Category: 世界のおやつ

世界おやつびっくり箱Vol.20 中国

2018年10月15日 category:世界のおやつ | 中国、冬のおやつ、山査子 | 冰糖葫芦、ビンタンフール | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE

Vol.20 串刺しのキラキラ☆光る赤い玉

ニーハオ♪

今回の世界おやつびっくり箱は、中国の伝統的なおやつ、初登場です。
大きい数珠のようなビーズのような・・・串刺しですけど笑
真っ赤で、キラキラ光っていて、屋台で売られている様は圧巻です。空気がひんやりと、ちょっと寒くなる季節から冬にかけて、中国に旅行に行かれた方は、大抵見かけているのではないでしょうか?

 

画像:iStock

 


これ、日本のお祭りで売っている何かに似ていませんか? そう!りんご飴とそっくり。でも、串刺しにされているのは、リンゴではなく山査子(サンザシ)の実。日本で見る山査子の実より、中国のは、ちょっと大きくないですか?

 

このおやつの名前は

 

冰糖葫芦(ビンタンフール)

 

ビンタンフールは、中国の冬の風物詩といっても過言ではないくらい、大人にもこどもにも大人気な庶民派おやつ です。リンゴの味に似た甘酸っぱい赤い実を30cmくらいの串に刺して、氷砂糖を煮溶かした飴をかけて出来上がりです。いたってシンプル!

山査子の栄養成分は、美容効果が高く、食物繊維やビタミン、ミネラルに加え、抗酸化作用のあるカテキンも豊富に含んでいるのです。消化吸収を助けたり、風邪を引きにくくなるとも言われています。

串に刺して、飴をかけるだけですから自宅で作っている人も多いのだとか。最近では山査子だけではなく、いちご、キウイ、みかん、ぶどう、パインなどのフルーツバージョンの串刺しも人気なのだとか。山査子にはゴマかけバージョンもあります。路面で売ってあるのは、PM2.5などの汚染物質に晒されていて心配な方は、レストランで売っているものや、露店でもビニールに入っているものを買ってくださいね。

 

画像:iStock

 

さて、ビンタンフールの起源ですが。
南宋王朝(1127〜1279年)の時代、寵愛する妃が病に倒れ、救いたい一心の皇帝が、おふれを出したところ、民間の医師が山査子を氷砂糖で煮詰めたものを食べるように勧めたということです。これが庶民にも広まったのですね。それにしても800年!? どこででも、誰にでも手に入るもので、作り方が今も変わらずシンプルで、尚且つ効能効果を実感できるものだからこそ、今も姿を変えず、受け継がれ、人気なのでしょうね。
(出典:チャイニーズドットコム中国語教室「中国の冬のおやつー冰糖葫芦」)

 

葉の落ちた枝に残る赤い実に、雪が降って凍った山査子にそっくりですね。南宋王朝のお話もさることながら、もしかしたら、誰かがこの景色にヒントを得て、作ってみたんじゃないかなぁなどと考えました。

画像:iStock

 

冬場に中国の寒いエリアへご旅行の方は、風邪を引かないように、ぜひぜひトライしてみてくださいね。

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世界おやつびっくり箱Vol.19 トルコ

2018年09月08日 category:トルコ、ボザ、世界の飲み物 | 世界のおやつ | 世界の食べ物 | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE

Vol.19 とり〜り☆ トルコの甘酒!?

メルハバ〜♪(こんにちは)

今回のおやつびっくり箱は、連載始まって初のお飲み物です。
伝統的で、ちょっと不思議なトルコの飲み物を紹介します。

 

画像:iStock Boza or Bosa, traditional Turkish drink with roasted chickpea. Black backround

 

見た目、とろ〜っとクリーミィで、カスタードっぽい味を想像します・・・が、卵入っていませんっ。甘いおやつ的ドリンクには違いありませんが、アルコール度数1%の麦芽発酵飲料です。写真にあるように、トッピングは、焼いたひよこ豆とシナモンパウダー。いかにも「美味しそう!」と思わせてくれるではないですか。

 

この飲み物の名は

 

Boza(ボザ)

 

トルコの伝統的飲料として有名ですが、アルバニアやブルガリヤ、ルーマニアなどなどの周辺国でも飲まれていて、お国によっては麦芽ではなく、とうもろこしが原料のところもあります。原料によって、ちょっとずつ風味が変わってくるということですが、トルコのボザは、酸味のある甘さで、発酵してるから、炭酸飲料のように少し、シュワっとしびれる感じがあるようです。想像するに甘い酸っぱいビール味なのではないかしら? トリップアドバイザーで、これを飲んだ日本人の感想には、酢味噌を飲んでいるみたいとありました。ん〜わかりやすいけど、酢味噌だけ飲むのは、ややキツイかな? きっと、好き嫌いが別れるところでしょうけど、ボザは栄養豊富で、母乳の出もよくする効果があるそうですよ。

ボザの歴史は、古くてなんと発祥は10世紀。紆余曲折の歴史を経て、現存する最も古いお店は、1876年に、イスタンブールの歓楽街で開業したハジ・イブラヒムとハジ・サディク兄弟のお店。現在も『vefa bozacısı(ヴェファボザジュス)』という名で、その玄孫たちが店を引き継いでいます。

お店のHPはこちら→http://www.vefa.com.tr/index.php?dil=tr&sayfa=anasayfa

老舗の風格と、モザイクのタイルが素敵なお店です。
ボザはトルコの冬の飲み物。これからの季節、あちらこちらで見かけるので、トルコへ行く方は、ぜひお試しあれ。

 

久しぶりに、工程を紹介する動画です・・・が、今回は巨匠の顔出しはなく、手のみの出演です。
でも、見せ方やキッチンのコンロの形が可愛いです!

 


Youtube: mosyosokola/Fermented Winter Drink: Boza

 

 

参考:
Wikipedia Boza
NEVERまとめ「どろっどろ!トルコの飲み物boza(ボザ)ってなに?

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【世界のお菓子シリーズ番外編】インドのお正月・ディワリ Diwali

2018年08月17日 category:アジア | 世界のおやつ | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE

今回は【世界のお菓子シリーズ】の番外編として、インドのお正月・光のお祭り「ディワリDiwali」をご紹介します。

 

Vol.18 インド全土が光に包まれる!

 

画像:iStock Diwali festival

 

インドで最も賑やかでおめでたいお祭り、それがディワリ(Diwali)です。ヒンドゥー教の新年のお祝いで、10月末から11月初めのインド歴の第七番目の月の初めの日とされています。難しいですね。太陰暦で数えられるため、毎年日にちは変わりますが、2018年のディワリは、11月6、7日の二日間です。

諸説あるようですが、「ラーマヤナ」に由来する説が一般的。悪を打ち負かし、正義の勝利の象徴として、霊性の闇を灯す光でお祝いをするされるようです。インド以外のスリランカやミャンマーなどでもこの日は国の祝日とされています。同時に、収穫の時期に、豊穣と幸運の女神ラクシュミに祈りを捧げるお祭りでもあります。

女神ラクシュミが家に来てくれるよう、この期間は玄関を開けっ放しにしておくのだとか。豊穣の女神ですから、イコールお金の神様でもあるわけです。
ディワリの時には、お金を使うのが縁起がいいとされ、老若男女、着るものを新調しディワリを迎えます。

 


youtube : AP Archive/Hindus celebrate Diwali, the festival of lights

 

そして、欠かせないのがお菓子!
インドの人たちは、甘いものが本当に大好きですよね。Vol.10で光り輝くインドの伝統菓子「カジュカリ」をご紹介しました。銀箔がトッピングされていて驚きましたね。おめでたいお祝いの日に食べるということでしたが、まさに今回ご紹介する“インドのお正月”ディワリでも食べられています。カジュカリだけでなく、色んな種類のお菓子があるのですが、ハレの日に食べる伝統的なお菓子は、ミターイ(methaiと呼ばれ、ディワリの時には、感謝の気持ちとして、大切な人へ贈られます。中のお菓子屋さんも大忙しになるということです。

 

画像:iStock Colorful Indian Diwali sweets in plain white dish

 

ディワリの間は、大人も子供も!あっちでもこっちでも爆竹と花火!!という大変賑やかしい状態になるようですが、知らずにこの時期に観光で訪れたら、さぞやびっくりするでしょうね。
何と言っても美しいのは街中、いえインド全土が光に包まれること。家の中も外も電飾で飾り、ギーと呼ばれる(動物性油脂)を陶器の器に入れて、ロウソクのように灯します。その数たるや!本当に圧巻です。また、ランゴリと呼ばれる模様が、鮮やかな色付きの粉や砂で地面にで描かれ、これがまたカラフルで美しい!華やかにディワリを盛り上げます。

 

なんだか、クリスマスとお正月を足して倍増させたようなお祝いです。インド全土がまさに光に包まれ、国民全員でハレの日を祝うなんて、ちょっと羨ましいような。この一体感と幸福感味わってみたいですね。夏休みに海外旅行に行きそびれた方、最近インドが気になる方!インドのディワリに出かけてみませんか?

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世界おやつびっくり箱 Vol.17 ハワイ

2018年07月20日 category:ハワイ | ハワイ、アイスクリーム、ルーシーズ・ラボ・クリーマリー | 世界のおやつ | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE

Vol.17 POP! POP! ハワイのインスタ映えを狙うならココ


アロハ~♪
今回のおやつびっくり箱は、ハワイの個性的なアイスクリーム屋さんのご紹介です。

 

画像出典:Lucy’s Lab Creamery instagram

お店の名前は

Lucy’s Lab Creamery (ルーシーズ・ラボ・クリーマリー)

自宅で長年どこにもないアイスクリームを作り、研究を続け、2014年にカマケエ・ストリートでショップをオープン。現在は、カカアコのサウスショア・マーケット内に移転オープンしています。店内は爽やかなミントブルーの壁にロゴが入っていて、ポップなラボ風。なかなか洗練されています。

“どこにもない” アイスクリームの個性は、フレーバーのみならず、カラフルなトッピングでも。オリジナル自家製アイスにお好みのトッピングをすれば、ルーシーズ・ラボ・クリーマリーならではのアイスクリームの完成です。まるで絵本の世界に描かれたような夢のある可愛さ! バツグンのビジュアル感。
お店のミントブルーの壁をバックにすれば、アイスが飛び切り映えます!この内装は、狙ってましたねと言わざるをえないナイスなセンス。脱帽です。

 

★フレーバーのラインナップはこんな感じ。


ストロベリーマスカットソルベ

パッションオレンジグァバソルベ

フルーツループウォッカ

ハニーラベンダー

バタリーポップコーン

チャイティー

ブルーベリーチーズケーキ

ウォーターメロン

コーラ、

キャラメルアズキ

アーモンドフロート

ベーコンウィスキー

コーヒー&ドーナッツ

ブラウニーバター

 

トッピングは、フルーツループ、サワーグミ、スパイダーグミ、マシュマロ、クラッシュオレオなどなど10種類以上。なんと“あられ”もあるんですよ。えっ?アイスにあられ?とびっくりしますが、バター味のアイスと絶妙な相性なのだとか。

お店のイチオシは『フルーツループウォッカ』だそう。熱い日差しの中で、爽やかな気分になること間違いなしですね。ウオッカ味と言ってもノンアルコールだから、お子さまでも大丈夫だそうですよ。
夏休みにハワイへ行かれる方は、ぜひアイスクリームで組み合わせの冒険を体験して見てくださいね。


Lucy’s Lab Creamery (ルーシーズ・ラボ・クリーマリー)

◼︎お店のHPはこちら
http://lucyslabcreamery.com/

カラフルポップな写真満載
◼︎インスタはこちら
https://www.instagram.com/lucyslabhi/

 

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世界おやつびっくり箱 Vol.16インドネシア

2018年05月14日 category:アジア | 世界のおやつ | 世界のおやつ、インドネシア | 世界の食べ物 | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE

Vol.16 蛍光グリーンのお菓子!その正体は?

スラマッシアン♪(こんにちは)

今回のおやつびっくり箱は、インドネシアから。
すっごく綺麗な緑色の伝統菓子を紹介します。

画像:iStock

日本人は、緑色したお菓子を見ると、反応として抹茶かヨモギを想像しますよね。
抹茶を使ったお菓子も、最近ではかなり綺麗なお抹茶色に発色いたしますが、
今回のお菓子は、抹茶でもヨモギでもありません。

 

このお菓子の名は

Dadar Gulung(ダダールグルン)

インドネシア語で「ダダール」=クレープやパンケーキのこと、「グルン」=包む
という意味なのだそう。

グルンと何を包んでいるかというと、刻んだココナッツにパームシュガーをまぶしたもの。
餡を包むという発想は、アジア圏には多いですね。

そして、本題。
この発色の良い緑色の正体は、パンダンリーフ(=ニオイタコノキ)という植物です。
パンダンリーフは、「東洋のバニラ」とも称されるそうで、甘い香りがします。

画像:Wikimedia

インドネシアのみならず、タイ、マレーシア、シンガポールなど東南アジアで、お料理やお菓子作りに欠かせないハーブなのです。刻んで天然の着色料として、葉に包んでチマキのように蒸したり、ご飯と一緒に炊いたり多用されています。東南アジアの空港に降り立った時のあの独特な香りの正体は、もしかしらたパンダンリーフの香りかもしれませんね。

実はこのパンダンリーフ、甘い香りがするだけでなく、ビタミンやアミノ酸が豊富なのだそうで、高血圧、動脈硬化、デトックス、ぜんそく、麻疹等によいとされ、、美肌や虫除けにも効果があるという何とも万能な有用植物なのです。

インドネシアだけでなく、東南アジアへお出かけの方、街中やスーパーで綺麗な緑色のお菓子やパンを見つけたら、ぜひぜひお味見を。

 

投稿世界おやつびっくり箱 Vol.16インドネシア三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

世界おやつびっくり箱 Vol.16インドネシア

2018年05月14日 category:アジア | 世界のおやつ | 世界のおやつ、インドネシア | 世界の食べ物 | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE

Vol.16 蛍光グリーンのお菓子!その正体は?

スラマッシアン♪(こんにちは)

今回のおやつびっくり箱は、インドネシアから。
すっごく綺麗な緑色の伝統菓子を紹介します。

画像:iStock

日本人は、緑色したお菓子を見ると、反応として抹茶かヨモギを想像しますよね。
抹茶を使ったお菓子も、最近ではかなり綺麗なお抹茶色に発色いたしますが、
今回のお菓子は、抹茶でもヨモギでもありません。

 

このお菓子の名は

Dadar Gulung(ダダールグルン)

インドネシア語で「ダダール」=クレープやパンケーキのこと、「グルン」=包む
という意味なのだそう。

グルンと何を包んでいるかというと、刻んだココナッツにパームシュガーをまぶしたもの。
餡を包むという発想は、アジア圏には多いですね。

そして、本題。
この発色の良い緑色の正体は、パンダンリーフ(=ニオイタコノキ)という植物です。
パンダンリーフは、「東洋のバニラ」とも称されるそうで、甘い香りがします。

画像:Wikimedia

インドネシアのみならず、タイ、マレーシア、シンガポールなど東南アジアで、お料理やお菓子作りに欠かせないハーブなのです。刻んで天然の着色料として、葉に包んでチマキのように蒸したり、ご飯と一緒に炊いたり多用されています。東南アジアの空港に降り立った時のあの独特な香りの正体は、もしかしらたパンダンリーフの香りかもしれませんね。

実はこのパンダンリーフ、甘い香りがするだけでなく、ビタミンやアミノ酸が豊富なのだそうで、高血圧、動脈硬化、デトックス、ぜんそく、麻疹等によいとされ、、美肌や虫除けにも効果があるという何とも万能な有用植物なのです。

インドネシアだけでなく、東南アジアへお出かけの方、街中やスーパーで綺麗な緑色のお菓子やパンを見つけたら、ぜひぜひお味見を。

 

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世界のおやつびっくり箱 Vol.15 インド

2018年04月13日 category:アジア | インド、デリー、フワフワお菓子 | 世界のおやつ | 世界の食べ物 | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE

Vol.15 ふわふわペッペ!雲を食べたらこんな味!?

 

ナマステ♪(こんにちは)

インドのおやつ紹介は、今回で2回目。
インドって、お菓子の種類が豊富で、そしてみたこともないような不思議なものがたくさんあります。

今回、またまた気になるおやつを発見!雲のようなフワフワな神秘的なお菓子です。

 

そのお菓子の名は、

Daulat ki Chaat(ダウラートキチャット)

 

おじさんの手つきが、マジシャンのように器用に動き、仕込んである“たらい”?“お鍋”?から、几帳面に一人前が切り取られます。そして、フワッフワしてて、ペッペと盛り付けられるその仕草。何回もみたくなります。インドの方って、ほんと手先器用なのですね。それにしてもすごいお砂糖の量!

アイスクリームでもなく、メレンゲでもなく・・・なんなんだろう、このフワフワ感。
もくもくの雲を食べられるとしたら、きっとこんなこんな感じなのではなかろうか。
メルヘンチックですが。

この魅惑のフワフワなお菓子は、インドの冬に寒暖差を利用して作られるもので、理想的なのは満月の夜なんだそうです。うん、ますます神秘的。
ま、とにかく、まずは売っている所の動画を見てみてください!

 

 


ご覧いただけましたでしょうか?
フワフワ!ペッペしてたでしょ〜。

どうやって作るのかも気になったので、ちょっと調べてみました。
牛乳、生クリーム、タルタルクリーム(?)を一晩冷蔵庫で寝かし、次の朝、ローズウォーターや砂糖、場合によっては酒石酸を入れて、撹拌します。ミルクが泡立ってきたら、その泡をすくって別の器にためていくんです。食すのはこの泡の部分。トッピングの黄色い部分は、サフランで色をつけてあって、ピスタチオなんかのナッツをパラパラ〜っと。そして、やっぱり銀箔!!(Vol.10でも銀箔のお菓子を紹介しました。→アーカイブはこちら

インドの方々、ほんと銀箔付き♪甘いのも大好き♪「Daulat」は富を意味するのだそう。 それで銀箔なのかなぁ。

ご覧いただいた方が早いですよね。
作り方も気になる方は、こちらの動画もどうぞ。

 

 

デリーの道端には、この屋台が沢山。1個20ルピー(35円くらい)で食べられるようです。
ううう〜。食べてみた〜イ!でも、ちょっとお腹心配になりますね。

 

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世界のおやつびっくり箱【番外編】Vol.14 オーストラリア

2018年03月16日 category:オーストラリア、ベジマイト、 | 世界のおやつ | 世界の食べ物 | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE

Vol.14 おっかなびっくり、お口に運んでみる!?

グッ・ダイ♪(こんにちは。)
オーストラリア特集ということで、今回はお菓子ではありませんが。

知ってるかな?これ。

画像:iStock

 

ベジマイトです。

どこの国にも、国民には愛されるソウルフードなのに、外国の人にはなかなか受け入れられないクセのある強烈な食べ物がありますが、日本だったら納豆とかね、オーストラリアにもあるんですよ。それがこのベジマイト。

よく、トーストとかに塗ってあるのを見ると、なかなか美味しそうに見えるんですが・・・こんな風に。

画像:iStock

 

見ただけですと、甘いジャムとかチョコレートクリームとか、香ばしいトーストを想像してしまいます。ところが、お口へ運ぶと、想像していた味とあまりにもかけ離れているため、頭と体が混乱し、なんだこれ〜〜〜!っとなってしまう。そんな食べ物が『ベジマイト』です。

私もオーストラリア旅行の際、食したことがございました。行く前から、噂に聞いていたこのベジマイトに興味津々で、食べたら「なんだ意外と美味しいじゃん!」って言ってみせる変な自信があったのですが、ダメでした。どんな風にダメだったかと言うと、濃厚な野菜ジュースが発酵したようなニオイと共に塩っぱさが強烈に独特すぎました。

ところが、このベジマイト。栄養価がものすごい健康食品なんですって。野菜をイースト菌と塩で発酵させたもので、ビタミンB群が豊富。元々は、ビール醸造の副生成物で、効果としては、糖の吸収をブロックしてくれたり、代謝がよくなり腸内環境にも整えてくれる効果があるのだとか。ダイエットには良さそう・・・。最近では塩分を抑えたものも販売されているそうです。

ダイレクトに食べるのは抵抗がありますが、クリームチーズと混ぜると美味しいとか、お料理の調味料として使えば、旨味がアップするとか、ふむふむ、食べ方を知らなかっただけかもしれません。
機会があれば、アレンジして再チャレンジしてみたい気がします。

 

オーストラリアでは、昔っからキャンペーンソングまである人気者。こちらがその映像。
赤ちゃんもお口の周り真っ黒・・・。確かにこれを見たら、食べて見たくなる!

 

 

オーストラリアへ行ったら、ホテルの朝食ビュッフェで食べきりサイズが置いてあることも多いので、お味はご自身でお試しあれ。

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世界のおやつびっくり箱【世界のお菓子シリーズ】Vol.13 フランス

2018年02月16日 category:ヨーロッパ | 世界のおやつ | 世界のお菓子、フランス、アルザス地方、イースター、復活祭、アニョー・パスカル | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE

Vol.13 頭から?お尻から?どこから食べる?

 

ボンジュール♪(こんにちは)
久しぶりのおやつシリーズです。クリスマス拡大版以来の登場です。

今回は、可愛らしくて食べるのを躊躇してしまうケーキをご紹介します。
これ。

画像:youtubeより

 

子羊ちゃんです。可愛いですね。
このお菓子の名前は、

アニョー・パスカル(L’agneau Pascale)

 

どんなお菓子でしょう〜♪

アニョー・パスカルは、フランスのアルザス地方で、復活祭の時期によく見られる子羊型の焼き菓子です。「アニョー」が仔羊のことで、「パスカル」が復活祭のことを意味します。

仔羊のカタチは、キリストの復活祭の際にいけにえの羊を食べるユダヤ教の習慣に由来していると言われています。
仔羊の焼型は、同じくアルザス地方のスフレンハイム村名産陶器で出来ていて、羊の片面ずつ2枚の型が合わさって出来ています。(動画参照)この型がまた味わいがあって、かわいいです。フランスの蚤の市で見かけた方もいるのではないでしょうか。
焼きあがって型からはずした仔羊ちゃんは、パウダーシュガーでお化粧をして、首にリボンを結んでおしゃれします。何と言っても、神様へのいけにえですから。
アニョー・パスカルは、復活祭の前、3月中〜4月中くらいの時期にしか、お目にかかることができないけれど、地元の人たちは、パン屋さんやケーキ屋さんにアニョー・パスカルが並ぶと、春の訪れを感じるのですって。季節を感じる食べ物は、世界中にあるのですね。

さて、お味ですが。ビスキュイタイプの生地で、ふんわりあっさりした味わいということですが・・・。どこから食べましょ〜!?
福岡の銘菓に「ひよ子」があります。気分はひよ子を食べる時と同じですね。ちなみに私はお尻から派でしたけど。

久しぶりの「世界おやつびっくり箱」ですので、恒例の巨匠動画!探しましたよ〜。いらっしゃいました!アルザスのお母さん。撮影はお父さんのようです。たくさん焼いて、家族・親戚・お友達などに配るんでしょうね。キッチンに鉄瓶が置いてあります、日本にゆかりのある方なのでしょうか?
それでは、作り方、どうぞ〜。

 

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世界のおやつびっくり箱【クリスマス拡大スペシャル】

2017年11月08日 category:世界のおやつ | 世界のお菓子、クリスマス | 世界の食べ物 | 海外旅行保険、@とらべる、三井住友海上、TRAVEL-MODE

クリスマスが近づいてまいりました〜。日本でもクリスマスは一大イベントとなっています。中でもクリスマスケーキは定番ですね。有名パティスリーからコンビニまで、こぞってケーキの販売合戦になります。仏教徒の多い日本では不思議な習慣化とも言えますが、宗教的な意味は置いといて、楽しみにしている方は多いと思います。では海外では?どんなお菓子を食べるのでしょう。本場のクリスマスのお菓子を集めてみました。おやつびっくり箱拡大スペシャルでお届けします。

 

★★★

 

 

フランス・アルザス地方 
Berawecka (ベラヴェッカ)

フランスのクリスマスで食べられるケーキは、一般的にブッシュ・ド・ノエル。日本でもおなじみの切り株の形をしたロールケーキです。もしかしたら、日本でクリスマスケーキが浸透したのは、ブッシュ・ド・ノエルからかもしれませんね。
さて、こちらは同じフランスでもアルザス地方のお菓子。ベラヴェッカは洋梨のパン。キリストが生誕した際のおくるみを模したと言われています。中には洋梨はじめ、たっぷりのドライフルーツとナッツがぎっしり。さくらんぼのお酒に浸した後、スパイスやパン生地と一緒に焼かれます。薄く切って、味わいながらクリスマスを1日1日と待ちわびるお菓子です。



 

オーストリア/ドイツ
Vanilla Kipferl (バニラ・キッフェルン)

ヘーゼルナッツパウダーを使った三日月型のクッキーで、クロワッサンの原型とも言われています。ほろほろっとした食感やバニラの香りが優しく、スノーボールと近いお菓子です。オーストリアだけでなく、ドイツでも食べられるそう。やぱりこのクッキーもクリスマスを待ちわびるアドベントの時期に食べられます。

 

フィンランド
Joulutorttu(ヨウルトルットゥ)

こちらは北欧・フィンランドの伝統的なクリスマスのお菓子。ヨウルトルットゥは、クリスマスツリーのてっぺんにある星の形をしています。北欧諸国では、ツリーだけでなく窓に星の形のライトを吊り下げて、インテリアもクリスマスの雰囲気で演出します。クリスマスを待つお菓子も星の形。バターたっぷりのパイ生地に切り込みを入れ、風車のように折って、真ん中にジャムを乗せたサクサクしたお菓子です。冷凍のパイ生地を使えば、誰でも簡単に作ることができますね。

Finnish star-shaped joulutorttu christmas cake with dried marmalade

 

デンマーク
Ris a lamand (リセラマン)

リセラマンは刻んだアーモンド入りのミルク粥のこと。ris(リス)=ライス、つまりお米のことです。お米をミルクで炊いて、冷やしてチェリーソースをかけて食べます。この中に皮をむいた一粒の白いアーモンドが隠されていて、当たった人は来年の幸運が約束されるというおみくじ的要素も含んでいます。
北欧ではサンタクロースよりニッセ(スウェーデンではトムテと呼ばれる)の方が有名で、屋根裏に住むいたずら好きの妖精は人気者。クリスマス時期、街の至る所で小さなニッセ人形が売られているのを見かけます。ニッセが家に住んでいると、その家の繁栄をもたらしてくれますが、怒らせると大変なことになってしまいます。ニッセにご機嫌よく屋根裏にいてもらうため、クリスマスには大好物のミルク粥をあげるという習慣が今でも残っています。ニッセは赤い服を着てとんがり帽子を被っていて、おひげもあります。そうこの姿、みんながよく知っているサンタクロースの原型と言われています。



 

スペイン
Turrón(トゥロン)

スペインのクリスマスに欠かせないのが、こちらのお菓子トゥロンです。その歴史は古く、15世紀とも16世紀とも言われていて、起源はイスラム圏からアーモンドとはちみつが入ってきたところから始まるようです。ソフトタイプとハードタイプがあるようですが、どちらもアーモンドやナッツがたくさん入ったヌガーですね。スペインのみならず、ラテン系の国々でも食され、たくさんのバリエーションがあるということです。

Spanish Turron on Wooden Surface / PincasPhoto

 

 

ドイツ
Black forest cake (ブラックフォレストケーキ)

ドイツでは、シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ(黒い森のサクランボ酒ケーキ)と呼ばれるケーキです。その名の通り黒い森をイメージして作られています。日本でも通年、ショートケーキとして販売されているのを見かけることがありますね。ココア生地の4層からなるチョコレートケーキで、赤いチェリーがアクセント。白いホイップは森に積もる雪を表しているそうです。日本でも馴染みのある大人味のケーキです。

 

 

ギリシャ
Melomakarono (メロマカリナ)

ギリシャのクリスマス定番お菓子はこちら、メロマカリナです。セモリナ粉を使ったクッキーで、中にはオレンジやナッツ、スパイスが入っています。ヨーロッパ圏のクリスマスは、お国問わずオレンジ&スパイス、ここにナッツが加わるものがとても多いです。オレンジとスパイスの香り=クリスマスの香りなんですよね。この香りをかぐたびに1日1日クリスマスが近づく気分を盛り上げ、クリスマスを待ちわびながら準備をします。


 

イギリス
Christmas pudding (クリスマスプディング)

これはご存知の方も多いかと思いますが、イギリスのクリスマスでは定番のお菓子、クリスマスプディングです。プディングといってもプリンとは様子が違いますし、ケーキともちょっと言い難い。ミンスミートと呼ばれる牛脂を使った生地に、やはりこちらもドライフルーツたっぷり、スパイス、ナッツを入れて、オーブンで長時間蒸し焼きしたたもの。熟成した方が美味しくなるということで、アドベントに入る前の最後の日曜日に作り始めるのだそう。ものすごく手間と時間(日にちも)がかかったものなのです。クリスマスプディングは、キリストと12人の弟子を象徴する13種類の材料を使わなければならないというおまじない的ルールや、指輪やコインを入れて、切り分けた時に幸運を占うことも。食べる前に、ブランデーをかけてテーブル上で、フランベすると香りもよくなり、盛り上がるということです。



 

オーストラリア・アメリカ
Rocky Road cake (ロッキーロードケーキ)

その名の通り、ロッキーロードとは岩だらけの道。ゴツゴツした感じのケーキです。チョコレートファッジの中にナッツがゴロゴロザクザクです。そして欧州と違うのは、マシュマロ入りというところ。大人も子供も大好きなので、クリスマスのデザートに選ばれることが多いようです。アイスを添えても美味しいですしね。
 

 


さてさて、いかがでしたか?
日本で周知されているクリスマスケーキとは違い、華やかさがなかったり、ケーキとはかけ離れているものもあり、驚いた方もいるのではないでしょうか? 見た目には地味なものが多いけれど、ちゃんと意味や言われがあるものが多いですね。特にドライフルーツ、ナッツ、スパイスは全般的に欠かせないようです。簡単に作れるものもありますから、今年のクリスマスはご自身で作ってみてはいかがでしょうか。

投稿世界のおやつびっくり箱【クリスマス拡大スペシャル】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

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