【海外】旅行者受け入れ状況・EUに緩和の動き
2021年05月23日 category:特集一覧ワクチン接種が進んでいるEU各国に少しずつ観光客受け入れ緩和の動きが出ています。条件を求めている国もありますが、日本からの受け入れ状況をお伝えいたします。(2021.5.23現在)
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スペイン
You Deserve Spain「ご褒美旅行はスペインへ」
スペイン政府観光局の母体であるスペイン観光推進局は、「You Deserve Spain(ご褒美旅行はスペインへ)」と題し、外国人観光客誘致に向けたプロモーションキャンペーンをスタートしました。
新型コロナウイルスがもたらした不安な日々から旅行者を解き放ち、心からリラックスした休暇を過ごしてもらいたいというメッセージが込められているということです。
このプロモーションキャンペーンでは、信頼、安全、クオリティを三本柱に旅行計画を促し、スペインの観光名所めぐりや自然をアピールする素材を紹介しています。若者、成人、家族旅行、シニア向けといった幅広いターゲットに向け、ビーチリゾートや巡礼の道など多種多様な素材が豊富に紹介されています。
キャンペーンの開始に合わせて、スペイン産業・貿易・観光大臣は、「スペインは、まもなく世界からの観光客の受け入れを再開する。最高の休暇を過ごしたいと願う旅行者を迎える体制が整った」とコメントしています。
フランス
フランス政府は、4段階に分けて新型コロナウイルス感染症に関連する制限措置の緩和を行うと発表しました。5月3日には国内の移動制限が解除されたということです。
5月19日以降は夜間外出禁止令の開始時間を21時に緩和し、美術館や映画館、劇場が入場制限付きで営業を再開するほか、カフェやバー、レストランでは屋外のテラス席での営業が可能になるということです。
6月9日には夜間外出禁止令の開始時間を23時に緩和し、6月30日には完全に解除される見通し。さらに、6月9日からは、ワクチン接種や免疫を証明する「健康パス」を示せば文化的な場所、スタジアム、見本市、または「大きなイベント」(最大5000人)に参加できるようになり、「ワクチンパスポート」を保有する外国人観光客の入国も認めるということです。
イギリス
イギリス政府は5月7日、新型コロナウイルス感染症の感染者が減少したことを受け、夏のバカンスシーズンを前に海外旅行の再開を認めると発表しました。
5月17日から渡航先を感染リスクに応じて「青」「黄」「赤」という3つのカテゴリーに分ける「信号機システム」を導入。最も安全な「青」には人口の約6割がワクチン接種を完了したイスラエルのほか、感染状況が落ち着いているオーストラリア、ニュージーランド、香港、アイスランドなど、12の国・地域が含まれ、帰国後の隔離措置が免除されるということです。
日本は「黄」に分類され、日本からイギリスに渡航した場合は10日間、自宅などで隔離が求められます。赤に分類されているインドやブラジルなどからの渡航した場合は、政府指定の宿泊施設で10日間の隔離が必要になるということです。
イタリア
イタリアのドラギ首相は5月12日、新型コロナウイルス対策で制限している外国からの観光客受け入れに関し、日本から「ワクチンの接種証明があれば隔離期間なしで入国できるようになる」と述べました。
また、イタリアのスペランツァ保健相は5月16日までに、欧州連合(EU)加盟国、英国、イスラエル、日本とアラブ首長国連邦(UAE)などからの観光客の入国を認めると発表しています。
同国保健省の報道室によると、感染予防の対策を講じた航空便で到着した米国、カナダ、日本とUAEなどからの観光客も受け入れ、隔離措置を求めないとのこと。ただ、航空便の出発前の48時間内のPCR検査、搭乗時の結果が迅速に判明する簡易検査、イタリアに到着時の再度の簡易検査が必要となります。
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少しずつ観光再開に向けて動きも出ていますが、日本政府は、変異ウイルスの感染拡大を受け、新規感染者の減少傾向を継続させ、再拡大(リバウンド)を防止すべく、日本入国制限と検疫体制の一層の強化を発表しています。
外国人・日本人を問わず全ての入国者に対して出国前72時間以内の検査証明書の提示と入国時に新型コロナウイルスの検査を受検する必要があります。
14日間待機期間の措置
□検疫所に提出した誓約書の内容を理解し遵守すること
□入国の次の日から起算して14 日間待機する滞在場所を確保すること
□到着空港から、その滞在場所まで公共交通機関を使用せず、ご家族の車、レンタカー、ハイヤー等の移動する手段を確保すること
□入国後に待機する滞在場所と、空港等から移動する手段を検疫所に登録すること
というわけで、海外の入国緩和のニュースは嬉しいけれど、自由往来にはまだほど遠い。そしてワクチン接種が今後のカギになりそうです。
投稿【海外】旅行者受け入れ状況・EUに緩和の動きは三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。