恐るべし!無限の可能性を秘めた「メキシコ料理」

2012年07月12日 category:メキシコ特集


Artist at work making tacos al pastor in Mazatlan / Alaskan Dude

メキシコ料理ほど、探究心をくすぐられる料理はありません。

2010年、ユネスコの無形文化遺産に登録され、食文化として世界初の快挙を成し遂げたメキシコ料理。以来、世界中が注目する料理となりました。とはいっても、「タコス」以外に何があるのでしょう?

メキシコの食文化は先住民から伝わる味と、スペイン植民地時代に持ち込まれた味とが交錯しながら育まれてきました。そのため食材や調理方法が幅広く、前菜からデザートまで約5000種ものメニューが存在します。代表的なのは、アボカドのディップ「ワカモーレ」やスペイン風肉団子「アルボンディガス・アル・チポトレ」などですが、皆さんおなじみの「シーザーサラダ」も、実はメキシコが発祥です。

それらのメニューに必ずといっていいほど添えられているのが、トウモロコシ粉を平たく焼いた「トルティージャ」です。これに具材を挟んだものが「タコス」。街へ出ると、ご覧のとおり豚肉を切り分けて挟んでくれるタコス屋台があります。メキシコでは魚介類のほか牛、豚、鶏、山羊、羊などあらゆる肉類が食べられ、原産の野菜(トマト、カボチャなど)も豊富です。国民性同様、何を食べるかも「自由」に満ちています。

そして、忘れてはならないのが「サルサソース」です。サルサはトウガラシと複数の野菜を合わせた辛味ソースですが、トウガラシだけでも100種以上あるメキシコ。サルサも「激辛」から「マイルド」まで多様です。豊富な食材をどう調理し、どんなサルサを組み合わせるかで、ただでさえメニューの多いメキシコの味が無限に広がるのです。

好みの味を追求せざるを得ない、奥深きメキシコ料理。あなたならどんな風に味わいますか?

そんなメキシコに「ロングステイ」したくなったら

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