【保存版】海外旅行中の病気予防、時差ぼけ対策

2019年12月23日 category:安全情報 | 旅行準備 | 特集一覧

海外旅行では、日常以上の行動量、緊張やストレス、環境の変化など年齢に関係なく、体調を崩す要因が色々とあります。日頃、体力に自信があっても過信は禁物。体調不良や時差ぼけがあっては、せっかくの海外旅行が楽しめなくなってしまいます。予防できるものならしておきたい!

2020年始の特集は、年末年始を皮切りに、卒業旅行など春先の旅行シーズン、GW、夏休みなど海外へ出かけることが決まったら、ご一読いただきたい【海外旅行中の病気予防、時差ぼけ対策】をお送りします。体調は万全に、そして@とらべるをお守りがわりに、2020年も海外旅行で素晴らしい体験をしていきましょう!

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1、機内で気をつけたいこと

機密性の高い飛行機には、大勢の人が乗り合わせています。そして超乾燥、目に見えない様々なウイルスも停滞、気圧の変化と、長距離飛行になるほど環境はよくありません。
休暇旅行の前に仕事で無理をして「飛行機の中で眠れるから」と、徹夜で乗り込むということはありませんか?
こういった睡眠不足や疲労で免疫力が下がっている状態の時に飛行機に乗ると、体調不良を引き起こしやすくなります。

 

◆マスクを着用

マスクをしていると、自分自身の呼気で鼻、のどが潤います。乾燥によるウイルスの侵入を防ぎましょう。

 

◆水分補給

機内では眠りたい、でもアルコールはほどほどに。機内で寝すぎると、その間水分が摂れませんし、時差ぼけを起こしやすくなります。アルコール、お茶、コーヒーなどは、水分摂取したつもりでも、利尿作用が大きいので要注意です。ミネラルウォーターでの水分摂取も忘れずに。
乾燥は、女性や赤ちゃんのお肌にも大敵。お顔に吹きつけるミネラル水のスプレーで乾燥を防ぎましょう。

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◆適度にストレッチ

血流がわるくなり、血栓ができるエコノミークラス症候群、最近よく耳にしますね。
座席に座ったままでもできるストレッチ、トイレに立つ際、トイレ前でストレッチなど、適度に体を動かしましょう。
それから、あまり体を締め付けるような服装ではなく、リラックスできるゆるいものの方がいいでしょう。

 

◆こちらもご参考に

JAL「快適な空の旅のために」
~旅立つ前に~機内で発生しやすい症状とその対処法・・・続きを見る

~飛行中~一般的な注意・・・続きを見る

 

 

2、旅行中、気をつけたいこと

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◆睡眠を十分に取ること

しっかり睡眠がとれず、その日の疲れを翌日に持ち込んでしまうと免疫力も下がり、ちょっとしたことでお腹をこわしたり、風邪をひいてしまいます。帰国後、すぐに日常に戻れるようにするためにも、病気の元となる睡眠不足はNGです。

 

◆やっぱり水分摂取は大事

熱帯のアジア方面へ行かれる方はもちろんですが、ヨーロッパ、中東なども、体で感じる以上に乾燥しています。喉の渇きを感じず、汗で水分を奪われていることも多いので、トイレに行きたくなるからと気にせずこまめに水分は摂りましょう。

 

◆脂っこいものを取り過ぎない、食べ過ぎに注意

旅先で、体調不良はおなかからくるのがとても多いです。海外の食事は、どうしても脂っこいものが多く、ここでしか食べられないなどと思うと、つい食べ過ぎてしまいます。胃もたれや下痢で、旅行が楽しめないということにならないよう注意しましよう。

 

◆無理なスケジュールは組まない

旅行前から、ガイドブックなどで綿密に旅のスケジュールをびっしり決めておく?日本とは交通事情も文化や習慣も違うので、日本にいる感覚で物事がすんなり進むということはまずないと考えたほうがいいでしょう。予定はゆるく、スケジュール変更も大らかに対応したいものです。決めた通りに旅を進行させるため、急いだりイライラするのは避けたいですね。また、旅行中では日常よりはるかに歩く距離も時間も長いです。適度に休憩をとりましょう。

 

◆風邪薬、胃薬など基本的な常備薬を持参する

現地で手に入れようと思っても、言葉が通じない、信用できる薬か?飲む量がわからないなど不安はいっぱいです。常備薬を箱ごと持っていかずともお守り程度に数回分、ポーチに入れておくだけでも、助かったということがあります。ツアーに参加している場合などは、「あれ?おかしいな」と思った時点で、添乗員さんに相談しましょう。
それから、旅行中はビタミンCを摂取すると、疲労回復、風邪予防につながるそうですよ。ホテルの朝食ビュッフェで、毎朝オレンジジュースを飲むといいですね!

 

 

3、時差ぼけ対策

 

 

「時差ぼけ」とは、睡眠周期と体温周期にずれが生じ、体内時計が狂ってしまう事で起きる状態を言います。​

人間の体内時計は、24時間よりも長くなる方向には適応しやすいようにできています。ですから1日が短くなる東に向かう時に、体内時計を合わせ辛く、西向きよりも強くでると言われています。たとえばハワイへ行く場合、ほとんどの便が日本を夕方遅くから夜に出発します。夜7時に日本を出発すると、フライト時間は7時間前後、時差が-19時間なので、ホノルル空港には朝の7時ごろ(日本時間では深夜2時)に到着します。日常だとぐっすり眠っているはずの時間に朝が来てしまうってことですね。これに体内時計、つまり体がついていかないので、ハワイに着いてもすっごく眠い!ということが起きてしまうのです。
逆に、ヨーロッパ方面への旅行の時は、帰国時が東向きになりますので、帰ってからいつまでもきつい、疲労が抜けないということが起こります。では、なんとか時差ぼけにならず、行った先でおもいっきり旅を楽しみ、帰ってからもすぐに日常を取り戻せる方法はないのでしょうか? 予防や対策を見てみましょう。

◆滞在期間が2、3日の場合

出発前に十分な休養と睡眠をとっておきましょう。現地時間に無理にあわせず、日本時間の夜間にあたる時間帯にまとまった睡眠をとるようにして日本のリズムを保った方が楽な場合もあります。

 

◆滞在期間が比較的長い場合

出発前に十分な休養と睡眠をとっておきましょう。
東方(アメリカなど)への旅行場合、数日前より少しずつ早く床につき早起きをするようにしましょう。西方へ向かう場合(ヨーロッパなど)はその逆に遅く寝て遅く起きるようにします。
機内では、まず時計を到着地の時間に合わせます。フライトが東方行きの場合にはなるべく早く眠っておくようにします。到着後は、現地時間に合わせて行動しましょう。

へ行くときは、早寝早起き
西へ行くときは、遅寝遅起き

 

◆現地で太陽光の利用

滞在地では強力な太陽光線による明るさを利用して体内リズムを現地の時間に早く同調させるようにします。

例)アメリカ西海岸へ飛行した第1日目は、現地の正午頃(日本の午前)から海岸やプールサイドで日光浴や散歩、買物、スポーツ(速歩、水泳テニス、ゴルフなど)をするとよいでしょう。

 

◆機内での過ごし方

機内では、現地の時間に合わせて睡眠をとります。現地が夜なら眠り、朝になったら起きましょう。眠る準備として、アイマスクや耳栓を、機内に持ち込むことをお忘れなく。また、眠れないときには、アルコールを少し飲むのも良い方法です。でも、飲みすぎは禁物。飛行機の中は気圧が低く酸素も少ないので、地上に比べて酔いが早く回ってしまいます。

目を覚ましておくためには、コーヒーなどでカフェインを摂ると効果的です。ただし、カフェインの作用は、若い人で1~2時間、高齢者では5時間以上も続くことがあるので、注意が必要です。コーヒーや紅茶には利尿作用もあるので、逆に水分不足になってしまうこともあります。コーヒーやお茶を飲むときには、ミネラルウォーターも一緒に摂りましょう。

 

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他の人の迷惑にならない程度に、機内を歩くことは、目を覚ます効果以外に、エコノミークラス症候群の予防にも役立ちます。

国際線では、到着地の時間に合わせて食事が出てきます。このとき、少しでもよいですから、食べておきましょう。胃腸には、第2の体内時計があります。食事することでこの体内時計が、現地の時間に合ってくるからです。

 

◆時差ぼけにはアロマも有効

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<不眠に悩まされるとき>

時差ぼけの不調で一番多いのが不眠。そんなときにはやはりラベンダー。ラベンダーは睡眠を促し、からだの中のリズムを整える香り。ホテルのバスタブにお湯をためてラベンダーを2滴入れてよくかき混ぜたら、からだをつけます。目を閉じてゆっくりと香りを吸い込みましょう。お風呂から上がったら、残り香があるバスルームの扉を開けたままベッドに入るのもいいでしょう。ラベンダーのほのかな香りで睡眠の長さだけでなく、質が回復され、次の日から少しずつ眠れるようになるでしょう。

他には、サンダルウッド、クラリセージ、マジョラム、カモミール・ローマンなどもおすすめです。折りたたんだティッシュにたらして、枕元において置くのも効果的です。


<眠気に悩まされるとき>

なんとなくだるかったり、頭がぼ~っとして目が覚めないときはペパーミントやローズマリーがオススメ。ジュニパーのような木の香りも良いですね。ハンカチに1滴落として携帯してみましょう。リフレッシュして頭がスッキリします。
(※注意:ローズマリーは、高血圧、てんかん発作のある方の禁忌となっています。)

 

参考になりましたか? ほんの少し気をつけるだけで、快適な旅ができれば、海外旅行そのものがリフレッシュとなって、帰国後また一段と頑張れますね。
2020年も皆さまの海外旅行が、安全で有意義なものとなりますように!

 

投稿【保存版】海外旅行中の病気予防、時差ぼけ対策三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

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