢も広がっています。先進医療は、平成28年12月1日現在で106種類(厚生労働省HPより)まで増えています。先進医療とは、厚生労働省が認めたもので、その安全性や治療効果が確認され、将来的に保険診療への導入が検討されている医療技術のことを言います。自由診療になりますので、全額自己負担となり受診できる医療機関も限られています。

陽子線治療や重粒子線治療は、メディアで取り上げられるようになり、認知度も上がってきました。ただ、やはり全額自己負担となるデメリットは大きく、陽子線の場合、平均して250万円以上かかると言われています。

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Cartoon Illustration Interior Surgery Operation Room With Separated Layers Stock Photo
Photo by toonsteb. Published on 26 September 2016
Stock photo – Image ID: 100470224

 

このようにがんに関するイメージも環境・技術も日々進化し、“がん=不治の病”というイメージは払拭されつつありますが、日本人の羅漢率は2人にひとりとも言われているのも事実です。
万が一、診断が“がん”だった場合、治療の選択肢は多いほうがいいですし、情報の収集や金銭的な備えが必要となってきます。

いかがでしたか?
もしもの時でも、Tさんのように、体は病でも気持ちはポジティブに!チームの一員として治療に参加するぐらいの気概があればがんは決して不治の病ではありません。その為には、自覚症状のない健康なうちに検診をうけることがとても大事なのです。
“がん”へのマイナスイメージを払拭して、がん検診のことを調べてみることから始めてみましょう。

 

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入っててよかった海外旅行保険

2016年12月19日 category:アンケート | 海外トラブル

TRAVEL-MODE11月号のアンケート『海外旅行保険入る?入らない?』に沢山の回答をいただきました。お送りくださった皆さまありがとうございました。

 

ワンクリックアンケート「海外旅行保険、入ってから旅立ちますか?」の回答結果です。

日数、行き先問わず、海外へ行く時には必ず入る・・・86% 
行き先によって決めている・・・9%
その他・・・3%

行き先によって入るという方も含めると、97%の方が海外旅行に行く時に保険に入るという結果となりました。みなさま、@とらべるのご利用、誠にありがとうございます!
病気やケガ、盗難トラブルなど「私は大丈夫」と100%言い切れることはありません。いつどこで「まさか!?」がやってくるかわからないのです。

今回は、アンケートに記述で回答くださった内容から、「海外旅行保険に入っていてよかった!」という生のお声をお届けします。さて、どんな「まさか!?」が起こったのでしょうか。

 

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入っててよかった海外旅行保険

ケガ・病気

骨折して、現地の病院でみてもらって日本の病院で手術した分も出してくれた。
(茨城県 ゴマチャンさん 男性)
>>>骨折・手術ですか!精神的にも大変だったことでしょう。もう大丈夫なのでしょうか?
どうぞおだいじに。

 

海外で病気になり1日入院することになった時、保険で全額賄えたので金銭面の不安が一切なかった。
(埼玉県 えりさん 女性)
>>>そうそう、これ大事。辛い時にお金の心配までしたくないですから、保険に入っておいてよかったですね。

 


ハワイ滞在中にひどい下痢に悩まされた時に医者に行き助かった。

(千葉県 サンライトさん 男性)
>>>ハワイでも「まさか!」は起こるのですね。病院に行けてよかったです。

 

 

娘がまだ小さい時、駐車場でまさかの車と接触。大丈夫とは思ったけれど念のため病院へ。この時は保険に入っててよかったと思いました。
(愛知県 アップルさん 女性)
>>>お嬢様が小さい頃ですから、さぞびっくりしたことでしょう。ほんとうに「まさか!?」の出来事は突然やってきますね。大事には到らなかったのでしょうか?

 


旅先で、ホテルの備え付けの傘で、怪我をした時や、日焼けがひどく、病院にかかった時などです。用心にこしたことはありません。

(神奈川県 ケビンさん 女性)
>>>ホテル備え付けの傘で・・・本来はサービスであるはずが「まさか!」のお怪我でしたか。一体、どんな備え方がされていたのでしょう?

 

旅行前に多忙で疲れがたまっていたことと水分不足が重なり、グランドキャニオンバスツアーの最中に膀胱炎の症状が・・・。半日、観光どころではなく、保険に入っていたので、夜、ラスベガスに戻ってから病院へ行きました。お薬ですぐに治り、無事に旅行を続けることができました。
(福岡県 まあさん 女性)
>>>バスツアー途中キャンセルもできず、がまんにがまん、辛かったでしょうね。ご旅行が続けられてよかったです。


携行品・盗難

香港で、レストランにいた時に走り回る中国人の子供がいてカメラの入ったバッグを落とされて壊れ、帰国してから直し他料金を全額出してもらえた。 またドイツに6か月いた時にカメラやお土産を入れたバッグをひったくられ、ドイツ国内で請求したところ1か月市内で口座に相当の金額が振り込まれて、新しく安いカメラを買うことができた。
(宮城県naoさん女性)
>>>香港、ドイツと2回も「まさか!」に襲われましたか。こちらがどんなに気をつけていても「まさか!」はやってきますからね。

 

ローマでスリにあい申請しました 財布代と運転免許証再発行代が保障され やっぱり入っていて良かったと思いました。
(北海道 MARIMOさん 女性)
>>>スリが多いと言われる国や地域へ行く時には、海外旅行保険に入って、憂いなしですね。

 


到着した空港で旅行バックを見ると、下の車輪部分が大きく破損していたため、海外旅行保険で修理することができました。やはり海外旅行保険に入っておくことですね。

(京都府トマト爺さん男性)
>>>スーツケース破損は、結構な頻度で発生しますが、対応は航空会社によってまちまちです。保障してくれない会社の方が多いと思いますので、入っていてよかったです。

 

アメリカの空港でスーツケースが行方不明になり保険で補償してもらったことがありました。
(埼玉県 チコさん 女性)
>>>よく話には聞きますが、「まさか!」のロストバゲージですか!1日遅れで到着することもありますが、当面困りますよね~。

 

 

入っておけばよかった・・・

エスカレーターを降りたとき、その先が階段になっていて気が付かず、踏み外し捻挫し救急車に乗り病院へ行った。
幸い捻挫程度で済み車いすで帰ることができたが、骨折だと医師同行でないと飛行機に乗れないとのことでした。
アジアで近かった為、保険に入ってなく大けがでなく幸いでした。次回からは、近くでも何が起こるかわからないので海外旅行保険には加入します。
(千葉県 harukunさん 男性)
>>>エスカレーターの先が階段!?えーーーっ!いやいやありえない大変な「まさか!」でしたね。捻挫程度とのことですが、車椅子で帰国することを誰が予想したでしょうか!?
海外旅行のトラブルに近い遠い、滞在日数は関係ないことを編集部も勉強させて頂きました。“〇〇くらいいいだろう”って、誰もが考えることと思います。海外での「ホントに信じられない!」・「想定外!」・「日本ではありえない」まさか!の襲撃に備えたいものですね。次回からは楽しい思い出とともにご帰国くださいませ。


いざという時

海外保険に入ったものの、いざ使う場面に遭遇した時の心構え、まずどこに連絡するか等、案外解っていないので、教えて欲しいです。
(大阪府 popopoさん 女性)
>>>そうですよね。いざという時は頭の中が真っ白になってしまうものです。現地でどうしていいかわからない時、万が一の時には、三井住友海上ラインにご連絡ください。@とらべるには保険事故にあわれたお客さまをサポートするクレームエージェント・アシスタンス会社(事故処理会社)のご紹介もあります。

三井住友海上ライン<24時間365日事故受付サービス>
日本国内から
0120-365-240(無料)
海外から
81-3-3497-0915(コレクトコール)
契約サービスガイド 」でも詳細をご案内しています。

緊急・非常時には警察へ。軽い怪我でも病院へ。

窃盗、詐欺などの財産被害にあったら、まず現地の警察に被害事実を届け出て、被害届の受理書(ポリスレポート)を受け取りましょう。その書類は、パスポートの再発給や保険請求などの際に必要です。
※クレジットカードの紛失あるいは盗難にあった場合は、不正使用の恐れがあるため、大至急クレジット会社に連絡し、カードの無効手続きを行う必要があります。

路上強盗や睡眠薬強盗などにあった場合、いくら軽い症状でも後遺症が出る可能性もあります。安易な自己診断は危険ですので、最寄りの病院で診察を受けることをおすすめします。
引用:海外邦人安全協会

 

ご回答多数、ありがとうございました。全部ご紹介しきれず、申し訳ありません。
お寄せいただいた内容、いかがでしたか?いろんな「まさか!」体験ありますが、みなさまご無事でなによりです。これからも安心・安全な楽しいご旅行をお続けくださいませ~。

 

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外務省 海外安全情報【2016.12.19更新】

2016年12月19日 category:安全情報

◆海外に渡航される方は,最近のテロ等の治安情勢を踏まえ,十分注意してください。
詳細については,渡航先の国・地域の最新の海外安全情報を参照してください。

 

【トピックス】

海外へ渡航するあなたへ~外務省からのお知らせ~

海外で困ったら 大使館・総領事館でできること

 


 

■海外に渡航・滞在される方の安全対策のためのお知らせ

~テロ・感染症・麻薬犯罪等対策と「たびレジ」による緊急連絡先登録のお願い~ 

 

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【危険情報】

◆2016/12/12 ジャマイカの危険情報【一部地域に新規発出等】(更新)
2016/12/09 コロンビアの危険情報【一部地域の危険レベル解除】(内容の更新)

 

【スポット情報】 

2016/12/16 鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例発生(家禽との直接接触には御注意ください。)(その9)
2016/12/13 エジプト:カイロ等における爆弾テロ事件の発生に伴う注意喚起
2016/12/12 米国・フロリダ州におけるジカウイルス感染症に関する注意喚起(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その7)

 
【広域情報】

◆2016/12/08 MERSコロナウイルスによる感染症の発生(ラクダとの接触は避けてください)(その90)

 

 

 

【重要】

海外旅行保険加入のおすすめ

外務省が提供する医療・健康関連情報について

 

 

【海外邦人事件簿】

★Vol.54 写真撮影は慎重に

 

 

最新情報は外務省ホームページでご確認ください!

外務省 海外安全情報はこちら

 

 


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投稿外務省 海外安全情報【2016.12.19更新】海外旅行保険 の最初に登場しました。

『キャンドルと光のお話』ドロッペさんのハーデソーブラー

2016年12月19日 category:北欧コラム

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こんにちはティンドラ・ドロッペです。

何度かこの北欧コラムでも登場しましたが、今回改めてキャンドルのお話です。大切な人と過ごす時間が増える時期、北欧流を暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

欧の人たちには欠かせないもののひとつにキャンドルがあります。このキャンドル、消費量を世界的に見てもフィンランドが一位、そしてデンマークが二位に続き、押し並べてスウェーデン、ノルウェーも上位国に入ります。

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私が親しくしている家庭でも季節問わず、夜は白熱灯の間接照明にキャンドルの灯りで過ごしています。
昨今、日本でもカフェやレストランのテーブルにはキャンドルというところも増えてきました。アロマキャンドルなど、香りと共にリラックスするという使い方も増えてきているようです。こうしたシーン別の使い方だけでなく、北欧ではキャンドルが“暮らし”の中に深く浸透しています。
みんなキャンドルの灯りが大好きです。

 

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北緯55度のデンマークでは完全な白夜にはなりませんが、夏は夜の11時くらいまで明るく、反対に冬は午後3時にはもう夕暮れのように暗くなります。暗くて長い夜が続くというわけです。日照時間が少ない冬は、うつ病を発症しやすいと言われています。この長い冬の夜を心地よく過ごすために、北欧の人たちはキャンドルを上手に使っています。
通りに面した家々の窓から、ほんのりとしたオレンジ色の灯りがもれていると、おとぎ話を1ページ1ページめくるようにシーンが想像できます。キャンドルの灯りの下、食事を楽しみ笑い語らう家族や、食後のお茶を味わいながら本を読みリラックスする人、足元に寝そべる犬、窓辺から外の様子を見守る猫。などなど、まさにホーム・スウィート・ホームがそこに描かれているように感じるのです。

 

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実際に、キャンドルの灯りには精神的な安らぎをもたらす効果があることも明らかになっています。キャンドルの炎は、「1/f(エフ分の1)ゆらぎ」という、小川のせせらぎやそよ風、小鳥のさえずりと同じリズムで揺れています。不規則ながらも心地よく揺れ、またたく様に、人は幸せと安らぎを感じると言われています。

部屋の雰囲気づくりにおいてもキャンドルなしにくつろぎの演出はできません。私が知っているスウェーデン人とデンマーク人にどうしてキャンドルなのか尋ねたことがあります。彼らの答えはこうでした。「蛍光灯ではリラックスできない。あなた蛍光灯で打ち明け話できる?」「キャンドルの方が温かいしステキでしょ。」「煌々と明るい部屋でテレビが勝手にしゃべっている1時間とキャンドルの灯りの中で家族と語らう1時間はどっちが時間の質が高いと思う?。」これは個人的な意見ではなく、北欧に住む私たちに共通している考えや価値観だと付け加えて話してくれました。
気候風土、習慣が違うとはいえ、日本ではまだまだ蛍光灯の方が多く、加えてテレビですね(笑)。だんらんのありかたも違うのかもしれませんが、北欧の人たちは、キャンドルを灯りとして求めていただけでなく、長い冬を快適に過ごすやすらぎ効果を肌身で実感しているのだと思います。

 

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キャンドルの灯りは、時間の流れを遅くし、あたたかさと和みをもって私たちをやさしさで包んでくれる魔法の道具のようです。
そうそう、こういう謂れをご存知ですか?「キャンドルの炎の数だけ天使が舞い降りる。」

大切な人と過ごすとき、テーブルにひとつキャンドルを添えてみてはいかがでしょうか?

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*今年も一年、ご愛読ありがとうございました*
2017年たくさんの天使たちが皆さまのもとに舞い降りますように。

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魔女さんぽvol.90〜ホーチミン市内〜

2016年12月17日 category:お知らせ

TRAVEL-MODEでもおなじみとなったベトナムの魔女さんのブログより。
まるでダイジェストのようなホーチミン市内のお散歩の様子です。ちょっとシュールな場面もあったりして、魔女さんならではのユニークな視点、今回もお楽しみください。

★★★

ホーチミン市内をお散歩

暑くて歩いてると汗だくアセアセ
日焼け対策もね☀️しっかりしないと。
 
 
サイゴン川、ヤシの実をたくさん積んだ船が通ります。
こういうのは同じベトナムでもハノイでは見れません。
 
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橋はちょっとオシャレです。夜のライトアップも雰囲気あります。
 

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チャリに乗るおばさまがちょっとイカしてます!
 
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サイゴン大教会とチャリ

 
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金魚屋の子猫

金魚がギウギウすぎです笑
 
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ホーチミンはこのタイプの移動販売店が多いです

 
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年季の入ったバイク

 
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子犬を移動販売…

暑くてかわいそうショボーン
 
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電線のぐちゃぐちゃ
 
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ネックピロー専門店(?)笑

かわいいおばあちゃん、優しかった
 
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ひよこ発見🐣

 
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桃のお供え物。チョロンなので中国色多

 
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アンティークなライトと看板がオシャレ

 
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魔女さんのベトナムの情報はこちら
ベトナムの魔女 ハノイ・ホーチミン
 
 
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投稿魔女さんぽvol.90〜ホーチミン市内〜海外旅行保険 の最初に登場しました。

【サンマリノ共和国】世界で5番目に小さい国に行ってみると、なんと山頂にあった!ルパン三世の舞台

2016年12月16日 category:イタリア特集 | 世界の街から

世界2周が終ったというYuhさんのブログより。
イタリアの中にある独立国サンマリノ共和国のレポートです。ここは、あの有名な映画の舞台になったと言います。その映画とは・・・?


★★★

まいど\(^o^)/

みなさん、イタリアの中にポツンと小さな独立国が2つもあることをご存知ですか?


世界で5番目に小さい世界最古の独立国!

サンマリノ共和国は山手線の内側と同じ大きさ


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“イタリアの中に存在する独立国家としては、世界で一番小さな国「バチカン市国」が有名ですが、もう一つイタリアには独立国が存在しています。サンマリノ共和国(Serenissima Repubblica di San Marino)はイタリア国内の中北部、エミリア・ロマーニャ州のリミニ県とマルケ州のペーザロ・ウルビーノ県との間にあり、世界で5番目に小さい共和制国家です。面積は約61平方キロメートルで、およそ山手線の内側と同じ大きさです。人口は約3万人。サンマリノ共和国は世界最古の共和国であり、4世紀にローマ帝国によるキリスト教迫害から逃れてきた石工職人のマリヌスが、現在のサンマリノがあるティターノ山に登り、潜伏した事が起源とされています。このようにとても古い歴史を持つサンマリノ共和国は、様々な侵略を逃れて1700年もの間、独立国として存在してきました。それはなぜかと言うと、標高700メートルの山の頂上に要塞があったためと言われています。そのような理由から、城砦をはじめとする全ての歴史的建造物は当時のまま残っており、2008年にはサンマリノ旧市街がユネスコの世界遺産に登録されました。”

イタリアの中に存在する独立国家としては、世界で一番小さな国「バチカン市国」が有名ですが、もう一つイタリアには独立国が存在しています。
それが「山頂の独立国」サンマリノ共和国。

どうやって行くん?

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“サンマリノ共和国への玄関はイタリア国鉄リミニ駅です。

まずは電車でリミニ(Rimini)に行き、駅前からサンマリノ行きのバスに乗ります。バスは1時間に約1本、1日10便程度運行しています。”

私はローマからイタリア入りし、電車でフィレンチェ→ボローニャ→リミニと北上していきました。

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リミニ駅到着! ここからはサンマリノ行きのバスを探します。
初めに訊ねたバスのチケット売場の女性には適当にあしらわれました。
今までローマやフィレンチェなどの大都市では感じのよい人ばかりだったイタリア人。
だいたいは、こういう田舎街の人の方が親切度高いねんけどな~(^_^;)

サンマリノ行きのチケットはインフォメーションで購入するみたいです。
駅前のバーガーキングをまっすぐ行った所にサンマリノ行きのバス停があります。

 

 

 

イタリアから日帰りも可能! リミニからバス1本でサンマリノ共和国へ!

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リミニやボローニャを拠点にして日帰りでも行くことも出来ます!入国審査は原則ありませんが、念のためパスポートを持っていった方が良いでしょう。

私はせっかくなのでサンマリノ共和国に1泊しました。

2008年にはユネスコの世界遺産に登録!サンマリノ共和国の見所は3つの城塞

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“サンマリノ共和国には色んな観光スポットがありますが、おすすめは3つの城砦。それぞれ「第1の砦グアイダ(Guaita)」「第2の砦チェスタ(Cesta)」「第3の砦モンターレ(Montale)」という名前が付けられています。これらの城砦はサンマリノ共和国の国旗にもデザインされているほどで、様々な侵略から国を守った大事なものとされています。中世に建てられたこれらの城砦が現存しているというだけで、かなりの迫力です。”

城壁に囲まれた山頂にあるサンマリノ共和国。
城砦からの眺めは最高です!

 

 

 

アメリカの自由の女神より古い!サンマリノ共和国の“元祖”自由の女神

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“1876年、サンマリノ共和国内のアックアヴィーヴァ市(Castello dell’Acquaviva)の伯爵夫人となったベルリンのヴァージェナー伯爵夫人から、自由のシンボルとして、サンマリノ共和国へ贈与されました。リベルタ広場に毅然と立つ“元祖“自由の女神は、長きにわたって民主・中立・自由を重んじてきたサンマリノ共和国のシンボルとされています。”

町の中心部、リベルタ広場に“元祖“自由の女神が。
女神、白すぎるで。
さては修復済みか!?

 

切手コレクターの間で大人気!独自に発行される記念切手

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 サンマリノ共和国のポストは白色です!
独自に発行されてる記念切手でハガキを出してみてはどうですか?私は出してませんが(笑)
(イタリアのポストに投函する事はできません)

 

発行量がはるかに少ない!貴重なサンマリノ共和国のユーロコイン!

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サンマリノ共和国もユーロコインを発行する権利を持っているのですが、他の国に比べて発行量がはるかに少ないそうです。
なかなかお目にかかる事ができないサンマリノのユーロコインですが、運良くお釣りの中に混じってましたー!
これは使わずに大事に持って帰りました(笑)

100ヵ国近くも行ってるとキリがないので海外のお金は特に集めてないのですが、唯一あえて持って帰ったのはデンマークと北朝鮮と沿ドニエストルとサンマリノ共和国のお金だけですね(笑)

 

 入国記念ビザは5ユーロ。これって高い?安い?
そして適当すぎる結末!(笑)

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イタリアからサンマリノ入国の際はパスポートは必要ないんですが、サンマリノでは入国記念ビザをインフォメーションで発行していて、パスポートに押してくれます!
でも5ユーロかかります(笑)

サンマリノ共和国は記念すべき100ヵ国目やし(後日談、数えなおしたら102ヵ国目でしたが・・・笑)それはぜひほしい!ってことで私は迷わず発行してもらいましたが(笑)

インフォメーションの窓口にはおっちゃんとおばちゃんがいました。
おっちゃんに喋りかけると愛想悪く「わいはフランス語専門やねん!英語はこっちに聞け!」って。

おまえはポーランド人かっ!
(※ポーランドではことごとくこのような嫌な目にあったので…)

隣の女性から無事に入国記念ビザをGET!

この時は気づかなかったんですが、、、よく見て見たら、

日付間違えられてるし!Σ( ̄□ ̄;)

この日は8月28日なのに、パスポートの判子は29日になってます、、、。

え?????!Σ( ̄□ ̄;)

他のサンマリノ人に聞いてみたら、なんでやろな~ってびっくりしながら笑ってました(;´д`)

適当すぎやしませんか(;´д`)(笑)

 山頂からアドリブ海を見渡せるサンマリノ共和国で新鮮なシーフードを!

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イタリアに囲まれたサンマリノ共和国は、パスタ、ピッツァなどイタリア料理とほぼ同一です。
特に近郊のトスカーナ州の影響を受けていてます。
そしてサンマリノ共和国自体には海はないものの、アドリブ海から20kmほどしか離れてないため新鮮なシーフードも食べれます!

私はイタリアでパスタ三昧だったのでそろそろ飽きてるし、サンマリノ共和国にやってきたのでシーフードリゾットを注文(笑)

 

人口3万人のサンマリノ共和国。
実は年間300万人以上の観光客が訪れる観光大国!

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サンマリノ共和国の国内総生産(GDP)は半分以上を観光産業が占めています。
中世からの面影をそのまま残す町のたたずまい、現存する歴史的建造物はとても素晴らしいので世界中から観光客が耐えません!

サンマリノ共和国には消費税がない!?

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もう一つの観光大国な理由は、消費税がないこと!
ヨーロッパ諸国では、消費税20%や25%が当たり前なのです。しかしサンマリノ共和国には消費税が存在しないので、イタリア人をはじめ、ヨーロッパの各地から観光を兼ねて買い物にやってきます。

せっかくなんで私も欲しい物を探しましたが、大したもん見つからんかったけどな・・・(^_^;)(笑)

「ルパン三世」30年ぶりの新シリーズの舞台はなんとサンマリノ共和国!

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街中でも「ルパン三世」の看板を発見!

サンマリノ共和国でも日本のアニメが大人気で、私が滞在した日も「サンマリノコミック」というアニメの最大級イベント真っ最中で街中コスプレイヤーで溢れかえってました!(笑)

世界最古のヨーロッパの街並みに欧米人のコスプレ姿はかなり映えます(笑)

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日本からルパンも連れて来ました(笑)
城壁をバックに(^o^)


次の旅先は決まりましたか?

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8割くらいの人から
「え?サンマリノって国やったん!?」
「イタリアの一部の地域かと思ってた!」
って言われます(笑)

私も薄々存在は知っていましたが、国と認識したのはここ最近です!
イタリアにちょこんと小さな国を見つけたけど、いつか行かなあかんな~と思っていました。

でもイタリアには行ったことあるし、別に特別また行きたいとも思わなかったので後回しにしてる内に、記念すべき100ヵ国目がサンマリノにたまたまなってしまいました!と思っていたら数えなおしたら102ヵ国目でしたが(笑)

みなさんもイタリアのついでにサンマリノ共和国まで足を伸ばしてみてはどうですか?

ほなっ!

世界中を旅するYuhさんのブログはこちら
とりあえず100カ国・・・『自由やねん!』

long

投稿【サンマリノ共和国】世界で5番目に小さい国に行ってみると、なんと山頂にあった!ルパン三世の舞台海外旅行保険 の最初に登場しました。

クリスマスマーケットで会える、白装束の人物って?

2016年12月15日 category:ドイツ | 世界の街から

ドイツ・ベルリン情報といえば大人気の“おさんぽベルリン”から!
ドイツに暮らす少数民族“ソルブ人”に伝わるアドヴェントの風習をお伝えします。顔まで白いベールで覆った白装束の人物がもたらすものとは!?水路めぐる森に宵闇がせまる幻想的なクリスマスマーケットもステキですよ。

★★★

チリン、チリン……。
 どこからか、明るい鈴の音が聞こえてきました。
 音の方に目をやると、人垣の向こうに、どうしても見たかった白装束を着けた人の姿がありました。

 

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ひと目見たくて、ベルリンから1時間かけて来たんです

 こんにちは。ライターの久保田由希です。
 今回はベルリン近郊のシュプレーヴァルトで4日間だけ開かれる、クリスマスマーケットのお話をします。

***

 ベルリンから列車で1時間ほど南下したニーダーラウジッツ地方に、シュプレーヴァルト(シュプレーの森)という森があります。ベルリンの中央を横切るシュプレー川の支流がいくつも流れる森は、ユネスコ生物圏保護区にも登録されています。

 水と緑に囲まれたこの地での楽しみは、サイクリングや小舟で水路を巡ること。本来ならば、夏に訪れる場所です。

 しかし辺り一面に霜が降りている第2アドヴェント(今年2016年は12月4日)の日に、私はシュプレーヴァルトの主要駅であるLübbenau(リュッベナウ)に降り立ちました。

 以前写真で見た白い衣装の女性を、どうしてもこの目で見たかったのです。

 シュプレーヴァルトがあるニーダーラウジッツとその南部のオーバーラウジッツ地域は、お隣ポーランドにほど近いドイツ。そこには、スラブ系少数民族であるソルブ人たちが暮らしています。
 彼らはドイツ国籍ですし、ドイツ語で生活していますが、民族としてはソルブ人。ドイツとは異なる固有の文化と言語を持っています。

 シュプレーヴァルトの森のなかに立つFreilandmuseum Lehde(野外ミュージアム・レーデ)というミュージアムでは、19世紀のソルブ人の農家の暮らしを再現しています。
 ここを拙著『かわいいドイツに、会いに行く』のために取材で訪れた数年前のこと。そこに置かれていたパンフレットをたまたま手に取り、目が釘付けになりました。

 表紙に写っていたのは、花の刺繍が施された真っ白い衣装を身に着けた、「おそらく」女性。
 おそらく、と書いたのは、顔がまったく見えないから。顔の部分は、まるで顔の前に白いカーテンが下りているかのように、ベールですっぽりと隠れているのです。

 その、あまりに強烈な衣装が頭から離れませんでした。きれいだけれど、同時に異様さも感じてしまう、ひと目見たら忘れられない姿。
 なぜこんな格好なのか。何をする人なのか。

 パンフレットを読むと、その白装束の人物には野外ミュージアム・レーデのクリスマスマーケットで会えることがわかりました。ここのクリスマスマーケットが開かれるのは第1・第2アドヴェントの週末、つまり計4日間のみ。その最終日に滑り込むように行ってきました。

 最寄り駅のリュッベナウは、ベルリン中央駅から地域快速RE列車で乗換なしの直通1時間5分。そこから水路巡りの小舟が出るGrosser SpreewaldHafen(シュプレーヴァルト港)まで20分ほど歩きます。そこが森への入り口でもあります。

 シュプレーヴァルトの森には300ともいわれる水路が走っており、カーンという小舟で移動します。船頭さんが漕いでくれる、20人も乗ればいっぱいの小さな舟です。

 野外ミュージアム・レーデには港から徒歩や車でも行かれますが、カーンに乗るのが風情があって楽しい。それにクリスマスマーケット期間は、港から野外ミュージアム・レーデまでの往復料金にミュージアムの入場料が含まれたコンビチケット(13ユーロ)があるので、それを買うのがいいと思います。

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旅情あふれる小さな船の旅

 港は思いのほか混雑していました。港でもクリスマスマーケットが開かれており、このマーケットも野外ミュージアム・レーデ同様、開催は第1・第2アドヴェントの週末の計4日間だけ。人が集まるのは当たり前かもしれません。

img_6784
夜の港のマーケットも雰囲気がいいです。シュプレーヴァルトの特産品がいろいろ

 

img_6707
ロマンティックな雰囲気

 港の一角にある窓口でコンビチケットを買い、カーンに乗船します。向かい合わせに並んだ小舟のベンチの真ん中にはテーブルがあり、クリスマス仕様の飾り付け。
 やがてスルスルと音もなくカーンが水面を滑り始めると、白い帽子をかぶった子どもがクリスマスの詩を朗読し始めました。

 野外ミュージアム・レーデまでは、カーンで約30分。お客さんのおしゃべりがなければ、あたりはひっそりとしています。夏に訪れたときのような鳥のさえずりはありません。いまは動植物たちはみんな休んでいるように見える、冷たい冬なのです。

 野外ミュージアム・レーデは敷地内に幾つもの建物があり、農民たちの寝室や台所、仕事ぶりが展示されています。
 ここのクリスマスマーケットは、こうした展示に融合して、民族衣装を着けたスタッフがクリスマスの歴史を語り、伝統工芸品や食べ物屋台が並びます。

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屋台は屋外と屋内の両方にあります

 私はここにはもう何回も訪れているので、展示内容はあらかた知っています。今日の目的は、白装束の人に会うこと。そしてそれが何かを知ることです。

 勇んで建物の一つに入ると、そこでは民族衣装の男性がちょうどそれについて話しているところでした。

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歌も交えての大エンターテインメントでした

「Bescherkind(ベシェアキント)は、この地域の習慣で、クリスマス前にプレゼントを配って回るんだ。でも聖なる存在だから、誰にも見られちゃいけないし、声も聞かれてはいけない。だから白いベールで顔を覆っていて、声も発しないんだ。ベシェアキントにはお供の女性がついて歩くんだよ。
ベシェアキントの習慣はずっと続いている村もあれば、いったん消滅したところもあった。今また伝統が復活しているんだ」

 なるほど。白装束の人はベシェアキントと呼ばれる存在なのですね。
 bescheren(ベシェーレン)とは、ドイツ語で「クリスマスにプレゼントを贈る」という意味。ドイツ文化ではその役割はクリストキントやサンタクロースが担っていますが、ソルブ人の伝統ではそれがベシェアキントに当たるわけです。

 でも一体、どこで会えるの……。逸る心を抑えきれずに係員の人に尋ねると「会場内を随時回っています」との答え。
 ここにいれば、きっといつかはベシェアキントに会える。そう思うと急に空腹を感じ、屋台や実演展示も気になり始めました。

 ここの屋台は、ちょっと特別。地元の女性が生み出した手仕事の品があって、気になるものばかりです。手編みの品、布もの、ロマンティックなリース、木靴。そういったものが好きな人にはたまらないと思います。グリューヴァイン(スパイス入りホットワイン)などの温かい飲み物や食べ物があるのは、言うまでもありません。

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糸紡ぎの実演も見学できます

 暖かそうな手編みの真っ白い毛糸の靴下を買って外へ出ると、聞こえてきたのです、チリン、チリンという鈴の音が!

 そこにはお供の女性に手を取られて歩く、白い衣装をまとったベシェアキントの姿がありました。

 ベシェアキントは束ねた枝を手に持ち、すれ違う人たちの方をその枝で優しく触れ、頬をなでています。そしてお供の女性がその人にクルミを渡していました。こうして幸せと健康がもたらされるのだそうです。

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優しく肩に触れています

 あとで調べたところによると、ベシェアキントになるのは村の若い女性で、この任務につくと翌年にはその村で最初に結婚できると言われているそうです。
 頭にいただく冠は、結婚式でかぶるもの。きれいな刺繍が施された衣装も、よく見れば花嫁衣装のようです。
 花嫁衣装は綿帽子や、白いベールで顔が見えないもの。聖なる存在であるベシェアキントが顔を覆っている理由が、なんとなくわかったような気がしました。

 ベシェアキントと一緒に写真に収まる子どもたち。枝で肩に触れてもらった老夫婦。来年も幸せで健康でありますように。

 あ、私は写真を撮るのに夢中で、ベシェアキントに触れてもらっていませんでした……。
 (text and photo_Yuki Kubota)

シュプレーヴァルト(リュッベナウ)のクリスマスプログラム(ドイツ語) 
http://www.spreewald-weihnacht.de/spreewaldweihnacht

Freilandmuseum Lehde(野外ミュージアム・レーデ)(ドイツ語) 
http://www.museum-osl.de/verzeichnis/objekt.php?mandat=96971

*野外ミュージアム・レーデと港のクリスマスマーケット開催期間:どちらも第1・第2アドヴェントの土日(年によって変動。11月26日から12月10日までの間の2回の土日で、2017年は12月2・3日と12月9・10日)

*野外ミュージアム・レーデまでの往復カーン料金と野外ミュージアム・レーデの入場料がセットになったコンビチケット:大人13ユーロ(当日のみ有効)。港の建物内にある窓口で購入できます。

*野外ミュージアム・レーデのクリスマスマーケットには入場料6ユーロが必要です(コンビチケットには含まれています)。クリスマスマーケット期間以外は冬季休業です。

*港のクリスマスマーケットは入場料無料です。

 

ベルリン情報ならこの2人!ライター久保田由希とガイド松永明子のブログはこちらhttp://osanpoberlin.blog.fc2.com/

 

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投稿クリスマスマーケットで会える、白装束の人物って?海外旅行保険 の最初に登場しました。

クリスマスマーケットで会える、白装束の人物って?

2016年12月15日 category:ドイツ | 世界の街から

ドイツ・ベルリン情報といえば大人気の“おさんぽベルリン”から!
ドイツに暮らす少数民族“ソルブ人”に伝わるアドヴェントの風習をお伝えします。顔まで白いベールで覆った白装束の人物がもたらすものとは!?水路めぐる森に宵闇がせまる幻想的なクリスマスマーケットもステキですよ。

★★★

チリン、チリン……。
 どこからか、明るい鈴の音が聞こえてきました。
 音の方に目をやると、人垣の向こうに、どうしても見たかった白装束を着けた人の姿がありました。

 

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ひと目見たくて、ベルリンから1時間かけて来たんです

 こんにちは。ライターの久保田由希です。
 今回はベルリン近郊のシュプレーヴァルトで4日間だけ開かれる、クリスマスマーケットのお話をします。

***

 ベルリンから列車で1時間ほど南下したニーダーラウジッツ地方に、シュプレーヴァルト(シュプレーの森)という森があります。ベルリンの中央を横切るシュプレー川の支流がいくつも流れる森は、ユネスコ生物圏保護区にも登録されています。

 水と緑に囲まれたこの地での楽しみは、サイクリングや小舟で水路を巡ること。本来ならば、夏に訪れる場所です。

 しかし辺り一面に霜が降りている第2アドヴェント(今年2016年は12月4日)の日に、私はシュプレーヴァルトの主要駅であるLübbenau(リュッベナウ)に降り立ちました。

 以前写真で見た白い衣装の女性を、どうしてもこの目で見たかったのです。

 シュプレーヴァルトがあるニーダーラウジッツとその南部のオーバーラウジッツ地域は、お隣ポーランドにほど近いドイツ。そこには、スラブ系少数民族であるソルブ人たちが暮らしています。
 彼らはドイツ国籍ですし、ドイツ語で生活していますが、民族としてはソルブ人。ドイツとは異なる固有の文化と言語を持っています。

 シュプレーヴァルトの森のなかに立つFreilandmuseum Lehde(野外ミュージアム・レーデ)というミュージアムでは、19世紀のソルブ人の農家の暮らしを再現しています。
 ここを拙著『かわいいドイツに、会いに行く』のために取材で訪れた数年前のこと。そこに置かれていたパンフレットをたまたま手に取り、目が釘付けになりました。

 表紙に写っていたのは、花の刺繍が施された真っ白い衣装を身に着けた、「おそらく」女性。
 おそらく、と書いたのは、顔がまったく見えないから。顔の部分は、まるで顔の前に白いカーテンが下りているかのように、ベールですっぽりと隠れているのです。

 その、あまりに強烈な衣装が頭から離れませんでした。きれいだけれど、同時に異様さも感じてしまう、ひと目見たら忘れられない姿。
 なぜこんな格好なのか。何をする人なのか。

 パンフレットを読むと、その白装束の人物には野外ミュージアム・レーデのクリスマスマーケットで会えることがわかりました。ここのクリスマスマーケットが開かれるのは第1・第2アドヴェントの週末、つまり計4日間のみ。その最終日に滑り込むように行ってきました。

 最寄り駅のリュッベナウは、ベルリン中央駅から地域快速RE列車で乗換なしの直通1時間5分。そこから水路巡りの小舟が出るGrosser SpreewaldHafen(シュプレーヴァルト港)まで20分ほど歩きます。そこが森への入り口でもあります。

 シュプレーヴァルトの森には300ともいわれる水路が走っており、カーンという小舟で移動します。船頭さんが漕いでくれる、20人も乗ればいっぱいの小さな舟です。

 野外ミュージアム・レーデには港から徒歩や車でも行かれますが、カーンに乗るのが風情があって楽しい。それにクリスマスマーケット期間は、港から野外ミュージアム・レーデまでの往復料金にミュージアムの入場料が含まれたコンビチケット(13ユーロ)があるので、それを買うのがいいと思います。

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旅情あふれる小さな船の旅

 港は思いのほか混雑していました。港でもクリスマスマーケットが開かれており、このマーケットも野外ミュージアム・レーデ同様、開催は第1・第2アドヴェントの週末の計4日間だけ。人が集まるのは当たり前かもしれません。

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夜の港のマーケットも雰囲気がいいです。シュプレーヴァルトの特産品がいろいろ

 

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ロマンティックな雰囲気

 港の一角にある窓口でコンビチケットを買い、カーンに乗船します。向かい合わせに並んだ小舟のベンチの真ん中にはテーブルがあり、クリスマス仕様の飾り付け。
 やがてスルスルと音もなくカーンが水面を滑り始めると、白い帽子をかぶった子どもがクリスマスの詩を朗読し始めました。

 野外ミュージアム・レーデまでは、カーンで約30分。お客さんのおしゃべりがなければ、あたりはひっそりとしています。夏に訪れたときのような鳥のさえずりはありません。いまは動植物たちはみんな休んでいるように見える、冷たい冬なのです。

 野外ミュージアム・レーデは敷地内に幾つもの建物があり、農民たちの寝室や台所、仕事ぶりが展示されています。
 ここのクリスマスマーケットは、こうした展示に融合して、民族衣装を着けたスタッフがクリスマスの歴史を語り、伝統工芸品や食べ物屋台が並びます。

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屋台は屋外と屋内の両方にあります

 私はここにはもう何回も訪れているので、展示内容はあらかた知っています。今日の目的は、白装束の人に会うこと。そしてそれが何かを知ることです。

 勇んで建物の一つに入ると、そこでは民族衣装の男性がちょうどそれについて話しているところでした。

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歌も交えての大エンターテインメントでした

「Bescherkind(ベシェアキント)は、この地域の習慣で、クリスマス前にプレゼントを配って回るんだ。でも聖なる存在だから、誰にも見られちゃいけないし、声も聞かれてはいけない。だから白いベールで顔を覆っていて、声も発しないんだ。ベシェアキントにはお供の女性がついて歩くんだよ。
ベシェアキントの習慣はずっと続いている村もあれば、いったん消滅したところもあった。今また伝統が復活しているんだ」

 なるほど。白装束の人はベシェアキントと呼ばれる存在なのですね。
 bescheren(ベシェーレン)とは、ドイツ語で「クリスマスにプレゼントを贈る」という意味。ドイツ文化ではその役割はクリストキントやサンタクロースが担っていますが、ソルブ人の伝統ではそれがベシェアキントに当たるわけです。

 でも一体、どこで会えるの……。逸る心を抑えきれずに係員の人に尋ねると「会場内を随時回っています」との答え。
 ここにいれば、きっといつかはベシェアキントに会える。そう思うと急に空腹を感じ、屋台や実演展示も気になり始めました。

 ここの屋台は、ちょっと特別。地元の女性が生み出した手仕事の品があって、気になるものばかりです。手編みの品、布もの、ロマンティックなリース、木靴。そういったものが好きな人にはたまらないと思います。グリューヴァイン(スパイス入りホットワイン)などの温かい飲み物や食べ物があるのは、言うまでもありません。

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糸紡ぎの実演も見学できます

 暖かそうな手編みの真っ白い毛糸の靴下を買って外へ出ると、聞こえてきたのです、チリン、チリンという鈴の音が!

 そこにはお供の女性に手を取られて歩く、白い衣装をまとったベシェアキントの姿がありました。

 ベシェアキントは束ねた枝を手に持ち、すれ違う人たちの方をその枝で優しく触れ、頬をなでています。そしてお供の女性がその人にクルミを渡していました。こうして幸せと健康がもたらされるのだそうです。

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優しく肩に触れています

 あとで調べたところによると、ベシェアキントになるのは村の若い女性で、この任務につくと翌年にはその村で最初に結婚できると言われているそうです。
 頭にいただく冠は、結婚式でかぶるもの。きれいな刺繍が施された衣装も、よく見れば花嫁衣装のようです。
 花嫁衣装は綿帽子や、白いベールで顔が見えないもの。聖なる存在であるベシェアキントが顔を覆っている理由が、なんとなくわかったような気がしました。

 ベシェアキントと一緒に写真に収まる子どもたち。枝で肩に触れてもらった老夫婦。来年も幸せで健康でありますように。

 あ、私は写真を撮るのに夢中で、ベシェアキントに触れてもらっていませんでした……。
 (text and photo_Yuki Kubota)

シュプレーヴァルト(リュッベナウ)のクリスマスプログラム(ドイツ語) 
http://www.spreewald-weihnacht.de/spreewaldweihnacht

Freilandmuseum Lehde(野外ミュージアム・レーデ)(ドイツ語) 
http://www.museum-osl.de/verzeichnis/objekt.php?mandat=96971

*野外ミュージアム・レーデと港のクリスマスマーケット開催期間:どちらも第1・第2アドヴェントの土日(年によって変動。11月26日から12月10日までの間の2回の土日で、2017年は12月2・3日と12月9・10日)

*野外ミュージアム・レーデまでの往復カーン料金と野外ミュージアム・レーデの入場料がセットになったコンビチケット:大人13ユーロ(当日のみ有効)。港の建物内にある窓口で購入できます。

*野外ミュージアム・レーデのクリスマスマーケットには入場料6ユーロが必要です(コンビチケットには含まれています)。クリスマスマーケット期間以外は冬季休業です。

*港のクリスマスマーケットは入場料無料です。

 

ベルリン情報ならこの2人!ライター久保田由希とガイド松永明子のブログはこちらhttp://osanpoberlin.blog.fc2.com/

 

long

投稿クリスマスマーケットで会える、白装束の人物って?海外旅行保険 の最初に登場しました。

味も雰囲気も大満足♪Uiliam’s@モスクワ

2016年12月14日 category:ロシア | 世界の街から

リスリス通信モスクワ支局のりりさんから、赤いオープンキッチンが印象的なレストランをご紹介していただきます。お料理は多国籍!? 中東やイタリアンにインスパイアされたオリジナルデッシュ、おいしそうですよ~。

★★★

 

モスクワで最もシャレオツなエリアの一つと言われる
パトリアーシュ池周辺。
昔から雰囲気がよくて美味しいレストランがたくさんあったけど
最近になってからも、続々と新しい店がオープンしてる。

そんな中で、Uiliam’s は、実は古い方。
昔から洗練されてたけど、前はもう少しこぢんまりしてたんだよね。
リニューアルしてからは初めての来店。

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真っ赤なオープンキッチンは、店内の半分くらいを占拠してそうw

 

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シャレオツながら、コージーな雰囲気は好感が持てます♪

オーダーを済ませると、まず出てくるのがパンとこちらのペースト。

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多分ひよこ豆のペースト、いわゆる「フムス」ってやつ?

 

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 ラビオリ 黒いのはイカスミらしい。750rub

 

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カネロニは、盛り付けもとっても綺麗。
750rubくらいだった気がします。。。(。-_-。)

 

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ターキーの串焼き700rub. と
サイドデュッシュのブロッコリー(確か400rubくらい。。。)

私が頼んだのは、

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白身魚のグリル。。。確か6~750rubくらい。。。
皮がパリッと焼かれてて、塩梅も丁度いい。
量も多いし、大満足な一品でした♪

(名前と値段がかなり曖昧ですが。。。(ーvー;))

オーナーシェフのUilliam Lambertiさんは、
モスクワの飲食業に10年以上携わっているということで
おそらく、当地でもシャレオツ外食文化を牽引してきた方の1人。
素材にも大変こだわっているようで、肉類も農場から仕入れてるらしい。
お店の雰囲気も大変良く、店員もとってもフレンドリーでした。

若干高めの値段設定も、雰囲気と内容から納得。( ̄ー ̄)

Uiliamさんが手がける店は、現在近隣に他2件。
もう1件近々オープンする予定らしく、どこも行ってみたい店ばかり。

ワタシ的には頻繁に通う感じではないけど、内容はかなりオススメです♪

Uiliam’s


りりさんのブログはこちら
りすりす通信モスクワ支局 http://risurisu.blog.jp/

 

 

long

 

 

投稿味も雰囲気も大満足♪Uiliam’s@モスクワ海外旅行保険 の最初に登場しました。

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