保険のプロに聞く!「資産運用」貯蓄と投資の組み合わせ
2014年10月15日 category:お知らせ今回は、貯蓄と投資の違い、及び具体的な商品をご紹介します。
基本的な考え方として資産運用は貯蓄と投資の組み合わせです。配分割合は人により異なります。
(1) 貯蓄と投資それぞれの特徴・違い
◆貯蓄(お金を貯める手段)は、将来の予想金額と結果が同じといえます。金利は低い傾向があり、元本が増加する額もやや少なめといえます。
≪メリット≫数字上は減らない
≪デメリット≫時間をかけてもリターンが得られにくい
≪利用の仕方≫緊急時の出費や短期的な目標に備える手段
◆投資(お金を増やす手段)は、価格の変動があります。(値動きがある)のでそれに見合う上昇が期待できます。
≪メリット≫貯蓄より増やせる可能性がある
≪デメリット≫短期運用には不向き、元本割れする可能性がある
≪利用の仕方≫長期的な目標に向けてお金を増やす手段
貯蓄と投資どちらか一方に全ての資金を振り分けるのではなく、それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解した上で個人に合った、配分割合を考える必要があります。
(2) お金を3つのポケットに分けて目的別に整理
◆いざというときのポケット 失業や病気など不測の事態に備えた生活資金 ⇒ 出し入れ自由・元本保証 ⇒ 貯蓄
◆目標のためのポケット(貯蓄or投資) 結婚資金・住宅資金・アーリーリタイアの準備・老後資金など ⇒ 運用期間や計画により選択 ⇒ 貯蓄or 投資
◆楽しみのためのポケット 趣味や旅行などの人生を楽しむ資金 ⇒ 収益性重視、損失額許容 ⇒ 投資
(3) 具体的な商品をご紹介
◆貯蓄・・・減らしてはいけないお金は貯蓄に該当し銀行等に預ける預貯金が一般的ですが、保険商品も選択肢に加えることができます。
例えば・・・
●終身保険 一生涯の死亡保障が確保されるので万が一のときも安心途中解約した場合の解約返戻金を貯蓄と考えることができる保険一般的に、一定期間が経過すると払込保険料より解約時の解約返戻金額が上回る。
●養老保険 一定期間の死亡保障が確保される。保険期間が終了すると満期保険金が受け取れます。
死亡保険金と同額の満期保険金は加入時に決まっています。
●個人年金保険 老後資金等を準備したいが投資に抵抗があるという方は、加入時に年金額が決まっている貯蓄タイプがあります。
3つの保険種類とも超低金利の預貯金と比較してメリットがあれば「検討する価値あり」ではないでしょうか!ただし、保険は健康なときでないと加入できない場合も・・・ご注意ください!
◆投資・・・長期的な目標に向けて増やしていくお金は、株式、投資信託、外貨建ての金融商品などを検討する方法もあります。これに加えて保険商品を選択肢に加えることができます。
例えば・・・
●変額個人年金保険(投資型年金) 老後資金等の準備のため、お金を増やしていきたい場合に検討することができる個人年金。
元本保証されていない商品から元本保証されている商品もありますので確認が必要です。投資と考えるのであれば選択肢の一つになります。
●外貨建ての保険(終身保険や個人年金保険など) 為替の変動により必要なとき(満期・解約時期)に払込保険料より大きな受取額を得られることもあります。
資産運用は・・・
【1】 お金の整頓をしお金に目標(運用期間・金額)を持たせる
【2】 貯蓄と投資の違いを理解した上で配分を決定
【3】 自身に合った具体的な商品を比較検討し選択する
という流れで考えることが大切ではないでしょうか。