海外旅行再開に向けたステップ

2021年03月24日 category:特集一覧

世界中の人々の自由な往来が止まって1年になります。いよいよワクチン接種も開始されましたが、往来再開にむけての状況はどのようになっているのでしょうか? 入国に関して緩和の動きも出てきています。 GWも間近に迫り、海外旅行へ行きたい方にとっては、待ちきれない思いが溢れていることでしょう。今回は、海外旅行再開までのステップをお伝えします。

 

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再開に向けたステップ

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  3. 1. 外務省発出の危険情報レベルの引き下げ

    旅行会社が現地の治安安全状況を判断する外務省の危険情報において、現在、世界中のほとんどの国・地域について、レベル2「不要不急の渡航は止めてください」以上が発出されています。この危険情報がレベル1「十分注意してください」以下になることが必要です。

     

    2. 旅行先の国や地域が日本からの入国受け入れ再開すること。

    3月23日現在、外務省が発表している日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置をとっている国は93の国や地域です。また、入国に際しての条件・行動制限措置をとっている国は160の国や地域となっています。海外旅行再開のためには入国後の行動制限が解除される必要があります。各国の行動・移動制限は状況に応じて流動的です。それぞれの国が旅行者を受け入れる環境を整えることも必要となってきます。

    外務省:

    新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置
    及び入国に際しての条件・行動制限措置

 

3. 日本帰国時の隔離など入国制限の緩和

現在は観光目的の渡航は、帰国時のPCR検査結果にかかわらず、14日間の隔離が求められています。この条件は、たとえ相手国が入国を緩和していたとしても、日本人旅行者にとっては、帰国時の重い足かせとなっています。この入国制限が緩和されることが、また一つの再開の目安になります。

※日本への帰国者の制限は以下

◆出発する国で、出国前72時間以内で新型コロナウィルスの検査を受け、その証明を提示すること。
◆入国時にも新型コロナウィルス感染検査。

◆現地での検査の実施、そしてその証明書が提出できない方に対しては、検疫所長の指定する場所で14日間待機することを要請。

◆国籍を問わず、日本入国時、空港検疫所へ「誓約書」の提出が必要。
・14日間の公共交通機関の不使用
・14日間の自宅等での待機
・位置情報の保存
・接触確認アプリの導入等

 

4. 日本と相手国を結ぶ航空路線の再開

現在、日本発着の国際線の8〜9割が運航休止しています。ビジネス往来が一部再開されていることから、徐々に運航は再開するものと思われますが、すぐにコロナ以前の路線がすべて戻ることは望めないでしょう。一部の試算によると回復するのは2025年までずれこむと見られています。

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5. 各旅行会社では、上記1〜4をふまえてパッケージツアーから再開が検討されている

【JTB】
現在、海外旅行再開に向けてさまざまな機関で検討が進められています。感染予防の徹底はもちろんですが、万が一の場合に適切な処置が求められるとすれば、海外旅行の第一歩は個人旅行ではなく、添乗員が同行するパッケージツアーになる可能性が高いと考えています。つまり、お客様の健康状態を一緒に確認し、必要に応じて現地の関係機関と連携することは添乗員同行ツアーだからこそ可能だからです。

 

 

6. 今現在まだまだハードルは高いのが現状

TRAVEL-MODE 2月号でお伝えしたカウアイ島のリゾートバブルが成功し、4月から自主隔離が免除になったというニュースがありました。モルディブでは、陰性証明が必要ですが、自主隔離措置は免除となりました。このように実際緩和の動きも出てきているので、海外旅行に全く行けないわけではなさそうです。ただし、様々に条件はありますので、予定日数や費用が以前よりかかることは考慮しなければなりません。

ハワイ・カウアイ島、新手法「リゾート・バブル」施策が成功、4月から入島後の自己隔離免除へ【外電】(2021.3.19)

 

3月24日現在、全てではありませんが旅行会社各社どのような催行状況なのか見てみると、JTB、HISでは、GW期間のツアーは中止もしくは空席待ちとなっています。6月からのスケジュールは出ていますが、流動的であることは把握しておきましょう。

 

例として各社ハワイツアーのカレンダーを添付します。(催行状況のみ)

◆ HIS

HIS ゴールデンウイーク特集海外ツアーより

 

◆JTB

JTB ゴールデンウィークの海外旅行・海外ツアー特集2021より

 

◆近畿日本ツーリスト

(2021 ゴールデンウィーク海外旅行・ツアー特集より)

 

状況は流動的であり、日本人が日本以外の国から別の国に渡航する場合(トランジットを含む。)に、渡航先の国が日本人の入国に制限を課すケースがある為、今のところ個人旅行は危険です。渡航を検討される際には、詳細な条件等について、必ず現地の日本国大使館・領事館や各国当局のホームページを参照するほか、在京大使館に確認するなど、最新の情報を十分に確認してください。

 

今月号の『世界の街から』では、台湾女子の鈴鈴さんが日本から中国への入国をレポートしてくれていますので、併せてこちらもご覧ください。

 

台湾女子 鈴鈴さんのブログ、『鈴鈴の台湾ガイドブック』より
中国情報|コロナ|深セン隔離体験レポートその一《全体編》

 

投稿海外旅行再開に向けたステップ三井住友海上 海外旅行保険の最初に登場しました。

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