みなさま、こんにちは。
こないだ年が明けたと思ったら、1月も後半になります、早いですね〜。みなさま、お正月はのんびりできましたか? 私は「スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)」を観に行きました。それを機にまたまたシリーズを全部観直すというスターウォーズまつりなお正月となりました。
エピソード7のラストで、レイがルークに会いに行った島、続きですからエピソード8でも出てきます。私、一瞬、尖閣諸島!?と思ってしまいました。調べましたところ、アイルランドにある『スケリッグ・マイケル島』ということです。
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写真 : iStock
Skellig Michael, UNESCO World Heritage Site, Kerry, Ireland. Star Wars The Force Awakens Scene filmed on this Island. wild atlantic way
凛とした美しい島ですよね。1996年にユネスコ世界遺産に登録されています。かつての修道僧たちが暮らしていたという石積みの小屋がまた島の神秘性を高めているようです。
今月号の『世界の街から』では、ローマナビネットさんが『カゼルタ宮殿』を紹介していましたね。
これまでのエピソードも振り返ると、世界中から撮影地が選ばれていますが、お話の上で、故郷であったり戦いの場であったり、果てまた愛を育んだ所であったり。過酷さも美しさも兼ね備えた数々のシーン、いずれも地球ではない遠い遠い彼方の星なんですよね。こんなところが地球上にあるのか!と思わせてくれる大スペクタクルが描かれています。ロケ地を調べてからもう一度映画で描かれ方を観るのも楽しいものです。宇宙旅行はできませんが、ロケ地ならいつか行ってみたいですよね。エピソード8では、ドゥブロヴニク/クロアチアでも撮影されています。ちょっと行きづらい所が多いスターウォーズロケ地の中でも、ドゥブロヴニクは比較的行きやすいのではないでしょうか? そしていつか日本でも撮影される日がきたら嬉しいですね!
機会があれば、TRAVEL-MODEでもスターウォーズのロケ地特集をしたいと思います。
それではみなさま〜また来月。今年もよろしくお願いいたします!
(編集部 anan)
投稿2018・2月号の編集部だよりは三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。
みなさま、こんにちは。
TRAVEL-MODEは“1月号”でございますが、、、。
2017年締めくくりの編集となりました。今年も1年ご愛読いただき、誠にありがとうございました。少しでも、みなさまの安心・安全・楽しい海外旅行にお役に立てていましたら、幸いでございます。
さて。
拙宅に、デンマークの友人より少し早いクリスマスプレゼントが届きまして。
その中に入っていた物の一つをご紹介いたします。
これ↓
なんと。
デンマークのアドベントスクラッチ!!A4サイズの巨大宝くじなんですよ〜♪
アドベントに入って、日毎クリスマスが近づくのを待ちわびながら、カウントダウンで1個ずつ削っていくんです。真ん中は、サンタさん来訪を大歓迎するニッせたちです。
北欧諸国のクリスマス時期は、このニッセ達が大人気です。
ニッセはとんがり帽子の妖精で、屋根裏に住んでいます。ニッセがいる家は栄えると言われていますが、このニッセ、いたずら好きなんですよ〜。ニッセを怒らせてしまうと、さあ大変。
家畜のお乳の出が悪くなったり、卵を産まなくなったり。作物も育たず、そして馬のタテガミも三つ編みにされてしまいます。
ニッセをのご機嫌を損なわないように、クリスマスには大好物のミルク粥を作って、屋根裏に置いておくのです。
これは、私のミルク粥(食べかけの写真ですみません。)
クリスマスイブのディナーの後に、みんなでミルク粥を食べるんです。つめたく冷やして、チェリーソースをかけていただくのですが、刻んだアーモンドが入っていて、美味しいですよ。
TRAVEL-MODE12月号でもご紹介しましたが、ミルク粥の中には、一粒のアーモンドが隠されていて、それに当たった人は、翌年の幸運が約束されると言われています。
さて、私のスクラッチ。当選金額の1等は1000000DKKだそうで、日本円にすると1780万円です。
わお♡
当たったら、ファーストクラスで海外旅行に出かけたいです。年末に夢を見るのは、日本だけではないようですね。
それでは、みなさま。良いお年をお迎えくださいませ〜。
(編集部 anan)
投稿2018.1月号の編集部だよりは三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。
みなさまこんにちは。
毎年誰もが口にしますが、本当に1年が早いですね。今年も残すところ1ヶ月となりました。
色づく紅葉も見頃を迎えております。
さて先月の終わり、数年ぶりに長崎へ行ってきました。
何度か訪れておりますが、原爆資料館へ行くのは初めて。10月の長崎は修学旅行の小学生でいっぱい!みんな熱心にメモをとって学習していました。平和記念公園では、とある学校の子達がちょうどセレモニーを行っていて、平和への誓いを発表し、みんなで折った千羽鶴を捧げていました。そして、最後にみんなで合唱していましたが、子供たちの歌声があまりにもピュアで、わたくし泣いてしまいました。
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長崎へは、外国からの友人と行ったのですが、彼らも「素晴らしい。私たちももう一度、平和について考え直したい。」と、じっとセレモニーに見入っていました。感慨深く、原爆被害の凄惨さを思うと、気持ちも重くなる中、私たちを笑顔にしてくれたのもまた小学生!
この日の修学旅行、何校きてたのかな?原爆資料館から平和記念公園へ向かう道、また帰りも、たっくさんの小学生とすれ違いました。それが驚いたことに、すれ違う時にほとんどの子が「ハロー!」「ハロー!!」と私たちに元気よく挨拶をしてくれるのです。私たちも「ハロー!」とお返しするのに大忙し。100回は言ったかな?
これには友人も驚きとともに大感激。長崎の子供たちはもちろんのこと、他県からも平和学習で来ていることを説明したわけですが、あれはいいですね〜。すごくいいおもてなし!私も本当に沢山元気をもらいました。西洋人の友人と歩いていたから、子供たちが外国からの観光客に挨拶をしているのを知ったわけですが、平和学習とともに、これは続けて欲しいなぁ。友人は「フレンドリーでピースフルな子供たちのおかげで、長崎という街がもっと意味のある特別な場所になったよ。」と語っていました。彼らにとって最も心に残る日本の思い出になったようです。
本当のおもてなしは心に響くもの。ですね。さて、みなさんの次の海外旅行では、どんな体験が待っているのでしょうか。楽しみですね。それではまた来月〜。
(編集部 anan)
投稿2017.12月号の編集部だよりは三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。
11月号の編集部だより
2017年10月11日 category:編集部だよりみなさまこんにちは。
今月号のTRAVEL-MODE、いかがでしたか?これまでのアンケートで、投稿いただいたみなさまから度々、「テロが心配です。」「こんな世界情勢なので、海外旅行へ行くことを躊躇します。」といったお声を多くいただきました。世界中、いつどこで何が起きるかわからない不穏な状況が続いています。年末年始の旅行計画中の方もいらっしゃるでしょう。何も知らずに出かけるより、少しでも回避する方法や万が一の時どう行動するか?を知っておいた方がいいと思い、特集しました。行くか?今はやめておくか?その判断材料にもなれば幸いです。
Autumn and bicycles in Copenhagen (Søerne) / Kristoffer Trolle
さて話題はわかって、日本とデンマークは国交を樹立して150周年なのだそうです。お互いに皇室、王室に世界的に見ても長い歴史があり、幅広い分野で友好を深めてきました。10月7日、8日には東京・豊洲公園で盛大に楽しいお祭りが催され、フレデリック皇太子、メアリー妃もお越しになったことがニュースになっていましたね。
筆者もデンマークにはゆかり深く、コペンハーゲンに家族ぐるみのおつきあいをして14年になる友人がいます。友好関係150年の記念の年と知ってか知らずか、その友人夫妻から先日連絡がありまして、2週間日本に滞在するからと。東京・京都を廻って、福岡に来てくれるということです。私はデンマークへ行く度、お世話になりっぱなし。とても居心地良く過ごさせてもらっているので、今度は私がおもてなしする番です。彼らは3度目の来日ですが、今からワクワクドキドキ、楽しみで仕方がありません。国同士も、個人的にも友好を育める間柄であることが、なお一層嬉しく、150周年の節目に会えることは、また感慨深いものがあります。
みなさまも深まりゆく秋を気持ちよくお過ごしくださいませね。
(編集部anan)
投稿11月号の編集部だよりは海外旅行保険 の最初に登場しました。
10月号の編集部だより
2017年09月13日 category:編集部だよりみなさまこんにちは。
今月号のTRAVEL-MODEでは、みなさまからのアンケート回答を元に「旅に出たくなったきっかけ」、そして一度で二度おいしいトランジットやストップオーバーを特集いたしましたが、いかがでしたか? これがまたきっかけになって旅に出たくなる方がいらしたら、嬉しいのですが。
さて、わたくし自身もこれまで旅したこと、そのきっかけなどを振り返ってみました。明らかに何かを見て、絶対ここに行きたい!と触発され、旅に出たのは、オーストラリア・パースのピナクルズと、もう一ヶ所はストックホルムのガムラスタンという旧市街地の路地の写真です。特にガムラスタンの路地の写真は、見た瞬間に「あ、私、ここに立つ。」と自分がそこにいる想像ができたくらいでした。その後も数回訪れていますが、何度行っても最初に見た写真が鮮烈に思い出されました。他には、タイの暁の寺。言わずと知れた三島由紀夫の長編小説の舞台となった所です。その言葉の響きが美しく、どんなお寺かすごく気になって訪れたことを覚えています。暁とは、夜明けをさす言葉ですが、チャオプラヤー川から臨む夕暮れのワット・アルンは、本当に美しい景色です。
![]() Wikimedia Commons |
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テレビ番組の影響といえば、子どもの頃毎週見ていた「兼高かおる世界の旅」。たしか日曜日の朝だったと思うのですが、家族みんなで見ていた記憶があります。当時は、まだまだ海外旅行など普通に行ける時代ではありませんでした。世界を飛び回る兼高かおるさんは、憧れを通り越して雲の上の人。そして世界各地の風景・文化習慣を歴史的な背景も含めて教えてくれました。兼高さんのレポートが、初めて見る外国となった方は多いのではないでしょうか。まさに世界を知る窓口となり、そして日本人みんなに「いつか海外旅行に行くぞ〜!」と夢を抱かせてくれたのではないでしょうか。番組は31年間続き、兼高さんが訪れた国は約150カ国、地球180周分とのことですから、驚異的です。89歳になる今も旅は続けていらっしゃるそうですよ。素敵ですね。
みなさまも、これからもアンテナ立てて、次の旅、未知との遭遇へのきっかけをキャッチしてくださいませね。
(編集部anan)
投稿10月号の編集部だよりは海外旅行保険 の最初に登場しました。
10月号の編集部だより
2017年09月13日 category:編集部だよりみなさまこんにちは。
今月号のTRAVEL-MODEでは、みなさまからのアンケート回答を元に「旅に出たくなったきっかけ」、そして一度で二度おいしいトランジットやストップオーバーを特集いたしましたが、いかがでしたか? これがまたきっかけになって旅に出たくなる方がいらしたら、嬉しいのですが。
さて、わたくし自身もこれまで旅したこと、そのきっかけなどを振り返ってみました。明らかに何かを見て、絶対ここに行きたい!と触発され、旅に出たのは、オーストラリア・パースのピナクルズと、もう一ヶ所はストックホルムのガムラスタンという旧市街地の路地の写真です。特にガムラスタンの路地の写真は、見た瞬間に「あ、私、ここに立つ。」と自分がそこにいる想像ができたくらいでした。その後も数回訪れていますが、何度行っても最初に見た写真が鮮烈に思い出されました。他には、タイの暁の寺。言わずと知れた三島由紀夫の長編小説の舞台となった所です。その言葉の響きが美しく、どんなお寺かすごく気になって訪れたことを覚えています。暁とは、夜明けをさす言葉ですが、チャオプラヤー川から臨む夕暮れのワット・アルンは、本当に美しい景色です。
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テレビ番組の影響といえば、子どもの頃毎週見ていた「兼高かおる世界の旅」。たしか日曜日の朝だったと思うのですが、家族みんなで見ていた記憶があります。当時は、まだまだ海外旅行など普通に行ける時代ではありませんでした。世界を飛び回る兼高かおるさんは、憧れを通り越して雲の上の人。そして世界各地の風景・文化習慣を歴史的な背景も含めて教えてくれました。兼高さんのレポートが、初めて見る外国となった方は多いのではないでしょうか。まさに世界を知る窓口となり、そして日本人みんなに「いつか海外旅行に行くぞ〜!」と夢を抱かせてくれたのではないでしょうか。番組は31年間続き、兼高さんが訪れた国は約150カ国、地球180周分とのことですから、驚異的です。89歳になる今も旅は続けていらっしゃるそうですよ。素敵ですね。
みなさまも、これからもアンテナ立てて、次の旅、未知との遭遇へのきっかけをキャッチしてくださいませね。
(編集部anan)
投稿10月号の編集部だよりは海外旅行保険 の最初に登場しました。
9月号の編集部だより
2017年08月18日 category:編集部だより みなさま、こんにちは。夏休みのご旅行いかがでしたか?
今年はテロ、自然災害、情勢不安のニュースばかり続いております。この8月、グアムへ行く予約をしていた方は殊の外、迷い心配だったことでしょう。世界から見ると、日本もいつミサイルが飛んでくるかわからない危ない地域と見なされているかもしれません・・・と思いきや。
わたくし、用あって沖縄に出かけましたが、多いです外国からの観光客。国際通りはもとより、世界遺産の首里城、琉球八社のひとつ波上宮も外国人ばかりでした。あそこもここもといった感じで。
斎場御嶽・久高島遥拝場より
今回の沖縄行きで私が最も楽しみにしていたのが久高島です。本島南部、南城市の知念港からフェリーで20分。一周8kmの神様を中心に人々が自然と共に暮らす特別な特別な小さな島です。
32年前、世界遺産になる以前の斎場御嶽へ行き、今では立ち入りが禁止されている岩の上まで登り、鏡の御神体を見せていただく大変貴重な体験をさせていただいたことが、興味のきっかけでした。遥かに見える久高島にいつか渡ってみたいと。久高島に行くことを決めてからは、もう恋い焦がれる人に会いに行くかのごとく、ワクワクドキドキ、そして神聖なる場所を穢してはならぬという背筋が伸びる思いで、本を読み、ネットで調べ、しつこく勉強してから伺いました。
レンタサイクルもあるのですが、自然崇拝が今も息づく神様の島。何気ない所が聖域であったり、みだりに触れてはいけない場所だったりしますので、ガイドさんに一緒に廻っていただきました。
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注意書き(もうひとつ説明書きがあります) | フボー御嶽入口(右端に立ち入り禁止札) |
島の中で最も聖なる場所、フボー御嶽を案内していただきました。この島で連綿と続く信仰の対象を知らなければ、鬱蒼とした森の入り口、なんだ薮じゃないかとしか思わない人もいるでしょう。そこにある立ち入り禁止の立て札、フボー御嶽の説明看板を見なければ、わかりません。その立て札、一般的な観光地と違い、小さいのです。出しゃばらず、損なわず。神様や自然のお許しをいただける最低限の。謙虚さが表れている看板です。本来は必要のないものでしょう。外部の人に向けて、どうしても立てなければならなかったのだと思います。しかし日本語のみの注意書き、心配になりました。
ガイドさんに尋ねましたら、島でも今葛藤の最中とのことでした。これ以上看板を大きくできない、したくない、しかし観光客が知らずに?興味本位で?踏み込んでしまうかもしれない、いやもうすでに入られているかもしれない。訪れてくれるのはありがたいのだけど、どうしたらマナーを守り、節度ある行動をしてもらえるか。守り維持し続けることって、部外者が感じるよりずっと重く大変なことだと思います。
ニライカナイから五穀発祥の壺が流れ着いたとされるイシキ浜
心ないことをしてしまうのは、外国人だけとは限りませんが、今月号の「世界の街から」にも、トレビの泉観光被害の話題がありました。8月に入ってからは東大寺の国宝にハングルの落書きのニュース。憤りと共にどうすればいいのか各地の困惑、苦悩はこれからもしばらく続くでしょう。
自撮り棒&手持ち扇風機でSNS用写真撮影、楽しんでいるのでしょうけれど、日本に来たら、もう少し違う側面を学び、気づきを得てお国へ帰られる方も少しはいてほしいなどと、小さな期待を抱きつつ、奥ゆかしさや忖度は日本人同士だから通用する独特のもの。声に出して伝えず、きっと汲んでくれると、かの国々の方々に期待する所にズレが生じるのではないかと思う次第です。壊したくないカタチ、守りたいキモチ、本当に悩ましいものですね。
(編集部anan)
投稿9月号の編集部だよりは海外旅行保険 の最初に登場しました。
9月号の編集部だより
2017年08月18日 category:編集部だより みなさま、こんにちは。夏休みのご旅行いかがでしたか?
今年はテロ、自然災害、情勢不安のニュースばかり続いております。この8月、グアムへ行く予約をしていた方は殊の外、迷い心配だったことでしょう。世界から見ると、日本もいつミサイルが飛んでくるかわからない危ない地域と見なされているかもしれません・・・と思いきや。
わたくし、用あって沖縄に出かけましたが、多いです外国からの観光客。国際通りはもとより、世界遺産の首里城、琉球八社のひとつ波上宮も外国人ばかりでした。あそこもここもといった感じで。
斎場御嶽・久高島遥拝場より
今回の沖縄行きで私が最も楽しみにしていたのが久高島です。本島南部、南城市の知念港からフェリーで20分。一周8kmの神様を中心に人々が自然と共に暮らす特別な特別な小さな島です。
32年前、世界遺産になる以前の斎場御嶽へ行き、今では立ち入りが禁止されている岩の上まで登り、鏡の御神体を見せていただく大変貴重な体験をさせていただいたことが、興味のきっかけでした。遥かに見える久高島にいつか渡ってみたいと。久高島に行くことを決めてからは、もう恋い焦がれる人に会いに行くかのごとく、ワクワクドキドキ、そして神聖なる場所を穢してはならぬという背筋が伸びる思いで、本を読み、ネットで調べ、しつこく勉強してから伺いました。
レンタサイクルもあるのですが、自然崇拝が今も息づく神様の島。何気ない所が聖域であったり、みだりに触れてはいけない場所だったりしますので、ガイドさんに一緒に廻っていただきました。
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注意書き(もうひとつ説明書きがあります) | フボー御嶽入口(右端に立ち入り禁止札) |
島の中で最も聖なる場所、フボー御嶽を案内していただきました。この島で連綿と続く信仰の対象を知らなければ、鬱蒼とした森の入り口、なんだ薮じゃないかとしか思わない人もいるでしょう。そこにある立ち入り禁止の立て札、フボー御嶽の説明看板を見なければ、わかりません。その立て札、一般的な観光地と違い、小さいのです。出しゃばらず、損なわず。神様や自然のお許しをいただける最低限の。謙虚さが表れている看板です。本来は必要のないものでしょう。外部の人に向けて、どうしても立てなければならなかったのだと思います。しかし日本語のみの注意書き、心配になりました。
ガイドさんに尋ねましたら、島でも今葛藤の最中とのことでした。これ以上看板を大きくできない、したくない、しかし観光客が知らずに?興味本位で?踏み込んでしまうかもしれない、いやもうすでに入られているかもしれない。訪れてくれるのはありがたいのだけど、どうしたらマナーを守り、節度ある行動をしてもらえるか。守り維持し続けることって、部外者が感じるよりずっと重く大変なことだと思います。
ニライカナイから五穀発祥の壺が流れ着いたとされるイシキ浜
心ないことをしてしまうのは、外国人だけとは限りませんが、今月号の「世界の街から」にも、トレビの泉観光被害の話題がありました。8月に入ってからは東大寺の国宝にハングルの落書きのニュース。憤りと共にどうすればいいのか各地の困惑、苦悩はこれからもしばらく続くでしょう。
自撮り棒&手持ち扇風機でSNS用写真撮影、楽しんでいるのでしょうけれど、日本に来たら、もう少し違う側面を学び、気づきを得てお国へ帰られる方も少しはいてほしいなどと、小さな期待を抱きつつ、奥ゆかしさや忖度は日本人同士だから通用する独特のもの。声に出して伝えず、きっと汲んでくれると、かの国々の方々に期待する所にズレが生じるのではないかと思う次第です。壊したくないカタチ、守りたいキモチ、本当に悩ましいものですね。
(編集部anan)
投稿9月号の編集部だよりは海外旅行保険 の最初に登場しました。
8月号の編集部だより
2017年07月12日 category:編集部だよりはじめに、この度の九州北部豪雨により犠牲になられました方々に深い哀悼の意を捧げ、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
昨年の熊本地震に続き、九州でまたも災害が発生しました。甚大な被害をもたらした豪雨に、数日も経たず鹿児島でも地震が起きたことに驚きます。これまでにも日本は数多くの災害に見舞われてきました。また、世界的に見てもその頻度は高まっているように思います。地球温暖化による気象変動、地殻変動などなど、私たちの日常では想像もつかない変化が地球に起きているのでしょう。自然が持てる力なのか、地球規模での人間活動に起因する変化なのか、改めて日々の暮らしから見直し、自然に対する畏敬の念を抱かずにはいられません。そしてまた、被災した方々が苦しみや悲しみを抱えつつ、乗り越え、また新たに立ち上がる姿、そばでご支援される方々の優しさ、人間の生きる力の強さと尊さ、素晴らしさを学ばせて頂く思いに駆られます。
宗像大社沖津宮.JPG(Wikimedia)
さて、福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産への登録が決定されました。8つの構成資産から成る遺産群の登録は、今年5月のユネスコ諮問機関の勧告を覆しての決定でした。沖ノ島は、荒海でも名高い玄界灘に浮かびます。福岡県内の校歌に玄界灘が荒々しいことが謳われている学校も沢山あると思います。現代の大きな船でも荒れた玄界灘を渡るのは、たやすいことではないそうです。古代、その海を往き交う中で、荒ぶる空と海を鎮め、航海の安全を祈願し、その信仰が今にも形を変えず残っているのは奇跡的なことです。出た船が戻らないことがある度に、自然を恐れつつ、その度に祈りを捧げ、信仰は厚く深くなったことでしょう。まさに自然への畏敬の念そのものではないでしょうか。
世界のあちらこちらで不穏な出来事があり、災害が起こり、このようなニュースに晒される毎日の中にいると、自然と対峙する強さを身につけながら、人もまた自然の一部であることを謙虚に受け止めたいと我が身振り返りながら思う次第です。被災された方々の一日も早い復興と、世界が平和であるように祈らずにはいられません。
(編集部anan)
投稿8月号の編集部だよりは海外旅行保険 の最初に登場しました。
8月号の編集部だより
2017年07月12日 category:編集部だよりはじめに、この度の九州北部豪雨により犠牲になられました方々に深い哀悼の意を捧げ、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
昨年の熊本地震に続き、九州でまたも災害が発生しました。甚大な被害をもたらした豪雨に、数日も経たず鹿児島でも地震が起きたことに驚きます。これまでにも日本は数多くの災害に見舞われてきました。また、世界的に見てもその頻度は高まっているように思います。地球温暖化による気象変動、地殻変動などなど、私たちの日常では想像もつかない変化が地球に起きているのでしょう。自然が持てる力なのか、地球規模での人間活動に起因する変化なのか、改めて日々の暮らしから見直し、自然に対する畏敬の念を抱かずにはいられません。そしてまた、被災した方々が苦しみや悲しみを抱えつつ、乗り越え、また新たに立ち上がる姿、そばでご支援される方々の優しさ、人間の生きる力の強さと尊さ、素晴らしさを学ばせて頂く思いに駆られます。
宗像大社沖津宮.JPG(Wikimedia)
さて、福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産への登録が決定されました。8つの構成資産から成る遺産群の登録は、今年5月のユネスコ諮問機関の勧告を覆しての決定でした。沖ノ島は、荒海でも名高い玄界灘に浮かびます。福岡県内の校歌に玄界灘が荒々しいことが謳われている学校も沢山あると思います。現代の大きな船でも荒れた玄界灘を渡るのは、たやすいことではないそうです。古代、その海を往き交う中で、荒ぶる空と海を鎮め、航海の安全を祈願し、その信仰が今にも形を変えず残っているのは奇跡的なことです。出た船が戻らないことがある度に、自然を恐れつつ、その度に祈りを捧げ、信仰は厚く深くなったことでしょう。まさに自然への畏敬の念そのものではないでしょうか。
世界のあちらこちらで不穏な出来事があり、災害が起こり、このようなニュースに晒される毎日の中にいると、自然と対峙する強さを身につけながら、人もまた自然の一部であることを謙虚に受け止めたいと我が身振り返りながら思う次第です。被災された方々の一日も早い復興と、世界が平和であるように祈らずにはいられません。
(編集部anan)
投稿8月号の編集部だよりは海外旅行保険 の最初に登場しました。