2012年09月24日 category:ドバイ特集

Dubai / eGuide Travel
高カロリーな食生活で、肥満が社会問題化しているというドバイ。そんなドバイの救世主として話題を呼んでいるのが、この優しい眼差しの「ラクダ」です。
ラクダから採れるミルクは、低脂肪なうえにビタミンCが豊富で、牛乳よりもヘルシーだといわれています。元々、砂漠を旅する人にとっては欠かせない飲料でしたが、今や商品化されて、スーパーに並ぶ時代となりました。代表的な商品名は「キャメリシャス」。ボトルには、コミカルなラクダが描かれています。
ミルクそのものはちょっと…という方は、優雅なカフェに繰り出してみませんか?ドバイのカフェでは「キャメル・ラテ」や「キャメル・チーノ」といった、ラクダミルクを使用したコーヒーを味わうことができます。
おすすめは、モール・オブ・ジ・エミレーツ内にあるチョコレート店「アルナスマ」の併設カフェ。日本でも話題になりましたが、アルナスマはラクダのミルクを使用した「キャメルミルクチョコレート」を開発したメーカーです。このショップでは、ドリンクを注文するとチョコレートも付いてくるので、ラクダ尽くしのティータイムにはもってこいです。
ちなみにラクダの「肉」も低カロリーで高タンパク、低コレステロールといった健康食材です。ドバイの歴史地区パスタキヤに行けば、新鮮なラクダ肉を調理してくれる「ローカル・ハウス」というレストランがあります。低カロリーというとパサついた肉質を連想しますが、牛肉に似てジューシーで、とりわけチーズとの相性は抜群だそうですよ!
★ラクダを食べるより、乗ってみたい!というあなたへ。
2012年09月24日 category:ドバイ特集

Lebanese chicken / AnneCN
世界中の人が集まり、多国籍の食文化が交錯するドバイ。
フレンチや中華など世界の美食が勢揃いしていますが、せっかくなら地元の料理を味わいたいもの。そこで、ホテルなどのアラビアンレストランを覗いてみるわけですが、ドバイで提供されているアラビア料理は、厳密にいうと「レバノン料理」なのです。
レバノン料理はハーブ類やトマトなどの野菜をふんだんに使っているのが特徴で、見た目にも鮮やか。トルコやシリア料理との共通点も多く、皆さんご存知の「ケバブ(焼肉料理)」や「ホモス(ヒヨコ豆のペースト)」などもその代表格です。
一方、ドバイの伝統食に近いものとしては「湾岸料理」と呼ばれるものがあります。こちらはアラブ首長国連邦(UAE)などアラビア湾沿いの国に伝わる料理で、米や魚介類などを中心としています。ブイヨンで炊いたご飯の上に、鶏肉などを乗せた「マンディ」という料理が代表的です。素朴で地味な印象ですが、「レバノン料理よりも好き!」という声もちらほら。ぜひ食べ比べてみたいものです。
そんな中、待望のドバイ料理の専門店が昨年オープンしています。その名も「アルファナル」。ここは、古き時代のドバイを忠実に再現したレストランで、店内はまるで歴史博物館のよう。目でも舌でも、充実した時間が過ごせそうです。ドバイ在住の方によると、ここではUAE名物の銀製品を購入することもできるようです。
ところで、ドバイといえばイスラムの国。気になるのが「飲酒」の可否ですが、認可されたホテル等のレストランに限り、楽しむことができます。お酒好きの皆さん、悪しからず!
ちなみに、レバノン産のワインは美味しいそうですヨ。
★「ドバイ6日間の旅」のモデルプランを見てみよう!
2012年09月24日 category:ドバイ特集

Dubai_242 / HooLengSiong
ビル群や砂漠で、なんだか乾いたイメージのあるドバイ。でも意外と湿気が多く、夏は50度近くまで気温が上がりながらも、紙類がふにゃふにゃになるというから驚きです。
そのため、クーラーで室内をキンキンに冷やすのがこの国の常識。シッピングモールなどは、外気からは想像がつかないほどに冷やされています。宗教上、肌の露出を避けたいイスラムの国ですが、ドバイでは冷房対策の面でも慎重に衣類選びをする必要がありそうです。
実はこの気候条件、ドバイでの「お部屋探し」にも影響しています。ドバイでは日本のように南向きの物件に人気が集まることは少なく、むしろ陽当たりの良い部屋は暑いので嫌われます。別荘でも購入してドバイに住んでみようかなという方は、ぜひ参考になさってくださいね。
ちなみに、ドバイの豪邸には必ずといっていいほど「噴水」があります。これは暑さをしのぐ意味もありますが、砂漠と共に生きてきたドバイでは、貴重な水をふんだんに所有していることが、富の象徴でありステイタスなのです。一方で、ドバイ急成長のさなかに乱立されたマンションなどでは「水漏れ」の欠陥が多いとのこと。中には残念な「噴水」もあるという、ちょっと皮肉なお話です。
さて、お散歩がてらゴージャスな建物を見て回りたいなぁ…なんて思った皆さん。ドバイでは住所の概念がアバウトなため、「番地」というものが存在しません!なので、散策の際には地図が必須。通りや建物の名称を正確に覚えて、目的地の電話番号を控えておくことをおすすめします!
★ベストシーズンは10月~4月!そんなドバイに「ロングスティ」したくなったら。
2012年09月24日 category:ドバイ特集
2012年08月03日 category:ノルウェー特集


NORWAY / Michael Gwyther-Jones
読み終えたばかりの短篇を閉じる。
デッキの風は思いのほか強くて、人の姿はまばらだ。
視線を感じて振り向くと、10歳ぐらいの少年だった。
手には僕の帽子。いつの間にか飛ばされたらしい。
僕が手をあげると、少年はホッとした顔で駆け寄ってきた。
「ねぇ、それ面白い?」
情けない男の恋愛話だったが、笑顔で彼に渡す。
フィヨルドの夏。今年は、やけに爽やかな風が吹く。



edvard munch – the scream 1893 / oddsock Viking Ship Geiranger Ffiord Norway / Leshaines123
Open-face sandwiches at cafeteria in Flåm / tuey Bergen, unesco site 01 / dulcimer61
スカンジナビア半島の西側に位置し、氷河の芸術「フィヨルド」と共にある国、ノルウェー。複雑に入り組んだ地形は、この国に穏やかな港と豊かな漁場をもたらした。ノルウェーに疎くても、ノルウェー産のサバに、たっぷりと脂が乗っていることを知る日本人は多い。
フィヨルドは、険しい岩肌を露わにしたかと思えば、なだらかな山並みに懐かしさと安らぎを漂わせる。それは場所ごとに異なる表情を浮かべて、見る者の心にゆっくりと染み入る。北欧のショパンといわれた作曲家グリーグは、のどかなフィヨルドの村に創作小屋を建て、巨匠ムンクは、幻覚で見た夕景のフィヨルドを、あの名画をもって世に吐き出した。
夏には白夜が、冬にはオーロラが空を舞うノルウェー。この絶景の連続に、旅するあなたが歓喜の「叫び」を上げることは、もはや避けようがない。
2012年08月03日 category:ノルウェー特集
新鮮!ノルウェーの魚市場

Expensive but goooood / phunkstarr
★ノルウェー・フードフェスティバル&料理選手権大会
【2012年8月22日~26日】
★広島アステールプラザで「ノルウェー・アニメーション特集」
【2012年8月23日~27日】
★フィヨルド観光の街ベルゲンで聴く「バロック音楽祭」
【2012年11月25日~12月3日】
★学費は原則不要!世界が注目するノルウェー留学とは?
2012年08月03日 category:ノルウェー特集

Cafe life in Oslo / blackbird76
ノルウェーは、世界有数のコーヒー消費国です。
どのくらい飲むかというと、国民1人あたり1日に5~6杯。朝から晩まで約2時間おきに飲んでいるイメージでしょうか?そしてノルウェー人は、新聞をよく読みます。コーヒーと新聞の関連は定かではありませんが、想像しただけでも知的な香りが漂ってきますので、おそらく相互に作用しているのだろうと私はみています。
ノルウェーは、カウンターの向こうでコーヒーを淹れてくれる、「バリスタ」の聖地でもあります。バリスタの世界には、その技や能力を競う「ワールドバリスタチャンピオンシップ」という大会があります。2000年にその初代チャンピオンとなったのが、ノルウェー代表のロバート・トーレセン氏。ノルウェーでは彼を筆頭に多くのバリスタがこの大会を巣立ち、各地にカフェをオープンさせています。
そんなノルウェーへは、バリスタ修行に訪れるプロも多いそうですが、一般の愛好家に向けたコーヒーのカッピング(テイスティング)教室なども充実しています。コーヒーを1日に何杯も飲み、教室にも通っているとなれば、消費者の舌も相当に肥えているというもの。この環境によって、ノルウェーのバリスタも鍛えられていくのですね!
そんなわけで、首都オスロのカフェは、どこを覗いてもクオリティが高いことで有名です。浅めの焙煎が主流といわれるノルウェーコーヒー。あなたも新聞を読みながら、ノルウェーのカフェで過ごしてみませんか?
★そんなノルウェーに「ロングステイ」したくなったら
2012年08月03日 category:ノルウェー特集
トナカイのステーキ

Reinsdyrsteik (reindeer steak) at Vågsbunnen Restaurant, Bergen / tuey
サーモンやロブスターなど、魚介類の美味しさが際立つノルウェー。でも、たまには肉類もどうでしょうか?
ノルウェーで食される肉類は、狩猟によって捕獲される「ジビエ」が中心です。中でもトナカイは、ノルウェー北部で伝統的に遊牧されてきた貴重なタンパク源。脂肪分が低く、鉄分が多いという栄養面でも優れた食材です。
赤身のため、硬くて血の匂いが気になるという声もありますが、下処理が十分に行われていれば大丈夫。煮込んでスープにしたり、フィレ肉をローストしてベリー系のソースを添えるのがポピュラーな食べ方です。保存食として燻製や塩漬けにもされています。
トナカイ肉などのノルウェー伝統料理を味わうなら、オスロ市庁舎からも近い「エンゲブレット・カフェ」がおすすめです。ここは一軒家だった建物を改装して造られたレストランで、「人形の家」で知られるノルウェー出身の劇作家、イプセンが訪れた店としても有名です。
店内は重厚な雰囲気ですが、ランチタイムにはビュッフェもあるので気軽に利用できます。予算の目安はランチで150Nkr.(約2,000円)から。ディナーはランチのおよそ2倍です。食事はもっと安く上げたい!という場合には、オスロ中央駅近くの大型スーパー「メニィ」などを覗いてみてはどうでしょうか?
スーパーには、デリ・コーナーが充実しているので、外食するより手軽に食事を調達できるうえ、ちょっと変わったお土産選びにも重宝します。「トナカイ肉の燻製」をはじめ、「シシャモのキャビア」や「サバのパテ」など、一杯やりたくなるような美味にも出会えますよ!
★いろいろ食べてみたい!ノルウェーの名物料理はこちら
2012年08月03日 category:ノルウェー特集

Aurora Borealis / zhengxu
生きているうちに一度は見てみたい景色のひとつに、「オーロラ」があります。
それは自然の成せる業とは到底思えない、ファンタジックな発光現象です。北欧では、死者と生者の架け橋という伝説もありますが、オーロラが光るしくみは至って科学的。太陽から放たれた荷電粒子が、大気中にある酸素や窒素の粒子と衝突して起こる現象です。
磁場の影響を受けるオーロラは、地球の両極を中心として「観測しやすい場所」というものがあります。ドーナツ状になったこの地帯は「オーロラオーバル」と呼ばれていて、北極側ではカナダやアラスカ、北欧などが含まれます。ノルウェーでは「トロムソ」や「ノールカップ」「アルタ」「ロフォーテン諸島」「キルケネス」などの地域です。
中でも「トロムソ」は、おすすめの観測場所。ここはノルウェー北部最大の都市で、通称「北のパリ」と呼ばれるほど洗練された街です。シーフードが美味しいのはもちろんのこと、大学や各研究機関が集まる学術都市で、美術館やギャラリー、ノルウェー最古の映画館(現役!)などの見所も満載です。
しかしながら、オーロラは自然現象なので旅行中に絶対観測できるとは限りません。海が近い北欧は天候が安定しないこともあり、アラスカやカナダ(イエローナイフ)に比べると観測成功率が低いという難点もあります。とはいえ、観光面での充実度は群を抜いているので、大らかな気持ちでオーロラを待てる場所ともいえます。
メキシコ湾暖流の影響で、冬でも比較的過ごしやすいといわれるノルウェー。長年の夢を叶えるなら、観測に適した9月~3月に長期で滞在してみませんか?
★オーロラの街「トロムソ」をもっと知りたい!
2012年08月03日 category:ノルウェー特集