旅のポイントお伝えします。その2【ラパス〜ウユニ旅行記前半】

2020年06月23日 category:南米

コロナ禍直前、弊社スタッフが体験した南米旅行記をお伝えしています。前回のクスコ・マチュピチュ編に続き、今回お伝えするのは、ボリビアです。ウユニ塩湖を目指し、まずは首都のラパス”に入ります。異次元の世界に迷い込んだ様な景勝地「月の谷」、ボリビアならではの「塩ホテル」をご紹介します。

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*「旅のポイントお伝えします。その1」クスコ・マチュピチュ旅行記はこちら

◆ラパス

クスコからアマゾナス航空(※1)で、1時間のフライト。ラパスへ到着しました。
ラパスは世界一標高の高い首都で、街はすり鉢状になっています。すり鉢の一番下の標高が3800mで、空港はてっぺん近くの標高4082mです。街の低い地域には高級住宅や高層ビルが立ち並び、上に行くほど貧困層の暮らす家が密集しています。人口もかなり増加しているので、限られた土地に所狭しと住宅が並び、急こう配にも家が犇めいています。空気の値段=土地の値段とも言われており、治安も上へ行く方が悪くなります。

すり鉢状になったラパスの街

 
ラパス低地部分   勾配の強いラパスの道

 

 

ラパスはボリビアの事実上の首都で、世界一の高所にある首都といわれています。アンデス山脈の盆地にあり、その標高は 3,500 m を超えています。隣接する高原大地にあるエルアルト市の背景には、雪に覆われた 6,438 m のイリマニ山がそびえています。ロープウェイのミテレフェリコに乗って街の絶景を望むことができます。(Google)

国の正式名称:ボリビア多民族国 Estado Plurinacional de Bolivia
憲法上の首都はスクレ。1900年以降事実上の首都は、政府中枢機関のあるラパス になった。
言語:スペイン語、ケチュア語、アイマラ語他
時差:日本より13時間遅れている。夏時間はない。

通貨:ボリビアーノ 1Bs.=約16円 (2020.6月現在)

 

今回のラパス滞在は3日間。移動日を除くと丸フリーなのは1日なので、効率よく観光をする為に事前に現地在住の日本人ガイドさんをお願いしました。フォルクローレ歌手の秋元広行さん。実はこの方、2012年に内閣国家官房室より「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」に選ばれた方で、新海監督と同じ年の受賞者だそうです。ガイドの途中で曲の披露もして頂き楽しい旅の思い出が増えました。

アンデスの民族音楽・フォルクローレ歌手の秋元広行さん

 

今回はあまり時間が無かったので、車を1日貸し切りで回りました。時間がゆっくり取れる場合は、路線バスやタクシーなどの移動手段もあります。

ラパスの観光名所として有名なのが、郊外にある「月の谷」。月面着陸で有名なアームストロング船長が名付けたそうです。海底隆起が起こり、そこが長い年月をかけて雨風で侵食されてその名の通り月面のような不思議な形になったとのこと。月を思い浮かべるかは別として、高い尖塔がいくつも連なる不思議な景色を見ながらのトレッキングコース(※1)は、どこか別の場所へ来たような気分を楽しめました。

月の谷(Valle de la Luna)

直訳すると「レディの帽子」

 

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今回は、滞在と開催曜日が合わず行くことは出来ませんでしたが、その他の観光スポットとして、泥棒市というフリーマーケットのような市とオバプロがあります。

泥棒市は、衣類や雑貨・電化製品・機械のパーツ・その他何に使うかよく分からない品々まで、新品・中古問わずありとあらゆるモノが売られる大規模な市です。泥棒して売っているんじゃないか!?というところから、誰かが言い始めた日本人間だけの通称だそうです。(ただしこれとは別に、本当に盗品が売っている店の並ぶ通りもあるそうです笑)

そして、オバプロは「おばちゃんプロレス」のこと。こちらも和名で、正式には「ルチェ・リブレ」や「チェリータ・レスリング」と言います。その名の通り、民族衣装に身を包んだおばちゃんレスラーがリングで戦うプロレスです。エンタメ要素も盛りだくさんの楽しめるステージだそうです。

 
ラパスの土産屋通り   カラフルなラパスの家並み

海の無い南米の内陸国で食べられる殆どが肉料理ですが、ラパスではチチカカ湖(世界一高い標高の巨大湖)があるため、魚料理を食べることができます。日本で言う鱒にあたる魚をフライにしてライムを絞って食べるシンプルな料理です。鱒なので臭みも無く淡泊で美味。肉料理が続く旅行期間中に、美味しい魚料理を食べられるのはありがたいです。

 
チチカカ湖の鱒料理   鱒のフライ

さて、ラパスではその高低差を利用して、市民の日常の移動手段として「ミ・テレフェリコ」と呼ばれるロープウェイが運行されています。交通渋滞が酷く、しかも標高差が激しくて地下鉄などを作る事が出来ないラパスならではの都市交通です。その路線はなんと10路線。もちろん観光客でも利用可能です。片道50円程で、手軽にラパスの街並みやアンデスの山麓を眺めることの出来る素晴らしい乗り物です。今回は行っていませんが、夜に行くと夜景がとても素晴らしいそうです。ただし、夜は治安の心配があり、利用する路線などの注意も必要なので慣れた方と一緒に行くことをお勧めします。一人歩きなどは絶対にNGです。

 

 
ロープウェイ路線図   ロープウェイ頂上駅

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◆ウユニ

翌朝、ラパスからボリビアーナ航空(※2)で1時間、ウユニ空港へ到着しました。ここから目指すのは、もちろんウユニ塩湖です。

 
ウユニ到着前の景色   ウユニ空港

 


まずは、空港からタクシーで10分程の街へ向かいます。ウユニ塩湖へのツアーを催している旅行会社が軒を並べる通りで、明日からのツアーの申し込み。日本から代理店を通じて事前予約という手もありますが、現地申し込みの方が安い&好きなツアーが選べるというメリットから、現地で申し込みをすることにしました。事前情報通り、沢山のツアー会社があり内容も色々。

今回は天候に恵まれそうだったので、1日目は昼間~夕日の塩湖を楽しみ、翌日早朝の日の出を見た後にチリのアタカマ方面への高地ルートを進む2泊3日のプライベートグループツアーにしました。(塩湖の時々の表情を見るために天候に合わせて数日間ウユニ塩湖へ通うパターンや、高地からそのままチリへ抜けるパターンなど、目的に合わせてそれぞれの楽しみ方がありました)

ツアーを申し込んだ後は、事前に予約していたウユニ塩湖そばのホテル「パラシオ サル」へ。

Palacio de Sal」とは「塩の城」という意味で、壁や天井・テーブルや椅子などが塩で出来ているホテルです。近くにも3軒ほど塩のホテルがありますが、ここが一番古く老舗とのこと。ただし2004年に改装工事をしているので、とても綺麗です。

 
パラシオ サル「塩の城」   塩のオブジェ

 

 
塩で出来た天井   塩のプロック

 

 
スタイリッシュなホテル内のプール   プールから眺める塩湖

 

 

塩湖のほとりに位置しているので徒歩で塩湖に行くことも可能で、プールの窓の向こう側には塩湖が広がっていました。

翌日、ホテルをチェックアウトしてウユニの街へ。いよいよ塩湖ツアーへ出発します。


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次回はいよいよウユニ塩湖!後半もお楽しみに。(つづく)

※1「月の谷」

月面を彷彿とさせる「月の谷」には遊歩道が整備され、巨大な迷路の渓谷を散策することが出来ます。トレッキングコースは15分コースと45分コースがあり、入場料15ボリビアーノ(約240円)。

※2.南米大陸内の飛行機移動

移動は、ほとんど南米のLCC航空になります。今はインターネットがあるので、HPや比較サイトなどから予約可能で、オンラインチェックインのおかげでリコンファームも基本的にはしなくても大丈夫でした。スマホでフライト情報もチェックできます。

今回の旅で、欠航や大幅な遅れなどの飛行機に関する大きなトラブルはありませんでしたが、出発時間の事前連絡の変更は数回(殆どが数十分単位)で、1個所は午後が無くなり早朝のみになったので、旅程を少し変更しました。元々、ある程度のフライトトラブルを予想した行程にしていたので、旅行自体に影響はありませんでしたが、やはり南米は万が一欠航でもOK大丈夫!くらいの余裕ある行程が安心です。

投稿旅のポイントお伝えします。その2【ラパス〜ウユニ旅行記前半】三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

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